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弥生

・3月のはじまり。昨日からの体調不良により脳が「食欲」のスイッチを完全に切っている。年中食べ物のことで頭を膨らませているので、食欲も意欲も体力も無いとなると、ひたすら横たわってYouTubeの動画はみずに音声だけを聞いている。ドラマも映画も音楽も読書も何故だか元気がない時は集中出来ずに疲れてしまう。
不思議とラジオやYouTubeの知らない人の声が一番ちょうどいい。明るすぎず、一定のトーンで、できれば一人で語っているようなのが丁度よいらしく「実はやばい社会のなんちゃら」とか「あの未解決事件をなんちゃら」みたいな、なんというかコンビニの本棚の端にある劇画タッチの下世話なテーマの漫画本のようなジャンルばかりを選び焚き火を眺めるように、それらを何も考えずに流し見流し聴きして、気がつくと横たわって病みプラス社会の闇の中で半日が終わってしまった。1時間おきくらいにアクエリアスをふた口くらいのむ。まだ少しの胃痛を感じる。昨日はこれに吐き気と全身のダルさで、どの体勢でもきつかった。昨日に比べたら大分マシ。身体は正直で真面目だから危険を感じたらすぐにブレーキを踏み、サインを出す。その辺とくに私の身体はよく出来ている。ちょっとでも危険を察知したら直ぐに止まる。ほんとによく出来て感心する。それにしても病床に伏していると下世話で闇や暗い内容のものばかりに興味がわくの、なんなんだろう。世の中の暗黒な面で身体は何か充電しているんだろうか。

今月からしおりのように1枚写真を。

・目覚めてすぐにお腹が全然空いてないことに驚く。コロナに感染した時もどんな時も食欲だけは割とありお粥やうどんなどを食べていたけれど、お腹の病気の時はさすがに食欲が全く湧かない。すごいな。陽気な医師に「大丈夫大丈夫、一週間食べなくたって死にはしないよ!」とポーンと景気よく肩を叩かれ見送られたので、食べないと治らないような焦りもなく、げっそり痩せることもなく、何となく顔色がきなみがかって見えるくらい。昨日よりはさらに気は戻ってきている。

・気力はあるが食欲はないので、久々に少しは化粧をして近所の野菜直売店とスーパーへ。いつもと違う裏道を歩くと黄色いポンポンふわふわの花が咲いている大きなミモザの木が。知らないお宅の木だけどあんまり立派で綺麗なので立ち止まって「ふわ〜♡」「ひや〜♡」と声をもらしていた。するとそのお宅のご主人が出て来たので慌てて『わたくし怪しい物ではなくミモザの”木”を見たのが初めてでして、ねぇ〜ご立派でお綺麗ですねぇ』という気持ちを込めて「こんにちはぁ〜」と会釈した。ご主人ニコッと笑い「ちょっと持ってく?」と仰るので『いやいやいや立派な木だし切り離しては!悪いですし』というターンを入れることなく「ほほほしいです!」とはっきり即答。その場でパキパキとふた枝切り分けてくれた。こちらの二階建ての一階分くらいまでの高さはあるミモザの木。分けてくれた枝くらいのサイズから5年程でここまで成長するという。随分長くこの家にお住まいの雰囲気だが、この辺りに引っ越して10年近くは経つのに全くこのミモザの木に気づかずにいた。久々に布団から出ていつもは通らない近所の横道を歩いて見れば、咲いていたミモザの鮮やかな色に感動して、しかも見知らぬ自分に分けてもらえた。なんて、平和な、ここは任天堂『どうぶつの森』でしょうか。甦るお祭りででっかい綿飴買ってもらってスキップする気分。黄色いニット帽被った病み上がりの私もスキップはしませんが小さい小さい綿飴みたいなミモザ持ってるんるん。その一部始終を離れたアパートの前から見ていたらしい真っ黒なコートに髭面サングラス姿の異国男性がタバコを吸いながら「いいね、きれいだね」と微笑んでくれて。ミモザがなかったら裏道で会うとちょっと緊張しそうな場面も黄色い帽子「はい♡もらいました〜」と黄色い花を掲げる程に陽気が回復。知らない人とニコニコしまくってマジで『どぶ森』状態。ミモザを握りめスーパーと直売店で買い物。帰宅してチルドの鮭お粥と、新潟から例年より早く届いた蕗のとうをお味噌汁に。それらを胃痛なく完食した。

写真には収まりきれない美しさ。

・人差し指の火傷跡。色々変形していまはようやく薄桃色のシミのようになった。この後どんな色に落ち着くんだろう。完治ではない。

・今年のひな祭りは例年のようにチラシ寿司は作らず。全く腸が動かないからかほっといたら
5、6時間飲みものすら飲まずにいる。口に何か入れたいという欲求そのものが身体から消えてしまったような感じ。なんだかここ数日は幽霊のような気分。ただ体力は回復したし、吐き気もなくなった。欲しくなくとも日に1食優しめな物は食べるようにしている。体重も一瞬だけ3年ぶりくらいの数字まで減っていたが、食事を取るようにしたらそれもまた一瞬で終わりすぐに戻った。数日食を減らし禁酒するとなんだか思考がいつもと違う気はした。明らかに腸が自分の身体大半を支配しているんじゃないか。脳と腸。指令は腸からって『ヒューマニエンス』でも言っていた気がする。納得。
自分探しの旅でインド行って人生変わった!みたいな話って(周りには居ませんが)悟りの教えとか旅先の人との出会いもだけど、シンプルに腸内環境激しく変わって思考回路自体が変化して、ぴっかーーん!みたいな事が実は大きいとかありそうだな。YouTubeの見過ぎでしょうか。

