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Alaska Jamの新たな門出に寄せて

今日は5/4(土)連休も後半戦に入ってきました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

4/28(日)、新代田FEVERへAlaskaJamのワンマンに行ってきました。そのライブレポを忘備録として残したいと思います。
長いので飛ばし読みしてください。
要するにAlaskaJam大好きって内容です。

1.その名もJam4You


AlaskaJamのワンマンで公演のタイトルつけたことなかった気がします。
KEYTALKワンマンのノリですね。
AlaskaJam(gt.cho.)の小野武正さんの差金でしょうか?


新代田FEVER Jam 4 You


AlaskaJamは、皆さんご存知の方も多いと思いますが、一曲一曲をジャムセッションで作曲して、4人のメンバーのグルーヴ感を、生音のカッコ良さを、ライブの臨場感を最大限に盛り込んだバンドです。
4人が20歳前後に出会って、10年以上地道に続けてきたバンドです。
小野武正さんのギター、心言さんのラップ、山下賢さんのドラム、石井浩平さんのベース、どのメンバーもみんな息を呑むほどテクニシャンでカッコよくて一流のアーティストです。
でもこの4人のセッションといったら…
一人一人の音が前に来て圧倒されるんだけど、4人の調和が柔らかく、温かく、優しく響くのです。
切磋琢磨して、お互いを刺激しあっているはずなのに、この4人はきっと家族みたいに心から鎧を外して、お互いを尊敬して、お互いの音を尊重してる!そんな調和を感じるんです。
音楽です。世界平和、心の安穏…なんで言えば良いんだろう…優しい世界?
その4人のためのワンマンだなって感じました。

ご存知、ベースの石井浩平さんが2年ほど前に脱退を発表し、今回はドラマーの山下賢さんが…

2月に発表された時は、心から淋しかった。

私達親子にとって、AlaskaJamの音楽は、ライブは、4人の音は、ここ8年くらい、心のよりどころになっていたのです。

山下賢さんが脱退を表明した数日後の2/12の小野武正さんのソロ活動、ゴ会@横浜B.B.STREETでした。

横浜B.B.STREET


AlaskaJamゆかりの箱でもあったことから、AlaskaJamへの想いを語ってくれた武正さん。
別れは辛そうだったけれど、ちゃんと前を向いていました。

2. それぞれの人生、でもAlaskaJamはきっと続く

私事ですが、そのゴ会の数日後2/15に、かねてより大好きだったKula Shakerのワンマンに行きました。
なぜKula Shakerの話を出したかというと、Kula Shakerのオリジナルメンバーは奇しくも4人、AlaskaJamと同じ(編成も音楽の雰囲気も異なりますが…インド好きは同じ笑)。
そしてその時のワンマンは一度はバラバラになったオリジナルメンバーが、再会して、黄金期と同じように一緒に楽曲を作り、音を鳴らしていたのです!!25年前そのままに!!
本当にメンバー達が楽しそうで、はしゃいでて、こちらも嬉しくてはしゃいで、興奮しました!!
音楽って、楽しさが、伝わって来るから、音楽なんですよね!!
Kula Shakerのvo.gt.のクリスピアンも言ってましたけど、「メンバーにも色んな人生があって別れ別れになってたけど、15年ぶりに再会したJayとも、まるで昨日会ったかのように時間の隔たりが一瞬でなくなってしまった!」って。
Ba.アロンザも「僕ら4人が集まると何もかもうまくいくのさ!!」って。
何⁈この冒険島目指すような少年達の言葉は😆💓!!
その喜びが、音にあふれてて、観客も時を超えて、Kula Shakerの黄金期再来に喝采を贈りました!
その時思ったんです。

AlaskaJamも、きっとそうだよな。
メンバーにも人生が色々あって、今は一緒に歩めないけど、みんな元気で一人一人生きていてくれたら、Kula Shakerのように、別れていた時間の隔たりを一瞬で超えて、音を掻き鳴らしてくれるに違いない!!って。

それは私の願望であり、確信にも近い気持ちで、EXTHEATER六本木を後にしました。

そして4/21の宇都宮ゴ会、武正さんが言ってたんです。AlaskaFunky4とLove me Hate meを演奏してくれつつ。
「メンバーそれぞれの人生があって、でもAlaskaJamはこの4人の音があってできたものだから」「それでもAlaskaJamは続く」と!!(意訳)

その言葉を聞いて嬉しかった!!

