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経営者がすべきこと

10月13日午前中に川崎市で金融機関と打合せをし、その後COOとcafeMTG。
その帰りに藤沢のコワーキングスペースNEKTONに寄った。

某プレゼン系WEB動画を運営している社長さんから、何度か出演依頼があり、その度に忙しいことと、まだ自分が人前で話せる人間でない(尚且つ半永久的に残る動画にふさわしいことを話せない)という理由からお断りしていていた。さすがに3回も断ってしまって、申し訳ない気持ちになっていたところ、「○時まで藤沢のNEKTONに居ます」と連絡があったので、菓子折りを持って挨拶に藤沢へ。

どんなメールでも、文章というのは自分の本意が数%も伝わっていないと以前から感じていた。どうしても誠実であろうとする気持ちから、厳しく冷たく感じてしまう文章を書いてしまう傾向があった。本当は申し訳ない気持ちでいっぱいなのに、それが文章で伝わっているか不安で気を病むこともある。だからメールは苦手だ。伝えようと思えば思うほど長文になってしまう。とはいえ短くても上手な人もいるから、早く技術をマスターしたい。

会ってご挨拶してからは不安が消えた。やはり直接会って話すのが一番良い。今の自分の状態と、会社の状況を伝えて、まだ出演は難しいことを伝えると、ご理解いただけた。その他にも色んなお話が聞けて、とても有意義だった。

一番心に残ったお話は、Google Japanの経営者に対して、Google本社のCEOが伝えた事。日本のトップが、一体この会社で何をしたら良いかと、本社のCEOに聞いたら、答えはこうだったと。部下から上がってくるアイディアに対して全てOKを出す事。そして過去の成功経験談を絶対に語らない事。自分が失敗した事だけを伝える事。それ以外は何もしなくて良いと。

日本の所謂オジサンと呼ばれる役職が高い人たちは、ついつい自慢話や過去の成功体験を語りたがるが、それは何一つ未来を創る若者には必要ない事が凝縮されている。若者の意見を否定する事も然り、なんでも挑戦させてあげられる方が、部下たちも失敗と成功を繰り返し成長し、イノベーションが起こせるという事。経営者がすべき事はたくさんあるが、ビジョンを語りつつも、若者がイノベーションしやすい環境を作り出す事も必要な事だ。

自戒の意味も込めて。今はまだ社員を雇える段階ではない駆け出しのベンチャーだが、数ヶ月先の資金調達後はスタッフを増やす予定で動いている。そんな時、自分自身も新しいアイディアに対して固定観念でYesNo言わないように気をつけたいと思う。

そしてそのお話の最中、隣に居た男性が話しかけてくれて、一度夏にご挨拶してそれっきりだった男性なのだが、偶然にもその次の週に、私が参加予定の「湘南Apps!」というイベントの主催者だった。そのイベントは他のキーマン的な男性からシェアされて、参加してみてはいかがでしょうか?と教えてもらっていたイベントだったので、人のご縁は不思議だなと思った。

お仕事の出会いもそうだが、この1億2730万人の中から出会う人々って絶対に磁石的なものがある気がする。必要な時に必要な人と必ず出会う。私の今までの人生、実力よりも人との出会いで助けられて、引っ張り上げてもらってここまで来た。だからこそ人との出会いに感謝したい。

ご縁に感謝の連続である。誰々さんに合わせてあげたいと言ってもらえることがたくさんあって、その度に胸がキュンと熱くなって「(ありがとうございます!!涙)」と心の中でじんわりくる。そして仕事もどんどん良い方向へ運ばれている気がする。この現象は一体何なのかは分からないが、動くと変わる法則は忘れずにしたい。つい制作で引きこもると鬱々としてこじらせてくるので、そんな時はどんどん外に出てチャンスを掴みに行きたい。

そんな色んなことが学べた10月中旬の出来事でした。




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