・家族LINEで今日はひな祭りと知った母が慌てて雛人形を飾り、ちらし寿司を作ってお祝いしていた。姉はそのおこぼれに預かっていた。
私は牛乳のクリームスパゲティに塩漬けの桜の花をいれてみたけどあまり綺麗に桜が見えなかった。その後やはり胸焼け。

かわいい菜の花、食べる。

・食事を1食とるようにしたら気はさらに甦ってきたけれど、まだ違和感あり胸にっつかえる。早く治らないものか。胃腸日記になりつつある。

・夜はバンドリハーサル。明日は初めての場所、越谷イージーゴーイングス。ちょっとしたツアー気分。腸が不調でも歌には問題はない。
リハーサル音源をスマホで録音して帰りのバスで聴いてみると置き位置が悪かったらしく、水中の中で録音したようなゴゴゴボボボー、ー、みたいなボボボーボボーボボバババーババーババ。止めて小川美潮さんの『4to3』を。

かわいい空の缶箱にかわいいお菓子詰めて眺める

・越谷EASYGOINGS初出演。電車で1時間半の移動は大して驚かないけれど、帰りは車で来てくれた唯一のお客さんという名の身内にオサム、スタッフ純平と乗っけてもらい帰宅。北九時代のツアー車内を思い出した。越谷から吉祥寺までは八幡西区から天神ビブレホールのライブ帰りくらいのドライブ距離感。思い出話がはじまると中年のサインらしいけれども。未だにあの長い長い夜の道の続きを我々は走っているんだなとつくづく実感する。ただあの頃との違いは気持ちがすこぶる明るく気楽な旅だ。EASYGOINGSはキャパもしっかり大きめで出演者で知るのはヘルメッツさんのみ。我々のお客さんは今夜1名のみ。広々と見渡せる会場に共演バンドの皆さんとポツポツといるお客さん。地元の黒崎を一歩出ればツアー先の会場はだいたいいつもこの光景だった。上京したらホームとべるライブハウスもあり、出演するにも知った人が集まって、ライブもぼちぼち友達やお客さんが来てくれる安心した環境。その環境に随分慣れていたので、初めての町と初めての共演者達は色々と懐かしい感じがして、全て新鮮で、何か、よかった。スタッフで長い付き合いの純平も今回からまたライブに来てくれて色々なことが懐かしく新しい。お客さんがたくさんいる会場でライブはもう随分していないけれど、我がバンドを観に来たたったひとりの観客のライブもまたロマンチックで私は好きだ。この先満員の会場でライブする日はこないかもしれない。それでもまるで平気な気持ちもした。それくらい満足したライブだった。願うことならこの先何回あると約束はないのだから1回1回流れ星みたいなライブがしたい。目撃した人だけがひと時幸せになるような。そんなライブをこれまで何度も観た。いつかの秋葉原クラブグッドマンで初めて共演したトキメキ泥棒のライブのような。光った記憶だけがずっと消えないような。そんな夜にいつまでも向かっていたい。

・よいライブをしたらもちろん飲みたいよ、お酒をよう。胃腸を接待接待お伺いをたてながらの胃腸応援パーティの一週間だった。ライブ当日は頭痛もあり胃腸、いや、胃腸殿、ご決断を。そろそろお酒よろしいでしょうか。いいライブでした、私ものみたい。ヨッ胃腸!行けるよ!と我が胃腸を盛り上げていってみっか!とドリンクカウンターへ行きビールは冷やすな。胃腸殿を冷やし泡でびっくりさせてしまうかもしれないと色々検討した結果、常温(冷や)の日本酒が吉と出てEASYGOINGSカウンターにて解禁酒は「八海山」に決まり。おとそくらいちるちると吸うて、うん、問題なし。よし、八海山がお通りになられました。よし、ふたくち。みくち。うっ、としばらくして胃腸がじりじりはっかいさんしている。ダメだ。こりあ焼けちまう。と、おもいあとは唇にぬるように舐めるようにコップをにぎりじりじりしていた。悲しい。このまま私はお酒と決別なのか。

・起きて寒い。胃腸お伺い嘔吐・応答異常なし。朝食に焼き鮭大根おろし、山芋とろろ、納豆。しょっつる汁、ご飯はおかわりした。いい感じ。いけてる。朝腸超いいかんじ。調子付き珈琲もいっちゃって、大丈夫いいかんじ。

・奇奇怪怪最新聴く。Mr.Childrenの話題。私は全く通っていない、というか流行っていた時代はあえて聴いてないという痛々しい病だったので、そういった気持ちもイテテだったなと思いながら話を聴いた。幼稚さや変な固定概念が消えて、ようやく音楽とたくさん出会えるのかもしれない。音楽的な夢や理想は未来からきた娘たちがすべて叶えていった。私はこれからどんな曲を歌えば私が幸せなんだろう。おや、飛躍しまくった。今回の奇奇怪怪も楽しかった。Q&Aに参加したいが無理だ。ラジオなどもメッセージを送れるリスナーたちを尊敬する。どうしてそんなフランクに話ができるんだ。校庭で無邪気に遊んでいる皆を遠くから眺め楽しそうだね。という具合で聴いている。ペンネーム的な物を考えるだけで日が暮れてしまうな。ラジオペンネームといえば、さくらももこ著『永沢君』の「キンタマネギ男(お)」だな。奇奇怪怪の話題によりミスチル『深海』にはじまり1stから『Atomic Heart』までを聴く。

