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No.1153 明日への希望

1999年7月の大予言がはずれ、20世紀最後の年の2月21日(月)のこと、高校2年生の某クラスに自習監督に行ったら、教室の背面黒板に、
「チャンスというものは、多くの場合、きつい仕事に姿を変えてやってくる。だから、ほとんどの人はそれと気づかない。」
と書いてありました。毎週、月曜日に書き換えられるのだと生徒が話してくれました。

部活生徒の多いクラスなので、担任としては言葉だけでなく、文字でもエールを送ろうとしたのでしょう。先生ご自身が、苦学生であり野球に励んだ経歴の持ち主であり、この言葉にも肯うところがあったのでしょう。

当時から、
「シャバダバ シャバダバダ シャバダバダ~ 
 娑婆駄馬 娑婆駄馬だ 娑婆駄馬だ~(?)」
の「駄馬」の私は、なかなかそんな境地には至りませんでした。人の嫌がる事を進んでやれる人間だったら、こんな私でも凡夫くらいにはなれたでしょうに…。

それにしても言い得て妙の教えです。クラス担任が考えたのかな?誰かの名言かな?と思って調べたら、アン・ランダース(1918年生まれ)というアメリカの女性ジャーナリストの言葉でした。
 
あの日から20年以上が経ちます。アン・ランダースは、黒板の記事の2年後の2002年に84歳で亡くなっていました。ふと、彼女の名言が他にないかなとさがしてみたら、

人間には、3種類の人しかいない──物事を起こす者、起こるのを眺める者、そして「何が起こったのか」ときく者。
 
というのがありました。私は、「チャンスはきつい仕事の中に姿を変えている」ことに気づかずに怏々としながら生活をし「物事が起こるのを眺めながら」ぼんやり生きてきた「まてーヤツ」(日田弁「愚かな奴」)だということに気づかされました。私は、高校3年間を大分県日田市で過ごしました。
 
精一杯生きたつもりでしたが、気づけばこのざまです。
それでも、明日は来ます。明日のあることは希望です。


※画像は、クリエイター・CHOP (╹ڡ╹AI )Canvaさんの、「50代SKYCHOPが デザインしたCanva画像 #Canva仲間と繋がりたい #Canva最強伝説 CanvacollageMagic」と説明のある1葉をかたじけなくしました。明るくて、はじけそうなクラスの雰囲気が素敵です。お礼を申し上げます。