違和感

日本の歴史に残る衝撃的な事件が起きてしまいました。

冷静に物事を見るように努めている自分でさえ一報を聞いたときは動揺しましたし心がざわつきました。

今日は移動中もテレビで情報を仕入れていましたが、なんだか違和感ばかり感じました。

①SPが近くにいなかった
メディアでも警備体制の問題点をしてきするニュースがチラホラありますが、映像を見てもSPがちょっと離れてところに立っているんですね。
SPは要人の盾となる人です。
今回は銃が凶器となりましたが、日本では刃物で襲われるケースが多いと推測されます。
離れて突っ立っていたら、間に合いません。
今回SPは現場には一人いたようですが、安倍元首相の斜め後ろあたりにピッタリとついているべきだったと考えられます。
しかも、背部は誰も注意していなかったって、素人警備といわれても仕方ありません。
後ろは壁だったわけじゃないんですから。
あんなにも広々空間があるのですから、後ろにも目を光らせて、他の警察官を配置するのは当然のことです。
プロらしからぬ警備の仕方にすごく違和感を感じます。
そして、1発目の銃声のときにSPがまったく動いていないのです。
普段から相当な訓練をしているのですから、信じられないくらいの反射力で要人を守りに入るのがSPです。
これじゃあ、「どうぞどうそ撃ってください」と言っているようなものです。

②犯人の名前が1時間後に公表
銃撃から1時間程度でメディアでは容疑者の名前がバンバン報道されていました。
あまりにも早すぎます。
銃撃直後でバタバタしているにも関わらず、警察の記者クラブみたいなところでメディアに発表があったのでしょうか?
その名前が本当かどうかもわからないし、そもそも身元確認だってそんな短時間でおこない発表するものなのでしょうか?
ましてや、犯人が精神疾患だったら罪に問われない可能性だってあるのです。
刑法39条1項は「心神喪失者の行為は、罰しない」と規定されています。
被疑者に精神障害の疑いがあり、刑事責任能力がないと判断される場合には、実名報道は控える傾向にあります。
ただ社会的影響力の大きい事件や被疑者が逃走している事件に関しては、実名報道がなされることもあるとのことです。
確かに今回の事件は、「社会的影響力の大きい事件」ではあるけれど、それにしても早い時期に安易に名前を報道しすぎな感もあります

③銃撃シーンを流しすぎ
メディアでは、派手な銃声音が流れるシーンが報道されています。
かなり衝撃的なシーンです。
これを見て何も感じない人の方が珍しいと思います。
影像の下には注意書きが出てたりしますけど、テレビは一方的に情報を流すものなのですから、観たくない人にまで観せてしまうのです。
そして聞き慣れない発砲音も強制的に聞かせてしまうのです。
人の心理に対して少なからず影響を与えます。
当たり前のことなのに安易に繰り返し報道されているのに違和感を感じます。

④安倍元首相の心肺停止で倒れているシーンを流しすぎ
銃撃直後で倒れているシーンもメディア流されています。
しかも顔も隠さず、左胸の血の部分だけモザイクがかかっているだけ。
心肺停止の人の顔をここまで普通流しますかね?
大学病院のヘリポートでも、ストレッチャーで運ばれているシーンがそのまま流されています。
有名人ともなると、心肺停止になってもプライバシーはないのだろうか。
これまでのニュースでは、大事故や大事件でけが人が出たときは、運ぶときなどはブルーシートで隠していたりしますよね。
現場もブルーシートで隠したりします。
今回そんなのが一切なかった。
銃撃シーンも含め、なんか視聴者に心理的ストレスを与えることが目的のように思えてなりません。

⑤ドクターヘリをバッチリ写しすぎ
安倍元首相が乗っているドクターヘリが飛行して大学病院に着陸するシーンが、さらに高い高度を飛んでいるヘリからうま~く撮影しているシーンが流れていました。
ヘリを飛ばすのにだって準備が必要です。
しかも救助ヘリじゃなく報道ヘリなんだからなおさらです。
たまたま近辺を飛んでいた報道ヘリが捕らえられたのかもしれませんが、あまりにもうまく撮影しすぎです。

⑥「たまたま」すぎ
安倍元首相が今回の現場で演説するのは前日の夕方に決まったことだったようです。
つまり犯人は前々から計画することは不可能でした。
安倍元首相を殺そうと思って自作の銃を作っていた人間の自宅近くに、たまたま演説にくることになり、たまたま狙われてしまったのでしょうか。
しかもたまたま警備が素人レベルの警備だった。
あまりにも運が悪すぎるとしか言えません。
ちなみに犯人の自宅は今回の現場から一駅の距離だったそうです。
今回の現場の応援演説に急に入ることになったいきさつを知りたいですね。

