セクシー田中さん

実はなぜか「セクシー田中さん」のテレビドラマを観ていたため、今もネット上で話題になっているこれに関連するニュースを関心を持ってみていました。

最悪の結末となってしまいましたが、原作者、脚本家、テレビ局のいびつな関係が浮き彫りになりました。
自分にとってはまったく知らない世界です。
ですからああだこうだ言うつもりはありません。

ただ、海猿のように原作者の思いが踏みにじられるケースが多かったらしいという事実がわかりました。
もちろんすべてではないでしょうけど。

原作者の自死という衝撃的な出来事のあとで皆ナイーブになっているときに、『「海猿」はクソ映画でした』と言うくらいなのです。相当なことなのでしょう。

「『海猿』はクソ映画でした」原作漫画作者がドラマ・映画が再放送されなくなった理由を衝撃告発!

「海猿」原作者が明かす、フジテレビとの絶縁の経緯 出版社とテレビ局は「映像化で一儲け」で利害一致

「海猿」「ブラックジャックによろしく」で有名な佐藤秀峰氏はついに気持ちが爆発してしまったのでしょう。
そして海猿から20年間ずっとモヤモヤしたままだったのでしょう。

しかしあれだけ大ヒットして原作使用料が200万円弱って。
搾取しすぎですね。

テレビ局側からしたら、「これであんたも有名になるんだからいいだろ」みたいな感じでしょうか。
まさにクソですね。

海猿グッズとかもフジテレビで販売していましたが、その収益もちっとも原作者には入らなかったのでしょうか。

本当にこの世界は知らないのでなんとも言えませんが、原作者にしたら自分の作品は自分の子供のような宝だと思うのです。
「映像化するのはかまわないけど、原作に忠実に」ってオーダーしても、それを無視され勝手に変えられる。
それじゃただ原作者の作品を真似た「別の作品」じゃないですか。
格安で原作を仕入れ、ちょこっと変えて、別の作品に仕上げて、儲けはすべて分捕る。
そういうシステムってことですよね。
ただただ原作者のアイデアを盗んでいるのと同じです。
原作者をバカにしすぎです。

アートにしろこのような作品にしろ、ゼロから新しいものを作るって大変なことだし、その人の才能によるものです。
それを使って何かビジネスをするというのであれば、やはり原作者の要望を第一に聞くべきだと思うのです。
テレビ局もちょっと思い上がりすぎですね。

あくまで個人の感想ですので。

ちなみにセクシー田中さんの脚本家の方の発言・書き込みもチェックしましたけど、なんかいやらしい書き方だなと思ったのは事実です。
しかし当然自分は当事者でも何でもありませんので、誰が悪いかとはわかりません。
でもでも、一緒に仕事をした(と言えるのか微妙ですが)人が自死をされたのです。
関わった関係者は自分に何か問題がなかったか考えるべきだと思います。
SNSに書き込みしてた人たちもです。

ネットニュースでは佐藤秀峰氏をはじめ多くの原作者の方が声を上げました。

しかし一方で、違う立場をとる原作者のネットニュースもありました。

日テレ『となりのナースエイド』原作者・知念実希人氏、ネット上での“原作ナシ”指摘に注意喚起「迷惑なのでお控えください」

あのク○ドラマの原作者がアイツだったとは…。
自分は観ていないですけど、第一話では、主人公が手術中の部屋にマスクもしないで怒鳴り込んできたとか。
絶対にあり得ない光景です。
現実なら速攻つまみ出されます。

この人、
「私は原作者として敬意を持った扱いをして頂いております」
な~んて思いっきりテレビ局寄りの発言しちゃってる。

元々長いものに巻かれるタイプなんでしょうね。
ドラマが原作に忠実なのかどうか知りませんが(読む気も観る気もまったくなし)、映像用に原作と大きく変えられていても上記のような発言をされているということであれば、「自分の作品にまったく思い入れがない」ということですね。
思い入れもないし、ご自由にどんなにいじってもいいから、ドラマ化・映画化して欲しいっていう、そこしか興味がないのかもしれません。
自分が少しでも有名になるために。

「自分は文句を言いませんから、どんどん自分の作品を使ってくださいね~」
というテレビ局向けのメッセージにしか聞こえません。

芦原妃名子さんや佐藤秀峰氏と比べ、どっちが本物のクリエーターか一目瞭然です。

こんなくだらないものがネットニュースで取り上げられるのも、コロナワクチンを熱烈に推奨し、ワクチンに反対する人々を汚い言葉で攻撃してきたご褒美なのかもしれませんね。
だって、内容的に超絶どうだっていいニュースですからね。
あの小説家がテレビ局からどのように扱われているとかまったく興味ないし、ネットニュースにするほどの内容ではちっともありませんから。

こういう人間もいるってことだけです。
ただそういう事実があるだけ。
いいも悪いもない。
こんなのを非難したって始まらないしエネルギーの無駄。
その分、いいことを考えたり、前向きなことにエネルギーを使う方がいいですね。
ってアイツのことブログに書いている時間ももったいない気がしてきた。

どんなに面白い脚本・ドラマにしようとも、二束三文で買い取って原作者の気持ちを無視して作られた作品より、原作者の気持ちをちゃんと反映したドラマを観たいと思いますし、そのようなしっかりと思い入れがある原作者を応援したいです。

「小説家」とか「医者」とか、職業を名乗る以上「本物」であり続けたいですね。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。