おススメ本を迷わず購入。

・起きて雪。身体はたぶん大丈夫そう。
朝ごはんに食パン、目玉焼き、牛乳とカブのスープ。珈琲もいけた。もう大丈夫な気がする胃腸。違和感もない。終わりにしたい。

・仕事終わりお腹が空いた。お腹が空いたという感じがうれしい。久しぶりだ。お酒、いっちょ行ってみますか!と高円寺きど藤へ。看板が出ていないのでもしやと思えばお休みだった。残念。ひとりやきとり大将か、和田屋か、、なんか違うと思い西荻窪で飲んでいるらしい兄に電話して合流。もう帰るつもりだった二人が付き合ってくれて小一時間やきとり屋で食事。
生ビールを一杯、グラスワイン1杯をおそるおそる飲めた。異常なしを確認。小一時間おもに失敗とお金の話題。一億円宝くじあたったら兄が10万円くれると約束したので日記に書いておく。その後、解散して阿佐ヶ谷のBAR鈍我楽へ。今夜はなない、ニュー酉のでお馴染みのスタッフなっちゃんがお手伝いでカウンターに立っている。そこへバンドの写真や動画を製作してくれる浩太郎君と合流し、ファズピックスの新曲MVの相談などする。来年はバンド25周年だ。


・日記を豆に読んでくれている方々に「飲み歩いていますね」「めちゃくちゃ忙しそうだね」「散財していますね」と心配される事がある。
そんな風に見えているのなら少し恥ずかしい気持ち。私の充実野菜散財飲酒生活、たまに何を言っているかわからない日記。読んでくれてありがとうございます。一日は24時間。一週間は7日間。労働は約8時間。睡眠は6、7時間程度。人一人収入格差はあれど時間は同じ。大した違いはないかと思われます。派手さは無い。実に地味に生きている。日に2食程度、週末は飲みに出る。平日はグラスワインを1・2杯食事中に飲む程度です。安心してください。テンキュー。

・漫画アニメ界の訃報が続く。ショートカットにしていた頃は美容師に「これにしてください」とショートヘアのブルマの画像を見せていた。あのブルーの色にいつかしてみたい。
まる子は漫画で読むとき、これからも一生あの声で読むと思う。昭和、平成からの「常にある」大きな大きな存在がなくなる度にくらう衝撃と喪失感。そうして着々と自分もまた未来に呑まれていくような、何とも知れない気持ちになる。

・『東京都同情塔』読み始める。主人公の女性キャラクターがカッコ良すぎのキマりすぎで笑ってしまう。まだまだ序盤なのでこの先この女性と心通うことがあるかまだわからないけど、
めちゃくちゃに嫌いになろうとも結末を知りたいので読む。適当に初めて気楽に止めるので私の読書なかなか進まない。

・胃腸快調!やっほう。カムバックお酒。
夜は久しぶりに近所へお寿司を食べに行った。
一週間以上ぶりの生物。ちょっぴりビビりながらも縞鯵のお刺身美味しゅうございました。
生牡蠣ありがとうございました。お寿司はかっぱ巻き、穴子、げそを握ってもらい玉子はつまみで。好きなものだけ食べた。ビール、熱燗から久しぶりに梅酒ソーダ割りを飲んだらお酒を飲めなかった頃を思い出して妙にしみじみした。あの頃梅酒ばっかり飲んでいたよな。
うわああ懐かしい。いつの間にかカウンターで隣の常連さん達と会話。左隣の頭つるつるのおじさん。それをネタにしてそのまた隣のご婦人がペタペタと頭触ったり叩いたりしてお戯れ。
もう皆さん何度もお見かけしている常連の方なのだけど毎回初めましての勢いで話をしてくれる。おじさんが我々を飛び越え向こうめがけて話しかけている「お前も頭皮が見えてるな」と見れば右隣もつるつる頭の男性。不適切オンパレード、ルッキズムの嵐。ツルツル頭とツルツル頭のツルツル頭の会話に挟まれてお酒をすすっていたらうっかり「 この席オセロだったら私もツルツルだな」と思ってしまった。しまったからなのか、ルッキズムの話題はずーっと続いており「お姉さん、お姉さんもツルツルにしたら寂聴ににてるよ」と振られ、あらエスパー?バレた?とヒヤッとした。そう私、寂聴さんのモノマネもとても自信がある。つるつるつるつるつる土壺。

お土産に買ったチロリアン美味い
(賞味期限切れてしまっていた自己責任で食べた)


・東京ポッド許可局が『PERFECT DAYS』の話題。笑った。映画も大好きだったのでしみじみと笑ってしまった。私は女性目線だったからかやっぱり平山さんかっこいいと思っていたし、好印象でしかなかった。ホントのおじさんからすればまた違う視点。そうか、あのラストシーンって笑っちゃうんだな。そう言った幻想とはまた違うおじさん達の意見を知った上でもう一度観たい。サンキュータツオさんのお知り合い?友人の平山さんのバックグラウンドの見解がなるほどな〜と納得した。映画を見てからずーっと行きたくて行けていなかった銭湯にも休日にようやく行けたはいいが、古くから熱さが自慢のこの銭湯いくらなんでもコレはやりすぎだろ、ちりちりと冬の冷たい皮膚がもはややけどしそう。「殺度!!」と番頭のオヤジさまを睨みつけても仕方ないのだけど、やばいって!と思っていたら子連れの初めての銭湯体験をしにきた母娘。先に入った母上の苦悶の表情に思わず口パクで「ムリムリムリあつあつあつい」とお子には危険を知らせて、じゃぶじゃぶ水を入れるようにジェスチャーした。別の常連お婆さんも膝までが限界らしく苦悶の表情。熱湯コマーシャルみたいになってひとしきり皆が一瞬浸かって一瞬で諦めるを7〜8人がくり返して、ようやくお湯はいつもどうり「あつ〜」ぐらいの温度に。おかげで骨の髄まであたたまるがこれは『PERFECT DAYS』ごっこ失敗。

