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不思議なうちの長男①

初めまして。
私、お好みオヤジと申します。

ポストで偶に書いている天然系の変わった次男坊の事ではなく、現在19歳になる長男の小さい頃の話し。

………………………………………

誰もいない部屋の片隅をジッと見ていたり、押入れの襖が開くのを異常に怖がったりしていた長男が2歳くらいの時

「ママのお腹の中で何してたの?」と聞いてみたら

「こうちてた」と手足をすぼめて胎児の格好をしていました。

よく聞く胎児の記憶ってヤツですね。
本当かどうかは置いといて、何度聞いても答えは同じ。
我々夫婦は
「こんな事もあるんだねぇ」位で特に気にはしていませんでした。

それからしばらく経ったある日の夜
川の字で寝ていた夜、突然長男が
「ママおなかにあかちゃんいるお」と言い出しました。

びっくりしましたが、まぁ、長男が言う事だから調べてみるか。

本当に妊娠。
かなり初期段階での発覚は珍しいパターンと産婦人科医に言われたそうです。

そこから毎晩寝る時に嫁子のお腹に向かって
「おにいちゃんだよ」
「あそほうね」
と話しかける日々

長男に男の子か?女の子か?と尋ねると
「おとうとだよ」
じゃあ、名前決めないとな

「流」と1文字で「いたる」と読む事が分かり「いたる君」と名付けて毎晩呼びかけていました。

それから2ヶ月程経ったある日
その日もお腹に呼びかけようとした時に突然
「あかちゃんしんじゃった」と言ったんです。

死んでねぇわ。と言ってその場は収め、それから毎晩呼びかけましたが長男はどこか不服そう。

次の検診の日。
医者から
「二週間程成長していない。心音が聞こえない」と。

そうです。
流産でした。

時期もちょうどその頃。

色々条件が重なった結果で、産まれてきてはいけない子供だったんだと自分達に言い聞かせ無事に立ち直る事が出来ましたがショックでした。
「流」と名付けたのもいけなかったのかもしれません。

ただ、全て長男の言った通りになったこの出来事。

何とも不思議な長男

4歳越えた位に
「お母さんのお腹の中でどうしてた?」

「?」と首を傾げるだけ。
お腹の中の記憶も、自分で言った事も何も覚えてないそうです。

以上

②に続きます。

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