CR 田中要次さん

*筆者はパチンコを打つことができず知識もないので、感覚で書いています予めご了承ください。


人生という名のパチンコ店に入店している僕は「CR 田中要次さん」に挑戦していたんだなと気付きました。というか、今まで気付いていませんでした。気付かぬうちに挑戦していたのです。

田中要次さん。そう、あの田中要次さんでいいです。合ってます。


ちょっと変な始まりになってしまいましたが、許してください。


僕がこのことに気付いたきっかけは、一年ほど前に遡ります。
その日はワクチン接種の日で、僕は接種会場で静かに腰を下ろして、ぼけ〜っと自分の順番がくるのを待っていました。
そして「次の方〜」というやる気のない声とともに係の方に促されて、問診の区画へと足を踏み入れました。

その時です。

目の前には、田中要次さんがいました。
もちろん似ているってだけです。でもかなり似ていました。あっ田中要次さんだ!と思ったのを今でも鮮明に記憶しています。
だってその日、家に帰って真っ先に「田中要次さんの問診受けたんだ」と兄ちゃんに自慢したくらいです。ちなみに結構ウケました。

そんなことがあり、少し思ったことがありました。
これは "リーチ" なのではないかと。

考えてみてください。台を想像してみてください。どぅるるるるる……って音を立てて流れているのは、無数の田中要次さん本人の写真。そして一つ目が止まる。もちろん止まった写真は本物の田中要次さんです。

CR 田中要次において、田中要次さんを知らなければ、台が登場することは絶対にありません。田中要次さんを知らなければ、田中要次さんに似ている人を見つけ出すことも不可能です。つまり、僕が一番最初に知った田中要次さんみたいな人は、紛れもない田中要次さんなのです。
よって、一つ目は田中要次さん本人であることは確定ということになりますね。


問題は二つ目です。
田中要次さんをいつ知ったかは覚えていませんが、田中要次さんをどこかで知ったおかげで、「田中要次みたいな人」を探すことが可能になりました。つまり、二つ目は田中要次さんみたいな人の写真が流れ続けているのです。僕の感覚だと、モト冬樹さんや木山裕策さんの写真が流れていますね。どぅるるるるる……って。
きっとこの台には何度も挑戦しているんだと思います。だから、モト冬樹さんで止まり大負けしたこともあったのかもしれません。

そして一年前「田中要次 問診ver.」に出会った。そう、これがリーチなんです。


まぁ、ここまでは前置きにすぎません。
察しのよい方は分かってたと思いますが、ついに三人目の田中要次さんみたいな人を見つけたんです!!!
あっでも田中要次さんは田中要次さんみたいな人じゃないから二人目か。
深いことはいいんです。理屈ではありません。理屈でこれが通じたら世の中甘すぎます。

では、数日前に遡りましょう。
その日は新生活も二週目を迎え、少しずつ慣れ始めたか、いやそんな訳ねぇ、全然慣れてねぇ、というくらいの時期でして、最初の化学基礎の授業があった日でした。
クラスの人とも完全に打ち解けた訳ではなく、一人読書に勤しんでいたところに、田中要次さんは現れました。
もちろん流れ通り、その化学基礎の担当の先生です。今回も今回で、うわっ田中要次さんじゃん!と、一人テンションが上がると同時に、これは "ビンゴ" だということに気付きました。
パチンコってビンゴって言うんですかね。全然分かんないけど、いいや。

実際、その先生の声は田中要次さんに比べるととても弱々しいもので、少し拍子抜けではありましたが、ビンゴであることに変わりはありません。
僕は大勝ちしたんです。田中要次さんを知ってからこの日までの期間、きっとギネスレベルで短いと思います。自信ありです。

ありがとう、田中要次さん。
ありがとう、田中要次さんみたいな人たち。


今回、CR 田中要次を攻略することができましたが、これから先の人生、数多の田中要次さんみたいな人に出会う可能性は大いにあります。
僕は一旦、この台を離れますが、更なる田中要次さんとの出会いがたのしみです。


あと、三人揃うというとこで、ドッペルゲンガーじゃないかと感じた人もいるかと思いますが、それほど似てないので。ってか多分全然似てないので。


また長くなりました。もっと短い文章にした方がみんな読んでくれると思うよ。まぁこんな文章読まれない方がいいけどね。
読んでくれた方ありがとう。

失礼しました、おやすみなさい。

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