・『ヴァージンスーサイズ』をようやく観た。これ高校生の時にフライヤーだけ持ってて見たかったけど見れずに25年経ってしまっていた。
部屋の壁にフライヤーはずっと貼っていたな。
1999年。当時17歳の私がみたらもっともっともっと感銘をうけ影響されたに違いない。これは2001年『ゴーストワールド』にも思った。どちらも40過ぎて今更ようやく観たおかげさまで悪影響になるような事にはならなかったけれど、10代の私の感想も知りたかったな。
面白かったし、どちらの映画も少女達かわいい、オシャレ、ロリータ最高だ。

・3.11の記憶はどんどん薄くなっていく。あの日は妊婦の幼なじみとMちゃんと二人、自宅でふるえながら待機していた。たまたま今日久しぶりにインスタのメッセージでMちゃんとやりとりをした。子供はすっかり大きくなり、二人目も育ち立派なお母さん。あっという間だった。今日は母方の祖母の誕生日でもある。ばぁちゃんオメデト!

蕗のとうのお粥


・一日中しっかりと降る雨。寒い。3月ってこんなだったっけ気温。春雨なのか。先週のノロウィルスがすっかり良くなった。何でも食べる。飲める幸せだ。人差し指のやけどもほぼほぼ治ってはいるけどあともう少し。頼んだよ。
あと体重、そのままストっピでおなしゃす。

・仕事終わりひと段落。YouTubeでCHAIのラストライブ配信があるよと、いぬちゃんからのLINEで知る。初めてCHAIの動画をみたのは何きっかけだったか忘れてしまったけれどたぶんコレ『sayonara complex』初めて動画観たときに最高にスッキリというか、超新星!コレコレコレキタコレ!と興奮した。私の描いた憧れのギャルバンの夢と理想全て持って現れたようなバンドだった。カッコよくておしゃれでチャーミングでユーモラスでとにかくギャルバンにしかできない事ぜんぶしてて「せこい!」「でもカッコいい〜」とCHAIの歌詞そっくりそんまま。すぐ好きになった。ライブにもいぬちゃんと行った。
女子クラスメイトや同僚の集まりなどでも緊張する同性同士。何故だか異性より同性の方が緊張する。異性には様子を合わせたり好かれなくてもよいような気楽さがあり、女子とくに集団にはその真逆の要素があるように思っていた。(思春期は常に恋人のような女友達の存在はあった)同性へのそんな呪いも年々とけてきたが、自分が女だからだろうか。女子のグループがあるとしたら隅っこにいるタイプだったのでギャルバンは未知の世界で憧れている。(ギャルバンって言葉も化石?)今ならガハハと笑いあえる波長や趣味の合う女友達が集まってバンドできたらきっと最高に楽しいだろうな。
バンドの解散理由はさまざまだろう。メンバー同士にしか分からないし、バンドの音楽以外は知らなくてよいとも思う。こんなに明るくてしみったれた要素0%のバンドでも、4人の最後のライブと思って観ていると何だかこみあげてきてしまい、踊れて楽しい曲なのに涙がでそうで(ご飯食べなきゃだし)途中でいったん止めたら配信が終わってしまっていた。やらかした。いいバンドだったな。素敵最高。メンバー全員元気だし、曲は永久に残るのだから爽やかに笑顔で。おつかれ様でした、拍手。


・新曲の最終が上がってきた。今回も2曲を
ワダリョウスケ氏にレコーディングから全てをお願いした。リリースが楽しみだ。リョウスケ氏は学くんとのオモイデショケイが縁で随分とお世話になっている。いつの時もこうして手を差し伸べてくださる方々によってバンドは続けられる。お客さんや、裏方で支えてくれる人たちがいい思いをしてほしい。我々はその軸なのだから、ぐらぐらせずにしっかりしていたい。

・先週はライブと重なっておやすみもあり久しぶりのなない。今夜も帰りは遅くなるので昨日の夜、寝る前にカレーを作っておいた。今日帰りが遅くなろうとも、明日ダルくてご飯作りができなくともカレーがあれば何とかなる。
最近作ってないし、食べてもない。久々だな。
カレールーが完成して就寝。朝出勤前に食べるか迷っていたが時間も足らず、ルーを味見だけして家を出た。胃腸もすっかり治りお腹も減る。今朝はカレーを味見したし、帰ったらしばらくはカレーだ。昼は何を食べようか。お腹は空いているのにメニューが定まらない。恵比寿をぷらぷらと彷徨い、野菜を食べておきたい。
できたら米がいい。この空腹を満たす、夜中までエネルギーがもつような。限られた時間の中で野菜と米を求めて空腹すぎて判断はどんどん鈍り、あ、あの店久々だよしゃ決めたえーい入ってしまお!とネパール料理屋に入ってしまい
ネパールカレーの、しかもビュッフェを選んでしまうという奇行。魔が差してしまった。
今朝のカレー味見が呼び水になったのかな。
頭の中でカレーは家にある家にはカレーと考えすぎて、絶対ダメと思いすぎたせいかな。サラダ以外は食べるもの全てカレー味のビュッフェをしっかり食べ終えてランチ終了。

