今日は木曽にあるもう一つの温泉(木曽路の宿いわや)に行った。
誰もいなくて、むしろ女将さんから「終わったら電気消してくださいね」なんて言われるくらいガランと空いていた。

お風呂場は、珍しくもすのこが敷いてあって、お湯をかけるとヒノキの良い匂いがした。
露天風呂も独り占め。ちょうど良いお湯加減でふぅ〜と息をついた。雨で冷えていた身体がじんわり温まっていく。

そしてぼーっと天井を見上げながら私はとある決断をした。

「長野滞在は延長しよう」

本当は長野にいるのは5日間だけの予定だった。なぜなら、シェアハウスにお風呂とWi-fiがないから。
まあ、Wi-fiはテザリングすればパソコン使えるからいいとして、お風呂がない問題はちょっと厳しいなと思っていた。毎日温泉いくのはお金かかるし。←1番の課題

でもそれ以上に、もう少し居たいなぁという気持ちが上回ったのである。
なんというか、居心地が良い。
せっかく来たのに、気持ちがいいと感じているのに、そのまま帰るのがもったいなくなった。

今は #ゆるい移住 で家賃はゼロ円で固定費は少ないし、むしろ幸福度が高まる温泉に毎日500円で入れるなら、いいんじゃないか。ちょうど9月後半にバイトも決まったし。ってな感じで決めた。

川の音、坂道、足湯、図書館、古い宿、居酒屋、ジェラート、スーパー。
今日は古本屋で本を買った。
徒歩圏内に色々あってまわるのが楽しいのだ。

東京も徒歩圏内にたくさん物があるけど、そういうのとは違う。
のんびり歩ける心地よさがある。

そんな感じでいつも行き当たりばったりだけど、なんとか生きてる。