No.659 クイズはお好きですか?

私は、新入生への最初の授業で、いきなり名刺代わりのクイズを出すようにしています。何事が起ったかと、生徒たちは一気に集中してくれます。
 
「その日も、シンデレラは、継母にいじめられていました…。
『いいかいシンデレラ、この8L用のバケツと5L用のバケツを持って、あの瓢箪池に行き、6Lの水を汲んでおいで。さもないと、昼飯は抜きだよ!』
と言われたシンデレラ、泣く泣く2つのバケツを持って瓢箪池に行きましたが、あ~ら不思議。ちゃ~んと6Lの水を汲んできてしまいました。
 いったい、シンちゃんは(ここで、大概、含み笑いが起きます)、どうやって6Lの水を汲んだのでしょうか?
 ただし、2つのバケツの底の直径は同じだった。
 ただし、バケツに目盛りはついていなかった。
 ただし、瓢箪池には6Lどころか満々と水が溜まっていた。」
 
 「さて、みなさん、解けましたか?8-5は3だから、それを2回やればよいと考えた人、どうやったらそれが出来ますか?答えは、
①     まず、8Lのバケツいっぱいに水をくむ。
②     それを5Lのバケツになみなみに注ぐ。
③     8Lのバケツには3Lだけ残る。
④     ここで、5Lのバケツの水を惜しげもなく捨てる。
⑤     5Lのバケツに8Lの中の3Lを移す。
⑥     もう一度8Lのバケツいっぱいに水をくむ。
⑦     5Lのバケツに8Lの水を注ぐ。
⑧     5Lのバケツには、あと2Lしか入らないので、8Lのバケツに6Lが残る。
というやり方で、シンデレラは6Lを汲み、昼ご飯を美味しくいただきましたとさ。」
 
これは古くからある有名なクイズだったようですが、ある時アメリカの娯楽映画「ダイハード3」(1995年)を見ていて、同じようなクイズがあったので凄く驚きました。犯人サイモンからマクレーンに対する挑戦状です。

「ここに5ガロン入りの容器と3ガロン入りの容器がある。その2つを使って、正確に4ガロンの水を汲んで目の前の秤の上に置け。分量が間違っていれば爆発する。」
というメッセージでした。

私は、シンデレラ方式で解きました。
①5ガロン容器に水をいっぱい入れる。
②3ガロン容器に移すと、5ガロン容器には2ガロンの水が残る。
③3ガロン容器の水は、惜しげもなく捨て5ガロン容器中の2ガロンの水を移す。
④3ガロン容器には、あと1ガロンしか入らないので、5ガロン容器を再び満杯にし、3ガロン容器に1ガロンだけ注ぐと、あらま、5ガロン容器に4ガロンの水が残る。」
主役のジョン・マクレーン警部補よりも早く解けちゃいました。長年の最初の授業のクイズが役に立ちました。
 
ところで、「ガロン」って何者?我々には馴染みの薄いこの言葉の意味は、
「ヤード・ポンド法の体積の単位である。
1英ガロン=4,545963L
1米ガロン=3,785435L」
だとありました。
 
数年前の8月からスーパーマーケットに設置しているRO水「アピュア」を利用し始めました。少し水道水の臭いが気になっていたからです。コーヒーを美味しく淹れたいとも思っていました。

買い求めた1ガロン容器には、3,8Lとありました。米ガロンのほうが割高感があります。おそらく味の違いはないのでしょうが…。

※画像は、クリエイター・青猫@お休み中ですさんのタイトル「クイズです。」をかたじけなくしました。口角が上がります。お礼申し上げます。