・日が長くなっているのがわかる。春かな〜まだかな。ポッドキャスト奇奇怪怪第42号。先週に続いてジュディマリの話題。もろの世代なので「懐かしいよね〜」だけではなく新しい聴き方が出来て面白い。ひとまわり下の世代が聴くジュディマリ。我々世代だとレベッカのような立ち位置?の感覚だろうか。ひとまわり上の世代の音楽。カラオケはジュディマリよりもレベッカを歌うな。また改めて聴きたくなった。
その後は東京ポッド許可局。「注意論」相変わらず面白い。志らくさんを「芝浜」におさめたのがとてもよかった。マキタさんの「年下の先輩」についての論もすごく同感だった。私にとってこのふた番組こそ「年下の先輩」であり「ずっと話をきいていたい上司」なのかもしれないな。

それでも家のカレーは美味しい

・NHKの番組で『アルプスの少女ハイジ』の原作者ヨハンナ・シュピリの特集があった。心通う友人へ宛てた手紙に「自分が送ったこれまでの手紙を全て返してほしい」というような内容を送っていたのが印象的だった。故人でなくとも手紙を公表されたりする世間を嫌い、決して親友を疑っている訳ではなく、手紙のやり取りをした全ての人に返却をお願いしているという。これ、すごく分かる。私も手紙魔なので、特別有名人でもなんでもないが、全て全て燃やしてくれよと思う。返却までの執念はないが。気軽にじゃんじゃん捨てて燃やしてください。そのお手元にある呪怨のようなレター。
昔、実家にあった暮らしの辞典みたいな古い本に「手紙の書き方」のような項目があり読んでみると、季節の挨拶文からラブレターの指導まで書いてあり、ユニークな挨拶文として(ちょうどその本が学生運動などの時代の物だったからか)あげられていた例文が「こんにちは、恋の過激派さん」という始まりの挨拶があった。
私は真面目なこの本の大真面目なこのユニークさを大変気に入り、時代錯誤を承知で似たような文言を手紙に使ったような気がする。
今の世の中は過激派もテロリストも全く笑えずユニークな挨拶文にはならない。実際のある戦地でもハッキングやスパイからの情報漏洩を防ぐ為、作戦は一部の幹部だけで内容を紙で手渡し、最後の確認者が紙を始末するらしい。敵国もその作戦を未然に防げなかったという。
秘密になればなるほど、やっぱり手紙。
平安時代も文通文通。字の美しさや便箋のセンスはお相手決める重要な役割だったのもとても面白い。平安の世から今も変わらず、手紙を書く行為や用途があまり変わらないことにとても親近感がわいてくる。
新しい便箋がたまるばかりで最近はめっきり手紙を書いていない。

・土日で新潟へ樹齢40年のケヤキを切る作業を手伝いに行く。自然の作業は好きだからとてもよい時間。40歳のケヤキがどんどん小さくなるにつれて、空は広がり嘘みたいな
飛行機雲が二本。交差して「ばってん」またはXなのか、ケヤキの無音の別れの叫びなのか。すると三本目の飛行機雲がさらに青空に線をかいた。どこまでも伸びて行く飛行機雲は木の体から抜け出して立ち昇っていった魂のようにも見えた。
40年の木。太くて重くて立派なケヤキ。いつかの夏には木漏れ日を見たし、冬には雪を着込んだ姿を見た。
同世代のケヤキにただただご苦労様でした。見守ってくれてありがとうございましたありがとうございました。さようならと最後の最後まで見つめていた。
赤坂での脳盗イベント「盗」には行けなかったけれど、山でたくさん蕗のとうを採って帰宅。

他の木たちも静かにケヤキをじっと見ていた

・前回の更新乱文がすぎていてさすがに書き直した。一文字が「^ - ^」になっていて笑ってしまったし私の日記よんでくださっている皆様はもはや「校正員」とお呼びしたい。間違い探しになりつつある。ありませんか?いくら時間を設けているとはいえ。文字で噛みすぎていて脳内早口言葉は噛みまくりだ。因みに毎回更新はスマートフォンです。人差し指で書いてます。

・Xで映画『怪物』をめぐって起きた批評について、是枝裕和監督・坪井里緒さん・児玉美月さんの鼎談を読んだ。正直このような批評があったことも知らなかった。『怪物』の感想もnoteのつぶやきに書いてはいたが、私が感じた
少年ふたりが『銀河鉄道の夜』のジョバンニとカムパネルラの関係にみえたのは、親友という関係だけではなく著者宮沢賢治の学生時代の親友との関係性が重なっての感想だった。
正直こんな風に批評されていた事も全く知らずに、記事の内容を読んでもまだまだ自分が知らない事だらけのクィアをめぐる表現や発信のあり方について考えさせられた。そもそもLGBTもはっきりと理解できていない気がするし「クィア」という言葉があるとも知らなかった自分。これが「マジョリティ側」と知らぬ間に当事者を傷つけたり、存在を消させてしまっているのだろうか。随分と世界に取り残されている感覚。老人が無口なのは悟りからの沈黙ではなく、若者たちが一体何を言っているのか理解出来ないから口を挟まず黙っているのかもしれないとすら思った。この話をするには私はあまりに無知すぎるので言葉にするのも難しい。記事の感想は色々とあるが、読んだという事だけ記しておきたい。監督の批評に対する真摯姿勢が印象に残った。遠くない将来どんな社会になっていてどんな映画作品を監督が撮っているか楽しみだ。

