正夢


スピッツの曲の中で「正夢」という素敵な曲がある。

その中でも私は、サビの部分の歌詞が大好きでとても共感する。

どうか正夢 君と会えたら 

何から話そう 笑ってほしい

小さな幸せ つなぎあわせろう

浅いプールで じゃれるような

ずっとまともじゃないってわかってる

私はよく夢を見るのだが、その通りにとはいかなくとも

「あれこの状況みたことあるかも…」ということがあったり、

夢の中に出てきた人と予想外の場で数日後に関わったりなんてことがよくある。

寝ている間に夢の中に出てくる出来事や人って

そのことについて普段から深く考えているからなのかな。

昔こんなことがあった。

学生時代に憧れの人がいて、当時その人とよく連絡をとってはいたのだが、

相手が社会人になってからは会うことも連絡を取ることもほとんどなかった。

ある時に、その人となぜかただ会って話すというだけの夢を見た。

好意をもっていたのか「あーこうやってただ会うだけでもいいのになー」と思えるような幸せな夢であった。

その翌日か二日後だったか、通学途中にその人からLINEがきた。

「久しぶりー 休みにそっちに帰るからごはんでもどう?」

私はそのトーク画面を開いたまま「え!?これ夢で見たやつ!?え!?」

と嬉しさのあまりパニックに陥った。

もちろんそれは現実に起こった。

別にそこから何かに発展するとかいうことはなかったのだけれどもね…(笑)

私が見る夢は、よく人が出てくる。もちろん幸せな夢ばかりではないが、

なんだか妙に現実に起こってもおかしくないような夢が多い。

具体的ではなく、ただ人と会ったりとか話したりとか抽象的な夢だけど。

もちろん先ほどの経験だけではなく、過去にもこのようなことは何度かあった。

小学生の時に特に仲良くもないし、あまり話したこともない何人かが夢に登場し、クラス替えでその何人かと同じクラスになったりとか(笑)

「夢の続きを見たい」とか「今日もあんな夢を見れたらいいな」ってことは

よくあるけれど、幸せで最高な夢こそ続きはそう簡単には見ることはできないし、同じ夢を見ることは二度とないだろう。

しかし「正夢」は本当にあると思う。これは願望の表れなのか。興味深い。

スピッツのサビの最後にある「ずっとまともじゃないってわかっている」

の歌詞が私にとっての「あー夢ばっかみてないで現実をちゃんと見ろよ自分。」である。

この歳になってもいつまで経っても夢見る夢子ちゃんだなーはずかし。

これからの毎日もいい夢見れますように。そしてその夢がどうか正夢に。