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【ネタバレなし】FF16所感と私の老い事情

ついに待ちに待ったファイナルファンタジー新作16発売しましたね!!!!!!!トルガル(※犬、正確には狼)がとにかくかわいい!!!

無限に撫で可能で最高な上にとても強い。

こんなにもきっちりスケジュール通りに出るFFに戸惑い、思わず「ほ、本当にFFなのか…?」と、発売日が後ろに倒れたことにより謎タイミングでプロモーションが動いてしまった前作FF15の車内広告ジャックされた電車に乗ったときの“同業種ゆえの震え”みたいなものを思い出しました。ずれるとこういうことが起こるんだな…みたいな。
モンスターや召喚獣のサイズ比較イラストなど当時未公開画像てんこ盛りでFFオタクにはたまらないめっちゃいい広告ジャックだったんですよね…(こんなこと言ってますが私はFF15もとても好きです)

ちなみに恐らくそのずれてしまった関係のケアとして、サイトで広告が全公開されていたりします。異例すぎるしコストを考えるとすごい。
FF16を触ったタイミングでの前作広告のキャッチやこだわりを見るとまた違った味わいがあってよかったです。


話を戻しまして…発売日直前に入っていた予定の実家への帰省も「FF16が発売するから」という理由で全方位に迷惑をかけながらしれっと1日前倒し、仕事もこのために日程調整を当然のごとくしました陸稲りくとうおこめです。楽しみすぎたんじゃよ…。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

本当は京都帰省の話やNintendo Directの話もしたいところなんですが、初動プレイの高まった気持ちでの所感を残しておきたいので本日はFF16を40%ほど(PS5はプレイ進捗度を自動で表示してくれる)進んだ感想や身に起きたことをネタバレなしでまとめておきたいと思います。

自分のシンプルな老い

初っ端から自分語りで恐縮ですが、PS5の映像がとても綺麗な故にビジュアルの情報量がとてつもなく多いのと、恐らく距離があっていない…一人暮らしには到底でかすぎるテレビで遊んでいるからな気はするんですがまじで眼精疲労がやばい。頭が痛い。
FFと同い年になるとそりゃ自然と老いもくるものですが、昔はぶっ続け…それこそ2日間とか遊んでも全然大丈夫だったのに今は5~6時間遊ぶと頭痛がきて本当につらい。

あまりにも悔しいので昨日頭痛を無視して8時間ぐらい遊んだら深夜に「割れるような頭痛」「吐き気」「微熱」のフルコンボを食らって地獄を見ました。まじで吐くかと思った…。
最近Factorioを3日間で50時間ぐらい遊んでも平気だったことを考えると、やはりPS5の綺麗すぎる映像への対価なようです。
でもFactorioの過集中プレイでなんらかの命を削ったことを考えると、眼精疲労タイマーが発動するのは健康的なのかもしれません。悲しい…。

思い返せばディシディアファイナルファンタジーNTのβテストでも1日ずっと遊んでたら同じ状態になったことを思い出し、どうやら人は8年経つと忘れるらしいです。あまりにも愚か。
16も出て新キャラが出せる状態になったので、来年のTGSあたりにディシディア新作(できれば3v3の…)の発表があることを信じています。頼むぞ。
-ディシディアの亡霊より

PS5専売のすごさ

「FFといえば超美麗グラフィック」というイメージはもう過去の遺物なのかもしれないですが、PS5専売のグラフィックにとても力を入れた作品を遊んだのが初めてだったこともあり、使い古された陳腐な言葉であまり使いたくはないのですが「映画の中に入ったような圧倒的美しさとそれに伴う没入感」をはっきりと感じるすごさがありました。

どこを切り取っても絵になる。これでリアルタイムレンダリングなのもやばい。

最近のゲームは読み込みも処理も早くあまりストレスに感じたことはなかったのですが、すべてがリアルタイムレンダリングで進行する完全シームレスの快適さは、いざ体験すると「こんなにも快適なものなのか」とPS5ならではの感動があります。贅沢さすら感じる。

また物語の作り自体も昨今の映像作品をかなり意識した構成になっており、開始2時間で今作のおおまかな“売り”を余すことなく見せてもらえます。序盤怒涛のテンポで話が進んでいくのもタイパ重視の現代人向けです。
CERO Dの強みを生かしたグロありエロありの今どきのダークファンタジー系統もしっかり押さえつつ、それでいてちゃんとFFしており「お前ら、これが見たかったんだろ?」と言わんばかりのFFオタクもニッコリの演出盛りだくさん『ゲームでこれをやる意味』をしっかりと感じられるのも良いとこです。