ありがとうございます『ほぼ日』さま

・山で採ってきた蕗のとうとLIFEで安くなっていた筍、冷凍していた海老でスパゲティを作ったらとてもおいしかった。塩と日本酒のみでこんなに美味しくなりますか!と驚いた。
新玉ねぎ、新じゃが、蕗のとう、うど、菜の花、ホタルイカ、タラの芽。春は美味しいものがたくさんある。どれもこれも大人になるにつれ愛しさが増していく。また冬から春にかけての季節には体調を崩す人が周りにも続出している。花粉にコロナ、インフルエンザに謎の発熱とこちらもまたよりどりみどり。

・春分の日。前髪を切りにいつもの美容院へ。
春らしく(?)気分を変えたいので短くしてくださいとお願いする。バブル時代に建てられたという店内はその名残りというか、その時代の建物らしく広々としておりライティングがやたらに明るく、いたるところにバブルの気配がある。外から店内が全て丸見えのガラス張りで、四角いガラスケースのような造り。
案内された席へ座ったと同時にさっきまで晴れていた空はみるみる曇り、嵐のような強い風と雨が降り始めた。それとまた同時に道路を牛歩のようにゆっくりパトカーが行き警察が何人も何人も行く。笛をふいたり、大きな声で何か言っており物々しい。警察のかたまりの後から次に見えてきたのはデモ行進。強い風に吹かれながら、20人だろうか30人はいなかったか、手に横断幕をもったご婦人たちが通りを歩いていく。「反対」という文字が見えたが、ガラスケースからはそれしか見えず、嵐と騒音のようにしか聞こえずはっきりとわからない。何を反対している抗議デモなんだろう。美容師Sさんも手を止め、ふたりして鏡ではなく外を見ていた。まだ何だかうるさい音がしている。デモ行進とは逆の方向へ黒塗りに『愛国〜』と書かれた車が大きな音(声)を出しながら通りすぎていった。さっきの人たちといい祝日に何の騒ぎでしょうね、Sさんと私は鏡に向き直し、いつもはぱっつん眉毛より下をキープしていた前髪を、斜め短めに切っていただきカット完成。
それと同じタイミングで外の雨は止み強い風も落ち着いた。
前髪を切る10分程度の着席間にガラスケースの向こう側はまるで高橋留美子『うる星やつら』のエンディングのような光景だった。

なないの賄い


・仕事終わり恵比寿リキッドルームへライブをみに行く。お目当てはMONONOAWARE。初めて見るPEDROはイベントアーティスト写真を見たのみで音源を調べたりする間もなく当日のお楽しみにだった。
何とな〜く寒気もあるし、嫌だなぁこわいなとお酒もほしいテンションにはならず、静かに会場へ。ひとバンド目のPEDROが始まっていた。あ、へー3ピースなんだね。と後方のドリンクカウンターあたりに移動しながら、ベースボーカルなんだね〜とよく見たらギタリストが
田渕ひさ子さん!!!あ、ペドロか!ひさ子さんのTwitterでたまに見た!そーかーそのバンドかーなるほど驚きうれし!
ライブでひさ子さんのギター聴くの久しぶりだああ。と丁度人と人の後ろ姿の隙間からひさ子さんだけが見える位置に立っており、そのステージ姿にも感動。変わらず、相変わらずカッコよくて眩しくて素敵で、じーんとした。こうして学校終わりにステージを見にいくのを楽しみにしていたな。まさか恵比寿でも予期せず巡りあえて、うれしいな。ひさ子さんのギター。永遠に素敵でしみじみじーん。だった。
MONONOAWAREはやっとやっと待ちに待ったベース竹田さんで4人のステージ。
4回目にしてようやく。あまりに好きすぎてメルカリでレコードも買ったアルバム『行列のできる方舟』からの曲も多かったし、これだ〜これなんだーやっと聴けた〜とこれまたしみじみと良い4人のバンドだなあと思った。
サポートを入れて活動してくれていてありがとうございます。途切れずにライブをしてくれたおかげで、新参者もライブに行けて東京に住んでてよかった!と思えた。
竹田さんが戻ってきてさらに活動がリアルタイムで追っていけるのがうれしい。竹田さん初めましてですが、おかえりなさい。
奇奇怪怪さまさま。こんなに真面目にライブに足を運んでいるバンド、それこそナンバーガール以来じゃないのか。飽き性の私が。
因みにスピッツは追っかけではありません。
なんならコンサートチケットも当たらずライブも数えられる程度しか行けていない。ただ草野さんの歌がひたすら私のDNAへと、おっと、危なかった。相手を怖がらせてしまうからスピッツの話はしないようにと身内と医者に禁止されているので、この辺でやめておきますね。
話を戻して。加藤成順さんのギターもとても好きだ。今回はステージ姿バッチリと見えて素敵だった。来るたびにいいギタリストだな〜とつくづく思う。なんちゅうセクシー。ひさ子さんのステージ姿といい、ふたりとも色気の音色、素晴らしかった。
ステージに立つ一人一人にじっくりいいバンドだ〜いいバンドだ〜と念をおくるようにしみじみと楽しんでいたらいつの間にやら調子を取り戻した。いいわ〜いいわ〜と眩しく、憧れつくしつかれて果てた。行けてよかった。次回も楽しみだ。

