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No.1165 「心探し」しています!

「一目惚れ」というのがありますが「一言惚れ」というのもあるようです。
 
「ラランド」をご存知ですか?
温泉保養施設名ではなく、男女のお笑いコンビ名(サーヤとニシダ)です。
 
その名の由来は、フランスの天文学者ジェローム・ラランド(1732年~1807年)が発見した星の名前にちなむとかいいますから、何とも知的なユニット名なのです。2014年に結成したお笑いコンビ「ラランド」ですが、うかつなことに私は知りませんでした。
 
そのコンビの一人、サーヤさんが、昨日放送の「チコちゃんに叱られる」に初出演しました。その日の放映は、「なぜ酢豚にパイナップルが入っている?」「カーブミラーが丸いのはなぜ?」「醍醐の味ってなんの味?」という3つの疑問に答えるものでした。ご覧になった方もおられるのではないかと思います。
 
私が感激したのはその番組の初めにサーヤさんが紹介された時のことです。
 チコ「トイレに行くとき、聞いてもいないのに大か小か報告し、行ってみて違った場合、ちゃんと謝るサーヤー!」
サーヤ「それはもう礼儀として、やらしていただいてます。」
 チコ「違った場合は、(報告しなくても)いいんじゃないの?」
サーヤ「予告と本編は、一緒じゃなきゃいけないんで。予告したものと違うものが出たら、報告する義務があるんです。」
 チコ「あっそ、わっかりましたー。」
サーヤ「なんで流しちゃうんですか?」
 チコ「あっ流しちゃうんだって、うまいこと言って、サーヤちゃん!」
サーヤ「大だけにね…。」
 
もう思いっきり笑ってしまいました!チコちゃんのツッコミもナイスです。
サーヤ「予告と本編は、一緒じゃなきゃいけないんで。予告したものと違うものが出たら、報告する義務があるんです。」
ユニークな才能が、言葉にほとばしります。確かに、予告しながら本編で外すことは人生にもありました。うまくごまかしたことだってあったように思います。彼女の一言に、反省することしきり。
 
そんな発想をトイレ事情にも活用するという彼女の個性が、いい色に輝いています。何か新鮮な主張であり、大も小もはじけた色に思えてくるのです。
 
本編の三つの疑問を解き明かす過程や斬新な企画も、十分に楽しませてもらいましたが、私はその導入部に、ひどく感心してしまいました。
 
サーヤさんの本名は、門倉早彩(1995年~)さん。О型の一人っ子だそうですが、キレッキレの滑舌と、打てば響く切り返しの速さ、その独特の感性に古希の爺さんの心があっけなくさらわれました。

「人探し」ならぬ「心探し」のポスターを張り出さねばなりません。