⑦犯人の腕が良すぎ
自作のショットガンで至近距離から打ったとはいえ、2発で完全に絶命させられるのは相当な腕前です。
プロのヒットマン並みです。
そして、銃撃する直前の様子をみても素人とは思えないほど堂々としすぎています
自作で確実に仕留める殺傷能力のある武器を作れることも信じられません。
このような自作のピストルなんかは強度がないので撃った瞬間に爆発する可能性があり、間違えば自分が重症を負います。
あっ、自分が自作のピストル作ってるわけじゃないですよ。
「あぶない刑事」で言ってました。
あんなでかい音がするものでしたから、事前にどこかでテストをしたとは思えません。
ぶっつけ本番で狙撃したら、ショットガンも壊れなく、目的を完璧に遂行するなんて、たまたますぎます。

⑧家宅捜索に早く入りすぎ
事件から数時間後には犯人のマンションに家宅捜索に入っています。
爆弾処理班とともに。
こんなにも早く入るものなのでしょうか?
しかもメディアも早く自宅周辺にやってきている。
メディアはどこから犯人の住所を知ったのでしょうか?こんな短時間に。


とまぁこれだけ違和感を感じることが多かった出来事でした。
一言で言えば
「あまりにもできすぎている」

たまたまにしちゃあできすぎている。

まるでシナリオがあって台本通りにすすんでいる演劇のようでした。

こう書くと、安倍元首相は暗殺されるように仕組まれていたとか陰謀論的な話になってきちゃいますが、そんな説すら考えたくなるほどできすぎているし違和感だらけの事件でした。

でも
「自分を狙っている人間の近くに、演説の予定を前日に入れて出向いてしまう」

「不自然すぎるほどに警備が手薄、SPが動いていない」
だけでも、最初からシナリオができていたのではないかと疑っちゃいたくなります。

たまたま素人が狙っただけなのか、それとも裏で手を引いていた人がいたのではないか、それは誰にもわかりません。

この事件を機に、危険人物を事前に察知するために、全国の隅々に監視カメラを設置し監視を強化するという流れになるんじゃないかなとは思います。
盗聴もなんでもありの監視社会の到来です。
911のアメリカのテロのあとのように。
またアメリカでは銃規制をして一般庶民から武器を奪い取ることを行う動きがありますが、今回の事件もその根拠の一つにされそうです。
多くの国々でも報道されていますからね。

週末は選挙です。
テレビは特番ばかりとなり、自民党への同情票も増えそうですし、浮動票も自民党へ流れそうですが、それとこれとは別です。
みなさんショックを受けているとは思いますが、そこは冷静にならなければなりません。

あるいは心理的に疲れてしまい、選挙どころではないと思って選挙に行かない人が増えるかもしれません。
投票率が低ければ結局はまた自民の圧勝でしょう。

しかし、選挙に当選した人とか、バンザイなんかできませんよね。
どんな選挙になるんだか…。

アベノマスク、未開封で大事にとってありますけど、もうしばらくとっておこうと思います。

安倍元首相を応援していたわけではないし、どちらかと言えば政治を私物化し、森友問題など一国民として納得できなかったことは多かったですが、このような形で命が奪われることは到底許されることではないですし、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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<追記>
⑨銃創位置の違和感

もう一つ違和感がありました。
病院の説明では、「首の右前部に約5センチの間隔で2カ所の小さな銃創があった。」とありました。

しかしSNS上ではまさに銃撃されるシーンが見れるのですが、安倍元首相は1発目の銃声が背後から聞こえたときに、左を向いて後ろを振り返っているのですね。
そして2発目を受けて倒れています。
つまり、発砲位置と安倍元首相の動きを考えると、首の右前部に銃創があるのがおかしいことになります。

また病院の説明では
「銃弾が首から体内に入り、心臓と胸部の大血管を損傷したとみられる。心臓の壁には大きな穴が開いていた。」
とのことでした。
首の右側から球が入って、心臓に到達し、心臓を損傷したようなのですが、これも不思議ですね。
確かに体内に入った銃弾は骨などに当たって軌道が変わることはあります。
しかし安倍元首相は台の上に乗って演説していたのですから、下方向から打たれたことになります。
下方向から打たれた弾が右首に当たって、心臓方向へグインと軌道を変えるのでしょうか?
頭蓋骨や頚椎に当たって大きく軌道を変える可能性はあるかもですが…。
でも致命傷になる心臓にたまたまいきますかね?
たまたまにしては運が悪すぎます。

処置として開胸して止血位置を探っていたと説明されていました。
つまり仰向けです。
ひょっとしたら背中側の銃創を見逃していたのではと思うのですが…。
外傷で運ばれてきたとき、背中の傷もチェックするときはするんですけどね…。
ただ患者さんは当然仰向けで搬送されてきますから、目立った傷に目を奪われ、背部の傷を見逃してしまうこともあるんですよね。

今後また詳しい情報が出てくるかもしれませんね。
しかし、それでも右前頚部の銃創だけだったら違和感しか残りませんけど。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。