3.そしてJam 4 You当日

4/28(日)朝、とうとう今日だ!!
ぐっどもーにん、ホットなシャワーシャワー、朝からザバっと浴びたら〜♪って(AlaskaJamのFASHION)鼻歌混じりに起き出す予定が…

AlaskaJamの過去の映像やライブ映像見てたら、この4人に会えなくなるんだ😢💦と、グズグズ、メソメソと…
メンバーが一番辛いに決まってるのに、私も泣き出しそうで、ダメ、行けない😢とメソメソし出してしまった。

中学生の頃からサトシさん推しの娘は、サトシさんTシャツ買うんだ!!と張り切ってる。
その娘の勢いにつられて横浜の自宅を出る。
グズグズメソメソして、お昼食べるのも忘れてしまって、新代田FEVERに着いて、お腹ぺこぺこなのに気づく。
サトシさんTシャツ買って着替えた娘はニッコニコ😆💓

サトシフォーエバーのTシャツ


昔からのAlaskaJamファンの方からのバルーンブーケとコウさんのメンバーのイラストが飾られてある。娘、サトシさんのを探して写真撮ったりしてる。
新代田FEVER名物のフライドチキンをいただく。ボリューミーで、二人でハーフをシェアするも、お腹いっぱい。
あれ、FEVERのカフェに堂々とあきらさんが、お友達と談笑している。めちゃくちゃ自然体で。
なんで控え室にいないんだろ?って少し不思議に思った。
でもそれは、あきらさんの優しさだったのでは、と後で知る。

とうとう開場。娘はサトシさんガン見のためセンターへ。私は定位置の下手、中央へ。

Alaska Jamお馴染みインド楽曲SE流れて来ましたよ。先頭切って武正さん登場!!
ぶち上げてくれる。どんな時も闘いの場に躍り出る武正さん。いつもありがとう!!サトシさんあきらさん心言さんと続く。
サトシさん出て来た瞬間「サトシさん!!好き!!❤️‍🔥」と、男性からも女性からも声が飛びます。心言さん、少し笑って「いや、まだ早いって」と。
サトシさんのところに集まって、グータッチで儀式を…AlaskaJamのこの光景。

出だしはAladkaFunky4、この公演はJam 4 Youだもんね。すでにメッセージ性を帯びてる…
そしてLove me Hate me❤️‍🔥
思い起こせば4年前、コロナ禍の始まり、その直前にAlaskaJamは東名阪ツアーをやっていた。大阪公演は行けなかったけど、たまたま名古屋旅行に行ってた私達親子はAlaskaJamの名古屋公演にも参加できた。公演後のアンケートにLove me Hate meが聴きたいと書いたんです。
その後1週間足らずのうちに、コロナ禍はあっという間に深刻さを増し、世の中がヒステリー状態になり、全てのコンサート会場、ライブハウスが「菌の温床」のように槍玉に上がりました。

そんな中で迎えた、AlaskaJam、下北沢シェルターでの東京ツアーファイナル…
公演自体、中止になるのではと固唾を飲んで見守りました。

なんと!!公演中止になりませんでした!!
発表があった時、心から安堵しました。
だって、東名阪ツアー行ったAlaskaJamは今までで一番!!グルーヴの仕上がりが半端なかったんです!!
とはいえ、その公演で、万が一コロナ罹患者が出たら!AlaskaJamの存在も下北沢シェルターにも大きな影響を与えてしまう。本当に賭けでした。
その日下北沢の他のライブハウスでも公演中止が相次ぎ、AlaskaJamのツアーファイナルは投げ銭ライブだったこともあり、下北沢界隈のライブ難民キッズが押し寄せました。
もちろん昔からのAlaskaJamファン達も!!

