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個人的2021夏ドラマアカデミー賞

夏ドラマ19作品を視聴。

ドラマランキングだけではもったいないということで、印象に残った役・俳優を個人的アカデミー賞という形で紹介することにした。

魅力的な登場人物・俳優はたくさんおり、全てを書き出せばキリがないので、苦渋の決断ではあるが数を絞って表彰していこうと思う。

●最優秀主演男優賞

鈴木亮平 「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」

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役と鈴木本人の人柄がベストマッチ。
前期はガッツリとした恋愛ドラマである「レンアイ漫画家」でほぼ引きこもりの漫画家を演じ、本ドラマでは人を救うためなら何でもする暑苦しい医師を演じるという役作りは圧巻の一言。
"人を救いたい"という熱意だけでなく、妹・涼香(佐藤栞里)を失った後の喪失感も見事に表現していた。

○優秀主演男優賞

北山宏光 「ただ離婚してないだけ」

人間が嘘を重ね、泥沼にハマっていく様子がひしひしと伝わり、多くの視聴者の胸を打った。
表情、仕草、涙の一つをとっても、重さ、苦しさ、喜びが手に取るように伝わってきた。

竜星涼 「ドラマ 家、ついて行ってイイですか?」 

竜星涼は冴えないイケメン役が本当に似合っている(褒め言葉)。
序盤のオドオドした雰囲気から中盤、終盤にかけて悩みながらも仕事を誇りに思う様子が伝わってきた。

●最優秀主演女優賞

永野芽郁 「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」

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おかっぱ頭の新人女性警察官役が似合いすぎて笑えてくるレベル。
新型コロナ罹患は惜しいが、それでも彼女の代表作になることは間違いない。
無邪気さもシリアスなシーンも見事に演じ分けており、年下とは思えないし、自分が歳をとったことを痛感させられる。

○優秀主演女優賞

内田理央 「来世ではちゃんとします2」

前シーズンに比べ、ちゃんとした?恋模様や涙のシーンが増えたが、役作りで媚薬を試す(彼女には効果がなかったそう)などのチャレンジ精神が功を奏し、素人目に見ても流石の憑依っぷりだった。

小芝風花 「彼女はキレイだった」

頭ボサボサこんなはずじゃなかった女子から髪サラサラ仕事も恋も完璧女性への変身は観ている人全員を魅了した。
笑顔も涙も物凄く自然で、彼女としてはおそらく初の濃厚なキスシーンも全視聴者をドキドキさせた。

●最優秀助演男優賞

賀来賢人 「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」

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ツンデレ界の帝王。
まず音羽尚という役が大好き。
それに加え、賀来の演技力は流石で、「今日から俺は!!」での三橋役を見ている人であれば、その演技の幅は一目瞭然。
全てを含めて音羽尚、そして賀来賢人のことを好きになった人が大増殖したことは想像に容易く、そりゃ榮倉奈々ともお似合いと言わざるを得ない。

○優秀助演男優賞

深水元基 「ただ離婚してないだけ」

思わずゾッとしてしまうほどの演技力。
ヤクザとしての迫力に加え、監禁されてガリガリになり疲弊した様子、解放されて奇声を上げながら逃げる演技も狂気に満ち溢れていて、今後忘れることはなさそう。
役作りで17kgの減量を行なったとのこと。

橋本じゅん 「#家族募集します」

個人的にはコミカルな役の印象が強く、そういう役柄が似合っていると思う橋本だが、昨今は強面役まで幅広くこなす。
今作でも、途中加入ながら仏頂面と優しい笑顔を合わせ持つ難しい役を演じた。
あと、黒崎というキャラが愛おしい。

●最優秀助演女優賞

萩原みのり 「ただ離婚してないだけ」

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ドラマ前半のみの登場だが、後半になってもその変貌ぶりは回想シーンにて強烈なインパクトを残した。
役としては全く好きな人物ではないが、それ以上に萩原の演技が記憶に残りすぎている。
刃物を持って「許せない!」と叫ぶ姿が今も鮮明に思い出される。
メイクや演出の効果も完璧で、チームで勝ち取ったと言える。

○優秀助演女優賞

岸井ゆきの 「#家族募集します」

私は"ユキニスト"を自称しているため贔屓目が入っているのはご承知いただきたい。
ギターの演奏や歌声も魅力的で彼女の努力が伝わってくる。
「横瀬めいく」という役自体にも魅力が溢れていた。

白石麻衣 「漂着者」

美しい。
ただその一言。
朝目覚めたときに横にあの笑顔で"おはよう"と言われたら、世の男性はみな再び深い眠りに落ちてしまうだろう。
"できる女"役が大変よく似合っていた。

●最優秀新人俳優賞

佐藤栞里 「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」

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各メディアも大注目で今更言うことないでもないかもしれないが、佐藤本人のあまりにも良すぎる性格をそのまま反映しており、涙や笑顔も演技とは思えないほど自然。
今後、演技のオファーが確実に増えることだろう。

○優秀新人俳優賞

工藤美桜 「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」

こちらも複数のメディアで注目されていたが、基本的に発する言葉「死者は……0です」のみ。
その言葉しかないからこそ、そこにあらゆる感情を乗せねばならず、簡単そうで難しい役であったに違いない。
安心や喜びがこちらまでしっかり伝わってきており、この言葉で毎回救われていた。

あとがき

はい。

完全に個人の好みがガチガチ。

偶然この記事を目にした皆さんも、好きな登場人物や推しの俳優がいれば是非教えてほしい。

またオムニバスドラマや深夜ドラマは賞の性質上選びにくいが、それらにも注目するとテレビ東京を中心に確かな存在感を発揮していた。

すでに秋ドラマも始まりつつあり、今期は25作品を視聴予定。

頑張って全てを完走したいと思う。


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