訪問看護ステーション

在宅医療の世界にいないとわからないかもですが、ここ最近訪問看護ステーションがどんどん増えてきています
ここ最近というより数年前からでしょうか。

新規の訪問看護ステーションがうちに営業?に来たりします。
だけど、うちから訪問看護ステーションを患者さんに紹介するということはなく、担当ケアマネさんにお願いしていますから…。
うちにきても意味ないんですけどね。
ということで金品の授受なんて一切ありません。

ちなみに余談ですが、先日も自分が訪問診療に出ている最中に、とある新規の訪問看護ステーションの方が営業にやってきたそうです。
その方たちが帰るときにちょうど自分も訪問診療から戻ってきました。
しかし自分はまだ車の中。
ここのクリニックのスタッフだとは思っていなかったのでしょう。

出てきた訪問看護ステーションのスタッフのうち、スーツを着た一人の男性は、まぁ~まぁ~怖い顔してすんごい態度でどこかに電話をかけていました。
片足をどこかに足かけて。
まさにどこかのチンピラのような感じでした。
まさか見られているとは思わなかったのでしょうね~。

営業に行ったときはもっと離れてから、目の届かないところに行ってから気を抜きましょう。
もちろん置いていったチラシと名刺はゴ○箱行きです。

余談はさておき、先日こんなニュースがありました。

「患者よりカネもうけ」ナースが見た訪問看護会社のあきれた実態 障害者を「食い物」に

精神訪問看護で不正や過剰請求 一部事業者、報酬目的

このニュースを見たとき、まさに自分が経験したことを思い出しました

入居者を食い物にする施設・介護グループ

そう、あの○んぽケア、いやいや、そ○ぽケアの話。

自分の知らないところでいつの間にか、なぜか「精神科訪問看護」が入っていた話。
不自然に精神科訪問看護が入っていた話。

施設長が知り合いというN病院の副院長に書いてもらっていた指示書ですから、こちらには精神科訪問看護の報告書は届きません。
ですからどんな頻度で入っていたかはわかりません。

でもあのがめつい、○んぽグループです。
入っていた精神科訪問看護ステーションも○んぽ系でしたし。

「精神科訪問看護」が入ることがすごく違和感を感じていましたし、状況的にはかなり疑わしいです。
証拠がないのでなんとも言えませんが、ご家族に連絡とってそのときの領収書だとか確認すればわかっちゃいますけどね~。

ただ、上記のニュースでインタビューに答えて告発した看護師さんがいるように、すべての訪問看護師さんが悪いわけではないですよ。
熱い気持ちを持ってやっている訪問看護ステーションもあります。

だけどだけど、訪問看護ステーションは今や乱立しています
この世界でも患者の取り合いです。
うちに営業がよくやって来るように(無駄なのに…)。
ちなみに営業に来てくれても大抵自分はいませんからね。
いたとしても居留守使ってます(いやいや、他の仕事してたりするので…)。

そして医療の世界では歯科も含めどこもそうなのですが、まともにやっていたら贅沢ができるほど儲かりません。
ギリギリ食って行ける程度しか稼げません。
以前にも書きましたけど、保険診療の点数は本当にうまく設定されています

だから一部の贅沢したいというよこしまな気持ちの所は、悪いことに手を染めてしまいます。
悪いというかグレーなやり方というか。
上記ニュースのように倫理的にどうなの?っていうやり方。
特に母体が医療者ではないところは、儲け主義第一のところが多いと感じます。
○んぽグループのように。

一方で看護師さんが独立して始めた訪問看護ステーションは、純粋に志高く持ってやっているところが多いかもしれません。
訪問看護ステーションだらけで、こんな戦国時代のような様相の訪問看護の世界です。
それでもあえて開業するなんて、並大抵の気持ちではありません。
ですから、訪問看護ステーションを選ぶ際も、経営母体がどこか?を確認するのもポイントかもしれません。

もちろん母体が医療者ではなくとも、現場で働いている看護師さんの中には熱い気持ちでやっている方もいると思います。
でもそういう人はこのような経営第一の会社では続かないでしょうね。
上記のニュースに出てきた看護師さんのように。
いい人はすぐにやめてしまうのがこの世の常。

そして問題だなと思うのが、訪問看護師さんの質です。
訪問診療をやっていると、訪問看護師さんとのやりとりも結構出てきます。
自分が人のことを評価するなんておこがましすぎますけど、「えっ??」って思うことが多々あるんですね。

特にとあるグループで、どんどん訪問看護ステーションを立ち上げていたときがありました。
そんなときは訪問看護師さんからの報告に「えっ??」って思うことが頻発でした。
事業を広げることが第一で、スタッフの質・教育がおろそかになっていたのでしょうね。
これも患者さんが眼中にないことを示す良い一例です。

またとある訪問看護師さんのケースです。
両下肢のむくみが強い患者さんがおりました。
その方、あまりにもむくみが強く、ある日お風呂に長く入ってしまったあと、下肢に水疱ができてしまったのですね。
そして訪問看護師さんにより連日処置をしてもらっていました。
高齢の方なので自分での処置は難しいので。

そんなときに突然発熱を認めました
風邪症状や腹痛等はなし。
周囲にもコロナやインフルの人はいません。

みなさん、こんなとき何を疑いますか?