歴史ファンタジー群像劇

FFオタクが語っているのでFFオタク向けに聞こえるかもしれませんが、むしろゲーム・オブ・スローンズなどの歴史ファンタジーものが好きな方が楽しめるのでは?という感じのお話の作りになっているので気になる方はぜひ。
今回恐らくですがPS5の購入層に合わせて今までの主人公とは比べ物にならないくらい主人公の年齢が上がっており、その関係か話も結構残酷でダークです。

FFは歴代戦争ものではあるのですが、今回特に『群像劇』と銘打ってることもあり、開始直後に国の名前が5個ぐらい出てきて歴史物ゲームあるあるの「この人どこ所属だっけ?」「この国敵国だっけ?友好国だっけ?」が無限に発生するので国の名前と関係値とドミナントの所属先あたりはメモしながらか、サイトを見ながら遊ぶと理解が進んで良さそうでした。
また、今作スライドパット長押しで進行状況と関係のあるメモが読める仕様があるのですが、そこに結構大事なことが書いてあることが多いので(あとで読み返しも可能です)読みながら進むFF13方式がオススメ。意外とこまめに内容が更新されます。
何度かそこのテキストを読んで「あ、この表情そういう意味だったのか」みたいな部分がありました。

気になる部分は戦闘

褒め褒めできましたが気になる部分もありまして、特に気になるのは「戦闘のイージーさ」です。恐らくFFシリーズのファンはRPGしかやったことのない人も多く、初のアクションRPGへの配慮かとは思うのですが「アクションRPG」を求めて買うとちょっと物足りなさは感じるかもしれません。あまりアクションが得意でない私でもこの感じなので死にゲー系が好きな人はサクサク前提で遊ぶと齟齬がなくて良さそうです。
逆に本当にアクション部分は丁寧に作られており、特に「気持ちよさ」に全振りされているので「いや、まじでアクション苦手なんですよね…」という人こそ遊んでほしいレベルには“私アクション上手いかもしれん”と勘違いさせる気持ち良い工夫がめちゃめちゃにされてます。私は勘違いしました。

他のアクションゲームに比べてパリィやジャスト回避の受付時間がめっちゃ長いうえに成功するとど派手なエフェクトとこんなに追加ダメージ入っていいんか!?と思うぐらいの強攻撃が入るのでとにかく気持ちいいしかっこいい。
クールタイムがあるタイプの必殺技もエフェクトはどれもかっこよく、使い所も説明テキストを読むとはっきりしているので、自分にあった組み合わせを見つけるのも楽しいです。私は今のところウィル・オ・ウィスプを密着で当てて壁に持っていくと相手だけ空中に浮きハメ続けられるのが好きでずっと押し付けています。楽しいです。

あと気になる点を上げるとすれば主人公クライヴくんのウブさでしょうか…恐らく幼少期からの時間を考えると25前後かと思うのですが、あまりにも恋愛などに関連する感情に疎くてさすがに…?と思うところがなきにしもあらずなのですが、けどクライヴは復讐のためだけに生きてきたからそういったものを学ぶ機会がなかったのかもしれない…そう考えると人間の情緒が育っていない理由も含めてとても悲しい。

シドが好きすぎる

最後にシドを語って終わりにしたいと思います。
今作のシドは「こんなのみんな好きになっちゃうでしょ…」みたいな絵にかいたイケオジなんですけど、本当にかっこよくて。
完全にFF12のバルフレアポジションなんですが、今作は主人公の年齢が高いこともあり主人公をとって食うこともなく「人であること」を事あるごとに考えさせてくれるめっちゃいいキャラです。好き。

ウインクの破壊力がすごいんよ…

私が好きになるキャラだいたい死んで輝いてしまうタイプのキャラが多いので、シドがここぞという場面で死なないことを本当に祈ります…。

あともう一人上げるとすればベネディクタです。

最初はなんだこのクソ女…と思ってました

ドミナントという存在に運命を翻弄された人間を象徴するかのような性格をしており、その不幸な部分も含めて良いキャラをしています。あまり語るとどれもネタバレになってしまうのでぜひプレイして彼女の激情を感じてほしいです。


次からはネタバレありで書いていければなと思っています。
購入悩んでいる方はぜひ参考にしていただけますと🙏
PS5ごと買うという人も多いと思うので、なかなか勧めづらいのが難点ですね😂


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