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首里城火災から3年経過。当時の気持ちをふりかえる

10月31日は世間一般的にはハロウィンの日。でも、沖縄県民にとっては忘れもしない出来事がありました。

2019年10月31日の朝5時前。早起きしてテレビをつけると衝撃的な映像が流れていました。

沖縄のシンボルとも言える「首里城」が燃えていました。

私がテレビをつけて見た時点では「正殿がほぼ全焼」という段階。火災が広がり首里城が燃えて崩れ落ちていく様子を見ていると、何もできない絶望感と喪失感から涙が出てしまいました。

首里城について詳しい知識を持っているわけでもなく、そこまで思い入れもなかったのが本音ですが、テレビの映像に見入って自然と涙が流れてしまったのは驚きでした。

自分の中からこのような感情が出てくることに、やっぱり首里城は沖縄のシンボルであり、沖縄県民にとってのアイデンティティなんだなと実感しました。

そんな首里城ですが、実は大人になるまで実際に訪れることはありませんでした。自分の意志で行くと決めて行ったのはたぶん3回ほど。

「奉神門(ほうしんもん)」。首里城正殿のある「御庭(うなー)」へ入る最後の門

首里城が燃えた2019年、首里城裏側の『御内原(おうちばら/うーちばら)』が復元され、2月より一般公開されました。「せっかくだから行ってみようか」と家族みんなで訪れたのが4月。

東のアザナから見下ろす御内原(おうちばら)

「東のアザナ」から見下ろす正殿裏を含めた景色は圧巻でした。この景色が復元後1年も経たずに見れなくなるなんて誰も考えもしなかっただろうな。

首里城復元に向けて今年2022年に工事がはじまり、2026年には本殿が復元すると言われています。その後、北殿、南殿の復元工事となるようです。

長い年月がかかりますが、鮮やかな朱色の首里城がまた見れる日が楽しみです。

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