来月の10日に25歳になる。

小学生の頃、25歳といったら結婚していて、仕事をバリバリやって、難しい漢字の書かれた書類を沢山持っていて、不測のことなんて何も無く生きているだろうと思っていた。
宇宙飛行士になるのが夢で、歌を歌うのも好きだったから、無重力で歌う宇宙飛行歌手になっているかななどと思っていた。

そして何一つ当てはまらないまま大人になった。
大人という実感すら湧かない。
学校に通い続けて18年(18年！？)、大学院を出ていきなり社会人になり、これからあなたは大人の一員ですと言われても全く実感がない。

小学生の頃、歌の他にも好きなことがあった。
絵を描くことだ。
最初は紙にクレヨンで描き、小学生になって鉛筆で描き、10代になってパソコンと出会いお絵かき掲示板にマウスで描き、高校生になってペンタブで描くようになった。水彩やコピックなども触るようになった。
パソコンに出会うと同時にインターネットにも出会い、世の中には絵の上手い人がごまんといることに衝撃を受けた。
そしてその頃から、ある思いを抱くようになった。

「大人になったら絵が上手くなるに違いない」

中学生の頃は高校生になってペンタブを手に入れたら、高校生になればお絵かきソフトがあれば、お絵かきソフトを手に入れれば液タブを手に入れたら…。
今はまだ未熟だけど、そのうち上達して、ツイッターで数千RTされるに違いない。

そんなものは嘘だった。
もう生まれて四半世紀経っちゃうよ。

困る～

ということで、これからはもうちょっと真面目に描いていこうと思う。
真面目というのは
「毎日描く！」とか
「背景も描きこむ！」とかいうことではなく、
自分の好きなこと・描きたいことに正面から向き合うということだ。
少しだけそういう気持ちを抱えて描き続けられたらと思う。

そんな訳で、ちょっと真面目に描いた絵です。

肌の色がいい感じに塗れて気に入ってます。
ではまた。