・土曜日。昨日の禁酒と早寝で体調は悪化していないがスッキリもせず。曇りで寒い。やたら手足が冷える。背中にカイロを貼り靴下を2枚はいて防寒。やだなあ。夜はなないなので昼間はアップルパイを焼いて食べて昼寝。生まれて初めてのアップルパイ、見た目はりんごピザだが、とても簡単で美味しかった。冷凍のパイシートさえあれば誰でも簡単にできる。薄くスライスしたりんごを冷凍パイシートにどしどしのせて砂糖を好きな量ふって焼いて完成。うちはトースターしかないけど250℃で30〜40分様子みながら焼いた。お菓子とか絶対に作らない(作れない)人生の私にもできました。大丈夫です。

・日曜日は体調何とか持ち越した。風邪に行く寸前を食い止めた。酒もぼちぼち控えた。
年々疲れると口内炎と熱が上がりきらない風邪症状みたいな体調になる。おつかれのサインはこれ。年中どっかしらをどうかしていて騒がしい。

・Netflix「三体」見始めた。おっもしろー!
ビュッフェスタイルで自分の好きな要素をちょこちょことのせたような良さ。好きだ。エピソードはまだあと少し。
あとは早く映画『デューン砂の惑星 2』でティモシーにデューンされなければ。デューン!


・月曜日から夜は飲みへ出かける。なないの中川一家と共に、渋谷クアトロでももさん主催『ファジーピーチ酒場』へ遊びに行ってきた。クアトロも久しぶり、百々さんもとても久しぶりにお会いした。会場ではモーサムのイサムさんも武井さんもいらして、それぞれがカラオケを披露したり、モーサムファンもうれしい。メンバーがイベントに遊びに来てくれるなんて、何ていいバンドなんだ。あとはドラマーのみわこちゃんに会えたのもとても嬉しかった。やっとゆっくり飲みながら話もできて、やはり素敵な女性だなと、カラオケの八代亜紀を振り付けつきで歌う姿をみて思った。テイントンのカマタさんも来ており、皆月曜日だというのを一瞬は忘れて楽しんだ。私も調子にのり1曲歌うなどしたが気の利いた事ひとつも言えずだった。
お祭りのようで楽しかった。百々さん手作りハンバーグとてもおいしかった。

あきえちゃんにもらったムーのバスボム

・3.26は兄の誕生日。北九州から上京して初めての花見は中野の公園だった。その日は天気もよくてちょうど桜が満開だった。兄の誕生日会を花見でしたのを覚えている。45歳になったらしい。姉が47歳。私が来月すぐに43歳。数字だけみるとまるで他人事で嘘のようだけどこれが現実。数日前までインフルエンザで苦しんでいた兄も誕生日当日は回復していたようでよかった。私は夕飯に母に玉ねぎのすりおろしソースの作り方を教わりながら、スーパーで手にいれた半額の和牛ステーキという大仕事を無事に調理できた。とてもおいしかった。今回は醤油味だったので、次回は母のレシピどうりにケチャップも入れてみようと思う。おめでとうの料理をしっかり食べた。

かわいいね

・花粉よ。まだ少し肌寒いのに晴れたらつい薄着をしてしまい寒くてカイロを貼るなど。
風邪だけはごめんだ。今週はなないがイレギュラーで金曜日なので水曜日だし『デューン』チャンスじゃないか!と迷いに迷ったがレイトショーにしか間に合わないし、なんだかとても眠たいのでデューンならず、もう眠りたい砂漠の真ん中で。

・数日友人の顔がよぎる。北九のR。基本的に北九州の友人は「発信するものがない」という事でSNSをしていない。RとMがみる専門のインスタアカウントがあるだけで全く更新しない。LINEで用事がない限り皆が皆音沙汰もない。元気だろうか。何となくよぎるので、前回のグループLINEがなんの話題で終わったかをみると、大谷結婚相手が判明してからキレーに止まったきり。皆子育て真っ最中。呑気なのは自分くらいなもんだろう。そんな事を思っていたらRからインスタにDMが届いていた。
「2日連続でオチン(私)が夢に出てきた はやくあいたか〜」と。私も!会いたかったYES!高須クリニック。これはスピっていますね。
この場合私が呼び寄せているなか、Rが呼んでいるのかはわからないけど、たまにあるので
「ほらね」くらいのミラクルとして心に小さい花が咲く。
会社でもつい先日「最近会ってない」と話題にした同僚本人と久しぶりにばったり(日に二度も)会えたり。
帰りの電車で開いたインスタにまたDMが。
去年12月にカナダへ帰って行った友人アニャから。まだ聴いたことのなかった彼女の歌が送られてきた。「ともこの感想を聞かせて」アニャのシャイな笑顔が浮かぶ。静かで美しい泉が宿っているようなアニャの澄んだ歌声。優しくて少しさびしいメロディ。
側からみたら山手線の車内サイネージのピクミンの映像を見ながらポロポロ泣いている女がひとり。
連続のお便りがうれしく、あの子やあの子を呼び寄せたのは私だったのか。何かさびしかったんか。春のせいか。

欲しくて震えたピクミン


・Netflix『悪魔はいつもそこに』を観る。
開始10分で見た気がすると思ったけれど結末まで思い出せずそのまま観ることにした。
結末全く覚えていなかったので観てよかった「イイネ」を押した。登場人物達にとってそれぞれの悪魔についての物語だと思った。美しくて優しい母親にとりついた悪魔は何だ?と考えたら病気、ということか。

