実験失敗?2

夜な夜な実験をしていると先日書きましたが、毎日ではありません。
元々しょっちゅう無意味に患者さんに対して採血するわけではないですから、サンプルを毎日集められません。

で、この前自分の採血をしたのです。
そのサンプルを収集し調べました。

その結果がこれです。

みるみる数値が上がっていく…。
1334なんて数値高すぎます。
オレ、そんなに体が冒されているのか…。
なんかおかしいです。

そこで袋がおかしいのではないか?と疑いました。

これまでジップロックに入れていたのですが、この袋は100均で買ったやつだったのです。

で、中身に何も入れないで袋の中だけを測定してみました。
その結果がこれです。

なんと数値は2230

ではジップロックはどうかというと…。

最高で24という数値でした。
これでもちょっと高いなと感じてしまうのですが、すぐに一桁になります。

100均の袋ヤバいです。

で、これまでコツコツ輸血者の患者さんや抗癌剤をやった患者さん、シェディングを強烈に受けている患者さんなどコツコツサンプルを集めていたのですが、なんと100均の袋に収集してしまっていたのですね。

実験失敗です。
また最初からやり直しです。

で、上記の100均のケースを比べたとき、何も入っていない方が数値が高いですね。
なぜこんな現象が起きるのか不思議ですが、袋の開閉を繰り返していると中の数値が下がってくることが予想されます。
あるいは血液成分が揮発性有機化合物と反応してしまい、吸着してしまうのかわかりませんが、数値が下がっているのかもしれません。

てことで、サンプル収集の方法はジップロック一択で、しかもすぐに入れるのではなく、袋の中を一度汚れていない空気で換気してから収集することにしました。

ちょっとでも節約と思って100均で買っちまいましたが、一流メーカーで高級品のジップロックじゃないとダメそうです…。
本当はガラスの瓶とかに保存した方がもっと確実でしょうね。

ちなみにここからわかることは、食べ物とか保管するときも、100均の袋は注意しなければならないかもしれないということです。
もちろんすべてがすべてじゃないかもしれませんが。
さすがにすべての商品を調べる余裕はありません。
食べ物とか入れておいたら、よくわからない揮発性有機化合物が体の中に入ってきてしまう可能性があります。
2000超えなんて結構な数値ですから。

さて、他にも数値が上がってしまう要因として、点滴や採血に使用している物品で上がってしまわないか?ということです。

ジップロックを換気しないですぐに翼状針等を入れた状態のものです。

空ののジップロックの数値「24」と同じです。
針とかチュープで数値は上がりません。

とまぁ、こんな感じで、実験の準備がしっかりできていなかったのですね…。
準備とか確認を手抜きしてしまっていました。

ちなみに、当初はジップロックを使っていたのです。
あの自分のくっさいインナーシャツも。
ですからあれらの数値は間違いありません。

気を取り直して、一応100均の袋に入れてしまったサンプルをジップロックにすぐに入れ替えました。
そんなことやっているから一瞬頭痛くなったりするんですね…。
マスクも何もしないでやっていましたから。

これから紹介するのは参考値として考えてください。

まず自分の血液です。
一度100均の袋に入れてしまい、すぐにジップロックに移し替えたものです。

そこそこな数値です。
なんだか納得いかない数値ですが、実はこの血を採る直前に、ワクチンフルコースの患者さんと濃厚接触しています。
匂いもバリバリ。
しかも、歩行状態がかなり悪い患者さんで、自分が抱きかかえるシーンなどあったのです。
もろに密着&濃厚接触です。

それが影響しているのかわかりませんが、今度はそんなシーンがない、まっさらな状態で自分の血液を調べたいと思っています。

ちなみに同時に採血した看護師さん(未接種)の血液も見事に同じ「62」でした。

そして同日採血した他の方のデータです。
この方も「未接種」ではあるのですが、家族がフルコースで接種してしまっている方です。
つまり日々慢性的にシェディングを受けている方

