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「つながるほけんしつ」 #1 はじめましてのごあいさつ〜顔を合わせられる場で行う意義

「病院に行くほどではないけれど・・・」
「役所に行くほどではないけれど・・・」

あんまり大げさには話したくないけど、誰かに聞きたい。聞いてほしい。健康のこと。暮らしのこと。

7月19日に開催された「つながるほけんしつ」。

コミュニティナース 沖縄の金城有紀さんと琉球大学地域医療研究会(以後、ちいけん)との「はじめましてのごあいさつ」を行われました。

お互いの顔があわせられる「場」で行う意義

まず、金城さんからコミュニティナースとは何かについて語られました。

はじめ、行政さんではコミュニケーションの関係でなかなか進められなかったコミュニティナースとしての取り組みを、たとえば病棟の近くにあったおそば屋さんの店主のご理解をもらい開催したり。

地域に入り込むときに、誰もが垣根なく会える場が、老若男女の顔が見えたりと大事と思うんです。

他県でのコミュニティナースでは、集落で1つだけのガソリンスタンドで活動したり、地域によって様々です。

現在、沖縄でももっと気軽につながる場として「つながるほけんしつ」を始めました。

「離島や北部に住む子にも医療を伝えたい」


続いて、ちいけんのお二人からこれまでの取り組みについて伝えられました。

私たちは、広い視野を身につけるために、地域で入り込み、活動してきました。例えば、プレゼンや医療体験はもちろん、八重山や宮古島で学生たちと交流会を開催しました。

そこに参加した学生たちが、医療器具や医療書を実際に体験し、地域医療を興味を持ってくれて。彼ら、彼女らが大学入学ができたあとに挨拶しにきてくれたことがうれしかったです。

ちいけんは、こうした取り組みについて第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で「沖縄県北部・離島の中高生への啓発活動」として報告、「学生セッション 優秀発表賞」を受賞することができました。

職業も立場をも越えて「つながり」を生む

つながるほけんしつには、理学療法士の先生や入学試験へ勉強に励む方などがお越しくださいました。

交流会のはじめでは、参加者から「すごい先生で緊張している…笑」と話していた子も、時間を進むなかでお互いがパーソナリティを知り、距離が近づいてきて、本音を語れる場となりました。

わたしたちも、「つながるほけんしつ」第一回めを迎えられてうれしく思います。第2回目(7月26日)は、コミュニティナース 沖縄の金城さんからオランダで学んできたポジティブヘルスについて語られます。

主催:コミュニティナース 沖縄


琉球大学地域医療研究会(ちいけん)

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