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ヌードデッサンに参加してみた

表題のとおり。
私は美大卒でもなければ美術系の専門学校に行ったこともない、ド素人のオエカキスキーなわけですが、
人体のクロッキーやデッサンをするのは割と好きなんですね。
高校まではクロッキーなんて何が楽しいかわからない、想像でキャラクターを描くほうが楽しいに決まってると思ってたんですが
大学時代の美術サークルで定期的にクロッキーを描く会があって、回を重ねるごとにだんだんと実在する人の体や布の質感を描く楽しさに気づきました。
しかも、その経験を重ねるごとに想像で描くキャラもそれっぽくポージングさせられるようになってきたんですね。
クロッキー超いいじゃん…

と思ってはいたのですが、サークルを引退してからはすっかりそんな機会からも遠ざかっていました。

しかし、最近の自分の絵を見て思うのです。

骨格おかしくね?

手長くね?

指折れてね?

骨盤歪んでね?

と。
しばらく生身の人間を描かなかったためか、身体のパーツのバランスをうまく調整出来なくなっている。これはヤバイ。
とは思いつつ、身体を提供してくれる危篤な人など周りにはおらず…。

そんな時に、オモコロでこんな記事を読みました。

24歳女が最高のおっぱいを描くためにヌードデッサン会に行ってみた
https://omocoro.jp/kiji/145509/

普段漫画を描く方が初めてヌードデッサンに行ってみたという記事なんですが、
この中野デッサン教室という所、なかなか良さそう。
お値段も20分×6回で2160円とお手頃で、初心者歓迎という謳い文句の心強さ。
なにより先生の頼もしさがヤバイ。
この人が添削などもしてくれるとのこと。

ヤバくないですか?絶対に上達するでしょ。
オモコロの記事を読む限り、優しく的確なアドバイスを貰えそう。
ということで人生初のヌードデッサン会、行ってきました。

場所はシルクヴィラ中野というビルの地下1F。
部屋はそれほど広くなく、モデルさんのお立ち台とそれを囲うように20強のイーゼルと椅子があります。
20分前に到着したのですが、既に何人かは席について準備をしているようでした。
はえ〜皆うまそ〜、とチラ見しながら自分の席に着き、用意していたスケッチブックを出したのですが…

あれ?

私のスケブ、小さくない?

そう。適当に家にあったスケッチブックを持ってきたのですが、明らかに他の人のスケブがでかい。
2倍くらいある。
いや大きさは関係ない、大事なのは気持ち…と思いつつスケブをイーゼルに立て掛けようとしたその時。

小さすぎてかからない。

どうしよう。

構造上、幅が短いと枠の上に掛けられず落ちてしまうのです。
慌ててお財布を持ち、1階の受付へ。
この場所はデッサン会を主催しているイラスト専門学校の教室も兼ねているらしく、幸いにも受付で大きめのスケブを販売していました。即購入。
初心者丸出しの行動、いと恥ずかしかったです。

何はともあれ準備が揃い、いざデッサン。
私が参加したのはグラマー女性の回。20分×6回、途中休憩が5分ずつ(前半終了時は15分)の計3時間でした。

マノジュ先生が登場。写真で見たとおりの頼もしさです。今日の流れ、デッサン時の注意事項を説明してもらいました。

モデルさんがタオル地のワンピースを着て入室。ちょっと緊張する。
勝手に思ってたんですけど、こういうののモデルさんって一切喋らず淡々と仕事をするイメージがありました。
今回のモデルさんはなんとなく和やかな雰囲気で、マノジュ先生と談笑している姿が印象的でした。

そしてデッサンがスタート。
モデルさんはさっきの笑顔とは打って変わり、凛とした表情でポージング。
皆さんが一斉に描き始め、慌てて私も鉛筆を持ちます。

そしてあっという間に前半の3ポーズが終了。
20分、まじで一瞬で終わる。
輪郭をとるのに時間がかかってしまい、影を描き込む余裕がない。

説明の時にマノジュ先生から「見せてくれたら添削します」と言われていたので、意を決してアドバイスを貰いに行きます。

「あ〜〜、オモシロイですね!」
お、オモシロイ…

「とっても良いです、でも顔がちょっと小さい!」
そうなんですよね、いつも小さくなってしまって…

「そうなの?じゃあこうしたら良いよ!頭と肩で三角形をイメージして、それを紙にプロットする!」
ほうほう…

「相似な三角形を描けたら、そこからはみ出ないように描けばバランス狂わないよ!」
せ…

先生〜〜〜〜!!

わかりやすい、優しい、頼もしい!!記事で読んだ通りだ!!
いや素人に向けたアドバイスだから優しくて当たり前なのかも知れないんですけど、めちゃめちゃ参考になりました。
他にもいくつかアドバイスを貰い、それを意識しつつ後半の3ポーズへ突入。

後半もやっぱりあっという間でした。
アドバイスの通りにすぐ描けるようになる訳では勿論ないけど、何となく前半よりはそれっぽく描けた気がします。
こっちが前半の3ポーズ。

そしてこっちが後半の3ポーズ。

後半は難しい姿勢が多くて苦戦しましたが、その分すごく楽しかったです。

最後にそれぞれの描いた絵を皆で見て回ります。
皆、絵、うめ〜〜〜〜!
いい刺激になりました。

そんな感じで中野デッサン教室、
めちゃくちゃ良かったです。
何より安い。
そして先生が優しい。

唯一不安だったのが、裸の人を前にしてどういう心境になるんだろう?ということでした。これもオモコロに書いてましたけど、
大丈夫です。
無になります。
気恥ずかしさとか全く無くなって、ただ目の前の綺麗な肉体を描くことに夢中になります。
今度は男性モデルの回にも行ってみようかな。

というわけで、気になった方はぜひ行ってみて下さい。
http://amps-web.biz/spd/

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