私も娘もライブに行くことを周囲に内緒にして参戦しました。
AlaskaJamやエンターテイメント業界、この先どうなるんだろうという不安の中、心言さんは誓ってくれました。Just Livingに寄せて。
「これからもずーっと楽しいことしていくから、みんなライブハウスで会おうね!」って。
涙が出ました。
そんな緊張感の中で、「この間、せっかくリクエストくれたのに、セトリに入ってなかったから」と特別に演奏してくれたのがLove me Hate meだったんです。
この楽曲のスリルなほどのカッコ良さもさることながら、メロディが乾いてて(ラップ主体のせい)楽器隊の演奏がむき出しになる曲は他にないと思うんです。本当に大好き!!

一曲一曲、ただの一ファンの心の中にもそんな思い出を刻みつつ、ライブは進みます。
Black Coffeeの時の武正さんの表情を凝視してしまった。
あきらさんとの新曲を交え、ライブも中盤に差し掛かった時、心言さんが紹介しました。
AlaskaJamの初期メンバー、Ba.石井浩平さんを!!
おコメさんの愛称で知られる石井さん、いつもの優しい笑みを湛えて、見た途端私も「わぁ!!浩平さん!!」と叫んでしまいました!!
センターの方で見ていた娘は、石井浩平さんの笑顔を見た途端涙が溢れてしまったそうです。
初期のオリジナルメンバーで演奏してくれた少年と樹、Just Livingは涙涙だった。娘は涙で視界がぼやけて号泣に次ぐ号泣😫💦💦💦💦
思えば今年21になる娘は13歳の時からベースを始めて、一番大好きなバンドがAlaskaJamという…生粋のAlaskaっ娘なんですよ。
どうしてくれるんですか、AlaskaJamの皆さん⁈
一生好きですよ⁈石井浩平さんのベースも山下賢さんのドラムも!!
娘の話を後から聞くに、浩平さんが脱退するとかサトシさんが脱退するってSNSで見た時は「マジか〜」とショックだったけど、現実味を帯びてなかったそうです。それなのに、あの日の舞台に石井さんが出て来て優しい笑顔で、丁寧にお別れの挨拶を口にした時、「本当にしばし、お別れなんだ!この4人の音と!!」って事実が、現実味を帯びて胸に迫って来たそうです。

私と娘は母一人子一人の家族なんですけど、娘が思春期で、心を通わせる手段が音楽でした。
16年間ずーっと一緒だった猫との別れも、AlaskaJamの音楽に寄りかかりながらやり過ごした。
AlaskaJamの音楽は私達親子にとっての隠れ家だったんです。心のシェルターだった。いつも楽しくて、この楽しい時間がもうすぐ終わってしまうと思うと切なくて…
人生の一部でした。

Just Livingを叩いているサトシさんの表情一生忘れない。この瞬間のグルーヴも一生忘れない!って思いました。

本当にありがとう。

12年間?一曲一曲丁寧に4人でジャムセッションしながら作った26もの楽曲を全て演奏し終わって、それもライブ最後定例のBLUEではなくて、「これからもAlaskaJamは続くぞぅ!!」って狼煙のようなJump Aroundで終わってくれた!!

もう胸がいっぱいです。

ライブ終わりの新代田FEVERにて

涙枯れ果て、新代田の近くの飲茶屋さんになだれ込む私達。涙で排出してしまった塩分を取り戻すかのようにニラ餃子と坦々麺をビールで流し込み、新代田を後にしたのでした。

駅に向かう途中、横断歩道を一人で渡っているあきらさんを発見。また一人で行動してる…
そこでふと思ったのは、あきら兄さん、AlaskaJam初期メンバーの4人の時間を作ってあげるために、そっと席を外していたのかな?と。
気遣いが優しい方ですね☺️
AlaskaJamを救ってくれようとして、本当に、ありがとうございます。

4.AlaskaJamは続く

AlaskaJamのライブ告知、この数日で怒涛のように発信されましたね笑笑

もうびっくりです。
でも嬉しいです。
AlaskaJamは形を変えてもスピリットは変わらない。
そしていつかまたあの4人で音を奏で始めるはずです。私はそう信じているし、私達の人生で、心の中で鳴り響いています。

だから、私はこれからもAlaskaJamの音楽を聴き続けます。

AlaskaJamのメンバーも、周りのスタッフさんも、ファンの方達も、みんなみんな私達親子にとってかけがえのない存在です。
これからもよろしく、AlaskaJam!!

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