AmazonGo視察報告2 〜マニアック編〜
はじめに
昔、スーパーを経営していたことがあるので、昔話したりすることがあります。リアルな感想と大目にみてください。
センサー類
商品
水を入れて3分でスープができるらしい。実食出来てないが、見た目にもかなりフレッシュで美味しそうなので、次回は購入したい。
肉や卵も売ってはいるが品揃え的な感じだった。とは言え、日本の感覚からすると肉が充実しているようには見える。真空パックなので、買いたかったが、日本に持ち込めないので断念。。。
棚札
通常商品はこんな感じ。右下のQRコードは、Bで始まる10桁の文字 と 価格 が入っている。この文字が何なのかは後述。
そして、単位あたりの金額が併記されているあたりもポイント。これは必要なのだが、自社でプライスカード作っていると表示機能ないことが多くて。。。自分がスーパーやってたときは問屋がサービスで作ってくれていた。
商品補充
商品補充は、基本的に1人が1カート(2〜3ケース)を補充する感じ。ただ、朝一の調理品は2人体制で品出しをしていた。
で、チェックのためにカートの商品を買おうとすると止められてしまった。
AmazonGoの仕組みでは棚から商品を取ると言う行動で購入としているので、棚以外にあるものは商品として認識できないようだ。(ここ重要)
なので、店員の目を盗んでカゴから商品を取れば未計上になると思う。ただ、店内の動きは全て画像で残っていると思うので、在庫数のチェックで違いが出た時とかに再チェックされる可能性も0とは言えないので、やる場合は自己責任です。
amazon meal
実際に買ってみた
中身はこんな感じ
オレンジ色のものは人参ではなくポテト。その他に、カリフラワーや玉ねぎなどの野菜と、缶詰は豆の水煮だった。しかも缶切りが必要なタイプ。久々に台所を探し回って缶切りを見つけました(苦笑
入れ物に入っているのはスパイスなど。油や塩胡椒とかは自分のものを使う前提なのでパッケージにも
・FROM OUR KITCHEN
・FROM YOUR KITCHEN
と必要なものが書いてあります。
一応、自宅に帰ってから調理してみたところ、材料を少し切ってオーブンで焼いてる間にソース作ったり豆を炒めると言う感じだったので、電子レンジが友達という人だと手間取るかな。
なお、量的には3人分でもいけるかもくらいの量でした。さすがアメリカサイズ!
バーコード/QRコード
商品は1商品1単価の縛りがあるようだ。なので、店内加工品は同一商品は定額になっていた。いわゆるg売りの商品は対応できないとみて間違いない。果物のバラ売りなども、商品の見た目のブレなどの問題が考えられるので、どこまで対応できるかは未知数。現状ではカットフルーツのみとなっていた。
なので、インストアコード内に価格を入れているタイプは使用不可と見て良いだろう。ただこれは、重要度は低いと思うので、特に問題ないだろう。
なお、普通にバーコードが付いている商品でも、上に書いているように棚札はEAN/UPCではなくASINだった。(ASINとはAmazon.com等で商品管理する際のコード。Bから始まる10桁となっている。なお、世界共通)
正確には[ASIN 商品価格]がQRコードとして記載されていたので、値下げ商品の管理も個店対応にしている可能性がある。
また、Amazon.com等の仕組みを使っていると考えると、現時点でも在庫管理はFBAの仕組みが関係していると予想される。
パッケージ
単品管理のためにPOSレジが生まれ、POSレジで必要なので商品にバーコードが必須となった。でも、AmazonGoの仕組みならバーコードは不要になる。。そうなると非食品であれば梱包が必須ではなくなる。
バーコードを印字するためにパッケージデザインを考えていたが、その縛りから解き放たれることが可能になったと言える。これは、本当に大きな変化だと思う。
商品構成
一般的な飲料やお菓子などから、サンドイッチなどの軽食、更にはAmazon mealという2人分の食材セットという商品もある。イメージとしては、朝出勤前に食事を買っていくとか、帰りに食材を買って家で短時間調理のような感じ。
なお、センターから納品されているサラダやサンドイッチは最長でD+4の賞味期限だった。驚いたのはクッキーを26日に買ったら、27日とか28日までだったりしたので、ベンダーが近くにない可能性も考えられる。
あと、店内調理品は当日賞味期限だったのだが、ちゃんと美味しかったので納得。複数人で行って色々な種類をシェア出来るようなら試してほしい。
店内レイアウトは以下のような感じになっていた。(クリックすると PDFが表示されます。)
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