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自分の身体・自分と身体

試行錯誤しながらも、食べ物をはじめとして健康については気を付けているつもりだった30代。思いかえすと座骨神経痛だった時期がありました。

デスクワークで残業まみれ、朝から晩まで文字通り一日中座りっぱなしだったある日、なんか左脚が冷たい・・・?いや、痺れてるのかな??という違和感から座骨神経痛とのおつきあい開始。整体へ通ったりもしたのですが根治するわけでもないし、ただでさえ忙しいんだから通院時間を睡眠や飲みに回したい・・・と、おいおい、本当に健康に気を付けているのか?という理由で通院も面倒になりいつしか放置状態に。ダメですね~。

そして迎えた40代。私の座骨神経痛は重症化もせず絶賛低空飛行中でした。時々しびれる、という状態に慣れてしまったのもあったかもしれません。今思えばこれも異常なことなのですが。

たしか当時はタイ料理を始め料理系のお稽古ラブ人間で、その中の麹関係の先生つながりで「20代の身体に変わる!」という触れ込みの身体セミナーへ行ってみたんです。そこは講師がカイロプラクティックの先生でした。

カイロプラクティックって骨の調整だよね。首とかボキボキってやりそうなやつかな~と聞いていると、骨の役割・歪みが起きるプロセス・歪みが不調につながる理由について説明があり、骨の歪みをとることでかなりの不調は解消できるというお話でした。

興味深く聞いている中でへー!と最も印象深かったのは、寝返りについて。一日活動して発生した歪みをリセットするために行うと聞き、マジか~!私の身体やるやん!ものすごくいいやつ!!と素直に感動してしまい、そこで今まで自分中心に考えていたけれど、意識の部分であるいわゆる自分と自分の身体って別物として扱わないといけないんじゃないかなと考えたわけです。

食べ物の勉強をしていても体のことって出てくるけど、体内で小人たちが消化してくれたりあれこれ働いてくれてる(今時だと「働く細胞」あたりでしょうか)くらいのほほえましいイメージでとらえていたというか、知識をつけることに目が行っていて、そこまで身体にフォーカスしていなかったのかもしれません。だから脚が痺れていても放置できていたのかなと。

自分の思うとおりに動いてくれて、行きたいところへも連れて行ってくれて好きなもの飲み食いさせてくれるなんてサイコーの相棒じゃね???と気づいてからは、無理しないことも大事だなと痛感。決して無理しないわけではないけれど(あれ?)、以前よりも身体に気を遣うようになってきました。

俗にいう「体の声を聴く」ってやつですね。不都合があれば身体は一生懸命それを伝えようとあの手この手で信号を出しているんですよね~。それを聞くか聞かないかだけ。色々な方法があれど、結局どれもアプローチが違うだけで身体が困っていることを解消してあげる手段だから、何が原因なのかわからないとうまくいかないんだな~と。互いの意思疎通が図れないとうまくいかないのは、人間関係と変わりませんね。


あ、そうそう。問題の座骨神経痛は講師だった先生の所で治してもらいました。その後のセルフメンテナンスも教えてくれるとっても良い先生でしたよ。


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