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No.899 心意気だけはあります

3週間ほど前に「SY-70」(すぐやる70歳)を標榜したばかりの私です。
それかあらぬか、私の決意を試すかのように3か月に一度の「定期健診」で「糖尿病予備軍」の烙印をいただいてしまいました。
 
どこかの、いとやんごとなきお方の「ご落胤」なら格好もつきますが、こちらの「ご烙印」は、出来れば頂戴したくないもの、謹んでお返し申し上げたいものです。「楽隠居」の「御楽隠」は、はるか彼方のことのようです。
 
担当医からは、
「痩せんといかんよ!」
と言われ続け、
「今に目に物みせてくれる!」
と息巻いた昨年の暮れから今年の正月にかけて、
「ダイエットは明日から!」
級の標語が脳裡を支配し、餅のうまさ、酒の旨さ、料理の美味さに全く抗うことが出来ません。「美味しんぼ」好きの「賤しんぼ」の私は、みるみる「心弱きデブリン街道」をひた走っておりました。
「やは肌の ぶよんぼわんな 腰回り 乱れて今朝は ものをこそ思へ」
そんな感じです…。
 
その結果、定期健診で戴いたお墨付きが「糖尿病予備軍」の称号だったわけです。今の心境を五文字で述べよと言われたら、
「さもあらん。」
というほかありません。しかし、私は4月末に「古希」を迎え、「古希」は「克己」の謂いなるぞと自らに言い聞かせ、「SY-70」とまで大見得を切った男であります。善処するにしくはありません。
 
その第一段階として「麦茶」を飲むことを始めました。私の場合は、1,5Lの麦茶を煮出して、毎日朝・昼・晩の飲料水代わりにしたいと思っています。というのも
①夏場の熱中症予防のために、こまめな水分補給が必要だから。
②麦茶の成分「アルキルピラジン」に血液サラサラの効果があるから。
③麦茶に含まれる複数のポリフェノールが活性酸素を抑制してくれるから。
④麦茶はノンカフェインなので利尿作用がなく、胃の粘膜を優しく保護するから。
ということを知ったからです。
 
しかし、いくら飲みやすくても、1日2リットル以上も飲みすぎると、身体のむくみが出て逆効果になるそうです。また、麦茶は身体を冷やすので、過剰に飲み過ぎると冷え性になってしまうともありました。うまく付き合って、「予備軍元年」の今年から脱却したいと考えています。

勿論、食事や、おやつや、運動など、懸念材料は数々ありますが、3か月後に早くも結果が出るか否か?私の心意気が試されています。
 
「どちらかと云へば麦茶の有難く」
 稲畑汀子(1931年~2022年)


※画像は、クリエイター・こうたろうさんの、「友人が育てた無農薬大麦で作った麦茶です。」の1葉をかたじけなくしました。小麦色の味なヤツは、効きそうです!お礼申し上げます。