通常だとまずは、下肢にばい菌が入ってしまったことを疑います
蜂窩織炎というものです。

しかし訪問看護師から連絡あった時、驚きのセリフが。

「コロナやインフルの抗原検査しなくていいですか?」

「はぁ?」ですよ。
熱が出たら何でもかんでも抗原検査すればいいって話ではありません。
そんなことしていたらキリがありません。
医療費のことなんも考えていないですね。
こういう人がいるから、医療費が膨れ上がるのです。

まわりに感染徴候のある人は一人もいませんし、患者さんはデイサービスとか外出も一切しない人です。
そして風邪症状なんてちっともないのです。
状況をよく考えて行う検査を選ぶべきです。

なぜそこで第一にコロナやインフルを疑うのでしょう。
まず足の感染でしょう。

ちなみに訪問看護師からは下肢の状態についてはまったく報告ありませんでした

で診察に伺ったところ、やはり右の足が明らかに赤くなっていたのです
色の左右差はバリバリあります。
蜂窩織炎で間違いありません。
なぜこの足の発赤を報告してこなかったのか不思議でなりません。
処置しているのにわからないのだろうか。
明らかに色が違うんですよ??

ちなみに抗生剤飲んで、翌日には解熱傾向になりました。
抗生剤がぴったり当たったんですね。
それから順調に回復されました。

ちなみにのちなみに、発熱したとき訪問看護師から電話だけでなくメールも届きました。
状況を詳しく書いてきて(ちなみにそこにも下肢に関する情報はまったくなし)、最後に太字で「診察に来てください」って。
すんごくいやらしくその部分だけ太文字で。

こちらは診察に行かないなんて言っていない。
わざわざ太字で送ってきたことが腹立たしい。
人に矛先向けるより、まずは自分の観察能力を鍛えろ。
言葉悪いですが、心の中の正直な気持ちです。

はっきり言って今回のケースは初歩中の初歩です。

後日訪問看護ステーションの所長さんから電話かかってきたとき、思わず
「担当の看護師さんって新人さんですか?」
って聞いてしまいました。
(ぜんぜん新人さんじゃなかったです)
イヤミなことを言ってしまいました。

ですがあまりにもレベルが低すぎる。
熱が出たからって、この期に及んでまだ「コロナとインフルの検査」とかぬかしやがる。

ここまでくるとワクチンの影響??って思ってしまいます。
判断能力がかなり怪しいと言わざるを得ません。

こんなケースは限られたことかもしれません(いや、思っているよりも結構ありますけどね)。
的確に判断し的確に行動し的確に処置をする、すごく立派な訪問看護師さんも多くいます。
でも大抵そういう看護師さんは謙虚な人が多いですね。

どこにそんな自信があるのかわからないけど(大抵は「経歴」というどうでもいいものだけで偉そうにしている人が多い)、自信満々で上から目線の人には要注意です。
大抵張りぼての自信です。
わかっている人ほど謙虚なものです。
どこの世界でも言えることですね。

あっ、もう一つ信じられないエピソードを思い出しました。
医療的な内容ではないのですが…。

ある患者さんの診察時、たまたま訪問看護師さんもその場にいたのです。
で、自分は前回行った血液検査の結果を患者さんに説明して、その結果をご家族に渡したんですね。

そのご家族はちょっと判断能力が怪しい方だったのですが、横にいた訪問看護師さんに
「この検査結果の用紙ってどうしたらいいんだろう?」
って聞いていたのですね。

そうしたらその訪問看護師、
「捨てちゃっていいんじゃないですか?」

耳を疑うとはまさにこういうことを言うのでしょう。

わざわざ手書きで結果の説明・コメントも書いてある検査結果の用紙ですよ。
というか普通、検査結果の用紙って保管しておくものでしょう。

頭が完全にイカれてる…。

正直そう思いました。
これもワクチンでやられてしまったのでしょうか?
たぶん症状的に前頭葉がやられています。

よくもまぁ、自分たちがいる目の前でそんなことが言えたもんだ。
ひどいことを言うようですが、人として欠陥がある

患者さんの前だしその場では何も言いませんでしたが、二度とこの看護師やこの訪問看護ステーションとは一緒に仕事をすることはないでしょう。
それに、こちらが何かものを言ったところで、このような人と話しても話がかみ合わないことは目に見えています。
一般的には「普通」と思えることがこの人には「普通ではない」のですから。
怒って主張するだけこちらのエネルギーの無駄です。

こんな人間が訪問看護師として一人で患者さん宅に回っているのです。
あぁ恐ろしい。

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※勢いでこれまで数日間連日ブログ書きましたけど、さすがに毎日とはいかなく、少しあいだが空くかもしれません。他にもやることがあるので…。腕は黙っちゃいないんですけどね。
ということで、数日あいだが空いても心配なさらないでください。
万が一体調不良があったらあったでちゃんと報告しますので。
あっ体調不良の徴候なんて一切なく、まだまだ元気モリです。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。