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支援事例「集客拡大へウェブ活用学びたい」

多言語で自社情報発信

◆ 企業名 琉装一番屋
◆ 業 種 琉球衣装レンタル・撮影
◆ 所在地 読谷村座喜味
◆ 資本金 個人事業主
◆ 創 業 2013年
◆ 従業員 2人

【相談】
 これまで自社サイトやフェイスブック、インスタグラムで情報を発信してきたが、反応が薄く、集客の手応えを感じられない。そんな中、日曜日の新聞記事でよろず支援拠点による集客支援の事例を見た。自社でも売り上げ拡大に向けた有効なウェブ活用について相談したい。


【回答】
 今年3月末に相談に来られた琉装一番屋の佐竹伸次、亜矢香夫妻は座喜味城跡や宇座ビーチを舞台にしたロケーションフォト、ウエディングフォト事業を営む。
同社の強みは琉装や自然を背景にした体験形フォト撮影の技術と接客力だ。ウエディングプランナーとカメラマンがお客さまの撮影目的や要望などをきめ細かく聴き取り、希望通りの写真に仕上げる事で好評を得ている。
 ご相談に対して、集客に有効な無料のウェブサービスや、グーグルが事業者向けに提供しているサービス「グーグルマイビジネス」の活用事例を紹介した。具体的にはグーグルが提供するウェブサイトへ日本語と海外言語による自社情報の記載や、日々の体験情報を掲載すること、そして、これまで活用してきたSNSと情報連携することを提案した。
これらを実践した結果、グーグルのキーワード・マップ検索で「琉球衣装体験」で上位を獲得し、ターゲットへの訴求につながった。また外国人を含むほとんどの利用者のSNSで投稿記事が拡散され、サービスの発信力アップにつながっている。
 そのかいもあり、国内観光客はもちろん、県内在住の米国人や台湾、香港など海外のお客さまが増えている。また予想外に地元客の家族での生年祝いのロケーションフォト、成人式記念で19人の女性グループが利用するなど新たな需要も生まれた。
 ウェブサービスとSNSとの連携による情報発信を佐竹ご夫妻が着実に実践した事で、予約や売り上げはともに前年を大きく上回る結果となった。当拠点では引き続き、継続した売り上げ拡大を支援していく。問い合わせは琉装一番屋、電話098(923)5963。
(県よろず支援拠点コーディネーター・仲宗根功)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。問い合わせや相談は同支援拠点、電話098(851)8460。または地元の商工会にお問い合わせください。

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