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夏休み突入! 子どもたちはこの夏、サービス構築までたどりつくのか 〜#FROGSAcademy 11コマめ〜

7月20日に開催された「FROGS Academy11コマめ」は、早くも3ヶ月が経ちました。受講生たちは春にスタートして、緊張感をもってきたなかで、ちょうどこの日から学校によっては夏休みが到来。

気が抜けやすいなかで、受講生たちは「サービス構築」に向けて課題の解決手法をブラッシュアップしていきます。

これまでの FROGS Academy の様子はこちら。

受講生のプレゼン 聞き手は何を思う…

*ファシリテーターを務めるFROGSの伊藤さん。

はじめに、前回「解決手法を見出す」をふまえて、受講生たちからプレゼンを行います。

飛行機やモノレール、車を使い、目的地までの到着するまでに移動時間がかかるから、まとめて解決するサービスを考えました。

空を移動できる飛行機をつくって、蓄電器を備えて、飛びながら発電していきたい。
私が解決したい課題は飢餓で。飢餓を無くすために給食のフードロスを減らしていきたい。そのため、はじめに給食をバイキング形式にしてたくさん食べられる子、食べられない子にあわせて提供することでフードロスを減らしていきたい。

給食とともにゆくゆく家でのフードロスを減らしていきたい。

ここで、FROGS代表の山崎さんから「飢餓とフードロスでは、そもそも課題そのものが異なるんじゃないの?」とアドバイスが送られます。

私は、「貧困」をテーマにフードバンクを広げていきたい。沖縄が直面している問題を心を痛めているから…サービスを考えています。

会場からは「フードバンクに集まる人たちって貧困レッテルをつけるのは正しいの? もっと丁寧にインタビューが必要だと思う」と受講生はさらなる壁に直面します。

とはいえ、受講生によっては本日に合わせて、44ページものスライドをプレゼンする場面も。

昨今、ニュースでも取り上げられる高齢者の運転問題を解決したい。まず、高齢者の交通事故の問題を可視化するために、歳を重ねると低下する能力を整理してきました。具体的にはこうです。

とはいえ、たんに運転免許を返納すれば良いというわけではないと思います。何名かにインタビューしてきて、

「返納後のサポートに対する情報が足りない」
「緊急事態における課題感」
「(地方ならではの)移動に対する問題がある」

と伺い、これからを解決できるサービスを考えていきます。
海の豊かさを守るために、マイクロプラスチックの問題を解決したい。そのために、「排水処理場を増やす」「海のゴミ箱を設置」「微生物を増やす」
「海の塀をつくる」をサービスの軸と考えたい。

この夏、ひと頑張りするために送られたメッセージ

*サポートを務めるFROGSの畑中さん。

プレゼンを終えて、受講生のよって進捗度のバラツキやサービスへの真剣度に違いが現れる形となりました。

そこで、FROGSメンバーからは激励が送られます。

皆さん、FROGS Academyの1コマめに伝えられたメッセージは覚えていますか。ここまで月日をかけて、考えてきたサービスをやるか、やらないは皆さんに委ねられています。

私たちは、皆さんを子ども扱いをして、手を抜くや課題に真剣に向き合わないことに対して、安易に褒めることは簡単で。

12月に開催するLEAP DAY、そしてPitch Review Dayまであと半年しかありません。夏休みに入ったからこそ、もう一度自分なりに考えてほしいし、その回答を聞きたいです。

受講生によって思うことは様々で、表情に現れる子、授業を終えても会場に残ってプレゼン後のヒアリングをもとにサービスをより良くしようとする子など、第12コマめの受講生の姿が楽しみとなる時間でした。

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会場:おきなわダイアログ

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