・またしても『デューン砂の惑星PART2』ならず。IMAXで観たいし間に合うのか心配。うかうかしてる間に『オッペンハイマー』が始まってしまった。これも観たいのだけど。雨が降るとどうにも動きがにぶる。

・北九州の叔父から速達の手紙。中身はUSBと叔父の懐かしい文字。「体を大切に まわりの人たちを大切に」の一言が今日一日中思っていた考えと重なる。大切にね。ほんとうにそうだよ。平和や未来について、あれこれ思いを巡らせるが、会いたいと思う人がいるから生きるちからが湧いてくる。すぐそばにいてもまた明日も明後日もその後も元気でそばにいたい。その繰り返しでしかない。

お弁当ファンクラブ

・金曜日なない。珍しくイレギュラー出勤。
職場の送別会の日に見事に被ってしまった。スケジュールなので仕方ない。それもまた縁だな。コロナ以降は職場の飲み会がほぼなくなった。今回はかなり久しぶりの開催だっただけに
行けないのは残念だったけれど、行ったら行ったで野良ホステスに変貌して後日恥ずかしくなって後悔するところまでイメージできているので、ある意味救われたのかもしれない。


・家のすぐ近くの小さな公園に大きな桜の木があり、春はその木の桜がだんだんと咲いて、満開の姿を見れるとうれしく、見るたびにとても気持ちがよかった。なのに、去年かその前だったか知らぬまに根こそぎ木が切られてしまっていた。あんなに大きくて立派だった桜の木を切ってしまうなんて。悲しい。どんな理由からなんだろうか。毎年きれいに咲いていたのに。圧倒的な木の不在感だけを残した寂しい寂しい小さな公園になってしまった。
今年はまだ桜のつぼみすら見かけていない。


・ねむい。春だ。きた春。AJICOの新しい曲とてもよい。「あったかいね」歌詞でビビビビとなった曲は久しぶりだ。ベンジーやっぱり天才としかいいようがない。ベンジー以外には歌えない、真似できない、めちゃくちゃかっこいい、みんな使っている言葉。「やっすいね」て。ありえる?あんなムードをまとった状態で。
「家賃 やっすいね」しかもかっこいい。なんなんマジで。笑った。天才。

・新宿紅布へ関谷謙太郎&Octoberライブへ。
Sくんの結婚パーティ以来ではないか。5〜6年ぶりのレッドクロス。くるまでに新宿のいつもは行かない深いゾーンを歩いていく。なんかびりびりするぜ。知らない国をスタスタ歩く気分。嫌いではない気はする。渋谷の知らないところを歩くよりもまだ気があうような感じ。
関谷謙太郎&Octoberのライブはめちゃくちゃよかった。このバンドに似合っている会場だなと思った。羨ましいな、いいライブ。私もバッチリしたい。よかった。

・ライブあとはお腹も空いて、早めに会場を出た。高円寺きどふじへ。ひとりなのに飲み屋いくのに走ったりして。月の綺麗な春の夜だった。

・赤星1本
・肉どうふ
・タコ刺し
・カップワイン白
・牛すじコロッケ
・まんこいソーダ
合計1870円

いつもの。

・桜もびっくりしてただろうね初夏のような気候。昨日はBAR鈍我楽へハシゴして結局タクシーで帰宅。翌日うーっすらと二日酔いしており一日中起き上がるチカラがわかず「うわあ天気最高やん」「あったかい」って10回くらい言って結局起き上がれないまま。意地で布団シーツ洗濯、布団を干すはしたが、茶碗ひとつ洗うチカラがわかず、チェックしていたライブやお誘いあったライブどれも行けず。めちゃくちゃいい気候で二日酔いは罰ゲーム度が増す。

・夜ようやく回復の兆し。今日までの割引クーポンあるしバーミヤン行くか!と気合いを入れたら肝心のクーポンが見つからない。結局行き先変更、未開拓の飲み屋しかもチェーン店モードだったのでそのまま未開のチェーン店へ。
寿司をメインにした居酒屋というコンセプトのお店らしく、入り口でやや待つくらいお客さんが入り賑わっている。人気なんだなーと話をしつつメニューをみたところ、品数も多い。けれどメニューを見てもわくわくが全くない。体や脳に訴えかけてこない。初めてなのにどれもピンとこず。ビールもそれか〜という銘柄て、謎メニュー、謎味、謎コンセプトですぐに出た。その後もやはりチェーン店モードは崩れずサイゼリヤへ。
夜のサイゼは久しぶり。またメニューが新しくなってる。サイゼのメニューは読み物だ。
ずーっと読んでいられる、内容わかっているのにわくわくする何て熱い本だ。胃袋に脳に語りかけてくる。わくわくするー。この値上げ値上げの世の中でどうなっているんだ。安すぎるだろ。涙でるわ。社長にお手紙書きたい。安すぎて心配です。むしろどーなっているのか興味がわき、帰りのレジの際にアルバイトクルー募集のポスターが貼ってあり一瞬マジで働いて内部を知りたいとすら思った、好きだ。ああ、ありがとうございます。
ハシゴはさすがに食べすぎて、苦しく今また動けずに寝転がってしまう。絶対肥えたね。
 

・Netflix「三体」エピソード8までみた。ついに見終わった。とても面白かった。これはまだ続くでよろしいかな。原作読みたいけど難解そう。物理分かる人はもっともっと面白いんかな。好きな要素いっぱいで完結までやってほしい。ああ明日から4月か〜嘘だろ〜

よいBARは鈍我楽です。


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