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世の中知らない事だらけ、子どもに育ててもらう【里子・養子】

きっかけは何だったのか?多分何気ないテレビか、新聞か。

「里子という選択もあるよ。」

何事も”知る事”から始まる、きっとそんな夫婦も多いのでは?
不妊治療、晩婚化、この先もっと”知るきっかけ”は増える事でしょう。

安直に「里子を迎えようか?」なんて言ってたことをぼんやり覚えている。
軽い気持ちと言うか、あまり深く考えていなかったのは確か。

そもそも「里子と養子」の違いを知り、制度と意義の違いを知る。

申請に向けて動きだした後も、人権や法的な問題を知る。

委託待機中も、マッチング率のあまりの低さを知り、いつ声がかかるか分らない、もどかしい気持ちを知る。

特別養子には実に、4年くらいの時間が掛かった。
そして、待機のまま縁が無く養子をあきらめる夫婦がとても多い事実を知る。

0歳児の委託後、子育ての大変さを知り、夫婦間の関係性の変化も知る。
2人の空間から、3人に変わる事、とても大きな変化だった。

きっとこの先も、知らない事だらけなんだと思う。

思う、知らない事はドキドキとワクワク、不安もあるけど楽しみに感じるのだと。そうやって歳をとれる事が幸せと思える私たち夫婦は、いつも新鮮な空気を感じる事が出来る夫婦だと思う。

”親”として”子どもに育てて”もらったら、その恩返しにまた一人、子どもを迎えようと思った。きっと関わる子どもの数だけ、自分たちに新しい成長を与えて貰えるのだろうから。

至る

娘が6歳の時、3歳の里子を迎えました。


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