普天間基地

キャンプシュワブのシュワブって何?


沖縄県にある米軍基地には、キャンプハンセン、
キャンプシュワブ、キャンプマクトリアスのように、
キャンプの後に○○が続く場合があります。
これは、一体何を意味しているのでしょうか?
今回は知っているようで知らない、
米軍基地の名前の由来を紹介します。

米軍基地の名前は戦死した兵士の名前


実は、米軍基地についている、シュワブやマクトリアス
ハンセンという名前は、沖縄戦で戦死した兵士の名前です。
つまりは、
「この土地は同胞の尊い犠牲によって手に入れた、それを忘れるな!」
という意味であり、沖縄の土地に対する、アメリカ軍の
強い執着が分かります。

戦死した兵士の名前を冠した米軍施設は幾つある?


では、戦死した米軍の兵士の名前を冠した施設はいくつあるのか?
というと・・・

・キャンプゴンザルべス・・・・ハロルド・ゴンザルべス一等兵
・キャンプシュワブ・・・・・・・・アルバート・アーネスト・シュワブ一等兵
・キャンプハンセン・・・・・・・デール・マーリン・ハンセンニ等兵
・キャンプマクトリアス・・・・ロバート・ミラー・マクトリアスJr二等兵
・キャンプコートニ―・・・・・ヘンリー・アレックス・コートニ―Jr 少佐
・キャンプバトラー・・・・・・スメドリー・バトラー将軍(後に反戦運動家)
・キャンプフォスター・・・・ウィリアム・アルバート・フォスター一等兵
・キャンプキンザー・・・・・エルバート・キンザー伍長

というような具合に8つ確認できました。
戦死した米兵の名前をつけるといっても、
ただ戦死しただけではダメで
たいていは、名誉勲章などを受けています。

変わった経緯で名づけられた基地


一方で、変わった経緯で名前がつけられた基地もあります。
読谷村にあるアメリカ陸軍の基地、トリイステーションです。
ここは、入口に大きな鳥居があったので名づけられました。

まとめ


占領した拠点に、戦死した兵士の名前をつけるのは、
その土地に対する執念を感じさせます。
沖縄は小さな島ですが、ことのほか日本軍と住民の抵抗が
激しく、アメリカ兵は一〇〇〇〇人の戦死者を出しています。
日米戦争で、一か所で、これだけ兵士が死んだケースは
アメリカにはなく、血を流して手に入れた沖縄への執着は
県民にさえ理解できない、相当なものなのです。

今日のニュースを語ります。