なんと数値は「732」

上記3つのサンプルの測定条件はすべて一緒です。
一度間違えて100均の袋に採取し、すぐにジップロックに入れ替えたものです。

もう一人、未接種者でワクチン接種済みの方と同居されている人の数値は「630」でした。

数値の信憑性はないかもしれませんが、「傾向」はわかるような感じがします。

またここからは本当に参考程度にして欲しいのですが、サンプルを採取して時間がたつと数値が上がってしまうようなのです。
ただ必ずしもというわけではなく、そのあたりの法則性がまだつかめておりません。
ですから数値がどの程度信憑性あるのか不明です。

Aさん:未接種、接種者の同居人あり、ニオイなし、1158
Bさん:2回接種、ニオイなし、1468
Cさん:ちょっと接種、ニオイあり、免疫抑制剤内服、1399
Dさん:未接種、接種者の同居人あり、ニオイあり、抗癌剤後、1334
Eさん:未接種、ニオイあり、輸血後、4749

ここにある「ニオイあり」は主観的なものではありますが、他のスタッフも感じているときで、かなり強いにおいのときです。

なかなか評価は難しいのですが、AさんとDさんは同じく未接種で、接種者の同居人がいますが、Aさんはニオイなし、Dさんは強烈なニオイありでした。
唯一の違いは、Dさんは数か月前に抗癌剤をしていたということです。
免疫が落ちてしまうと、シェディングの影響も強く受けてしまうのでしょうか。
本人は自覚症状はないようですが(ただ抗癌剤を受けていたので、抗癌剤の副作用なのかシェディングなのか判断が難しいですね)。

Bさん、Dさんを比べても、2回接種のBさんの方が数値は若干高いですが、Bさんは匂いませんでした。
数値とニオイは関係ないのか…。
ただ先ほども申したとおり、サンプルを採取して数日たってしまっているので、数値だけで比較はできません。

ただ、輸血したEさんだけは突出しています
やはりこの数値には意味がありそうです。
このサンプルは、実験結果3(輸血者編)で紹介した方のものです。
当然袋の中にはその方の家の空気は入れていません。

輸血の影響なのかわかりませんが、輸血するなら「自己血輸血」がおすすめです。
事故の時など緊急を要するときは選択肢はないかもしれません。
しかし予定手術であれば、事前に自分の血を抜いておき、それを手術の時に使用する方法があります。
以下は日本自己血輸血学会のサイトにある資料です。
(そんなマニアックな学会もあるのですね)

上記資料のもあるとおり、ワクチン云々の影響関係なく、輸血というものは臓器移植の一種です。
GVHD(移植片対宿主病)という拒絶反応が起こりうることが書かれていますね。

輸血輸血といっても安易に考えて良いものではありません。

ちなみに犬の血液を海水で全て置き換える実験が成功したというキントン海水療法の話もありますが、ここでは触れません。
手術の時に対応してくれるところないでしょうし。

実験道具の前提がおかしくなってしまったのでなんとも言えませんが、以下のことは言えるかと思います。
・未接種者、接種者の同居人がいなければ数値は低い(今回の場合2桁の数字)。
・未接種者、接種者の同居人がいるだけで数値は高くなる(3桁の数字)。
・未接種者、接種者の同居人あり、免疫抑制が起きている人は、さらに数値が高くなる(4桁の数字)。
・未接種者でも輸血すると最強に数値が高くなる。
(今回接種者のサンプルが少なかったので、接種者に関する考察はありません。)

ここでいう数値とは「揮発性有機化合物」です。
でもどの成分なのかはわかりません。

ちなみに、ホルムアルデヒドだけを測定できるマニアックな機器(安くありませんでした)もこっそり購入しました。
輸血者のサンプルを調べたのですが、検出されませんでした。
測定方法に難があったかもしれずまた機会があったら測定してみようとは思いますが。

今回の結果はあくまで参考です。
ただ、自分や看護師さんのデータと、本人は未接種だけど、接種している同居人がいる人のデータの比較は、間違いありません。
確実に差があります。

自分:未接種、接種者の同居人なし、ニオイたまに?、62
看護師さん:未接種、接種者の同居人なし、62
Eさん:未接種、接種者の同居人あり、732
Fさん:未接種、接種者の同居人あり、630
(上記はほぼ同条件で測定)

これからも実験継続していきます。
その前に自分に実験用のガスマスク買った方がいいかも。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。