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TOKYO STARTUP GATEWAY 2015 THE FINAL

本当に多くの時間を費やしたTOKYO STARTUP GATEWAY2015。この半年はきっと将来の財産になる。そう思える日々でした。400字の夢からスタートして、ファイナルまでとても密度の濃い時間。出会いは「縁」というのは本当で、私の人生にとって大事な人とたくさん出会えた。本当は苦しい時悩む時がたくさんあって、あえてSNSなんかには書かずにいたのだけれど、半年分思う存分書いてみたいと思う。

決勝本番当日、私は浮足立っていたのか、平塚駅に着くなりブースに出す書類やステッカーなど一式を家に忘れた事に気づき、このまま行ってしまうか、取りに帰るか、AかBかの選択を突き付けられ、結果家に帰り忘れ物を取りに行くというハードなスタートを切った朝でした。

すぐにETIC石野さん&小原さん&小谷中さんに伝えてOKをもらったのですが、本間さんに伝え忘れご心配をおかけしました。

会場に着いて機材チェックなどをリハ終え、ゲネプロを席で見ていたのですが、やっぱりイベントの裏方に胸が躍り、この緊張感と大勢の人数で作り上げる舞監さん技術さんらのピリピリ感に、YCC時代を思い出しすでに興奮。早く自分も裏方に回りたいとそわそわしていました。

イベントが始まってからは、意外と緊張感も無く、ファイナリスト全員で過ごす控室のドキドキ&ワクワク&ソワソワ感に幸せを感じていました。私もみんなも最後まで廊下などで壁に向かってPC片手にプレゼンの練習していて、なんだかM-1やTHA MANZAIで出番前のネタ合わせする芸人さんと同じだなぁと。やはり舞台に立つ人たちの努力は凄いなぁと感じました。


そしてプレゼン本番は想像以上に「笑い」が取れて審査員の皆さまも笑ってくれていて良かった。みんなの笑い声がパワーになりました。

審査員白木夏子さんからの「挫折や苦労を繰り返していてそれでもまた挑戦しているすごく好感の持てる人だなぁと思いましたが、仕事は死ぬまで出来るから女性の幸せ(結婚&出産)を手に入れてほしい」という様な内容のコメントをいただき、咄嗟に笑いで返した瞬間が会場一番の大爆笑でした。

3発くらい凄いパンチを食らったのですが、これは「こじらせオトナ女子」的な、いとうあさこさん風負け犬女子感を出して乗り切ろう!と思い、笑いを交えた回答が出来て良かったです。よしもと的にはイジられて「おいしい」という感じで感謝でした。

でも実は平塚市のビジコンでも審査員の一人から「こんなこと聞くのは失礼なんだけれど、33歳でしょ⁉結婚や出産とかあるじゃない、本当に仕事に取り組める?」などと聞かれ、「独身彼氏なし子供もおりませんから大丈夫です!」と回答したことを思い出しました。

この国は独身行き遅れ女子には厳しいのだと再度突き付けられた気もしました。

しかし白木さんは多分先の先を見てくれたのかもしれないと。確かにこの半年辛くて根をあげそうになる時、何も言わずに抱きしめてくれるような包容力のある男性がいたら、もっと肩肘張らずに無理せず出来たかもしれない。

選手気質で典型的な長女A型。我慢の連続。きっとこのまま独身だと、どっかで頑張りすぎてポキっと心が折れてしまうのかもしれない。そんな未来を危惧してくださった白木さんに感謝。

帰り際、控室前で審査員の白木さんと米良さんにお会いして、色々お話しできて良かった。米良さんともREADYFORさんでお世話になったのに達成できなかったことをお詫びしたら、また一緒にやりましょうと優しい言葉をかけてもらってホッとしました。


ファイナリストの10人からも多くを学びました。

■坂倉悠哉くん

最優秀賞の坂倉君が受賞後、席に戻ってからも隣の席で涙していて、本当に熱い想いで取り組んできて、そしてこれからも医者と経営者を両立させる強い心を持っているのだと、感涙致しました。やるしかない!という強い想いに、この人なら出来ると思いました。

■森俊介くん・佐藤理香さん

優秀賞の森くんはプライベートも本当に純粋純朴で、優しい好青年。私もカンボジアのお友達がたくさんいるので、事業が成功して欲しい!

同じく優秀賞の佐藤理香さんは、抜群のピッチとは裏腹に、事業の苦労話をたくさんたくさん聞いていたので、受賞が本当に嬉しい。この国は「母」になることもそうですが「子育て」するのに本当に大変なんだと感じました。

■岩瀬大佑くん

私には聴覚障害者で大事なお友達がいるので、ぜひ繋げたい!プライベートはノリがとっても良くて、良すぎちゃって…(笑)でもなんか嫌じゃない母性本能をくすぐる感じで、素直な岩瀬君をこれからも応援したい。

■齊藤祐輔くん・根本淳成くん

祐輔くん、根本くんは、ピッチもプライベートもまるで「NEXT INNOVATION」!「日向さぁぁぁん♡」と夏井真琴役の石原さとみさんの気分にさせてくれる位カッコ良くて、ドキドキワクワクさせてくれました。祐輔くんはいつもオシャレで綺麗好き。根本くんは意外とお笑い好き。2人とも最先端の先の先の超尖った部分にいるから、壁も多いと思うけれど、これからも先を走り続けて欲しい。そして世界と未来を変えてほしい。

■ナカタマキさん

私の心の女神MISIAさんもアフリカで活動しているので興味深々。とにかく生き方や考え方が素でカッコイイ。そしてプライベートは面白くて優しくてマキさんと出会えたことにに感謝。

■宮本晶朗さん

お寺マニアの私にとって仏像修復の現場を知れて本当に良かった。これからも応援したい。そして何か一緒に出来たら嬉しい。

■齋藤大斗くん

まさに私が利用したいサービス。とにかく仕事優先で食を疎かにしてしまいがちな現代に絶対必要なサービス。プライベートは東大生なのに!?本当に可愛いので、TSG2期のオーバー30女子たちをキュンキュン言わせていて楽しかったです。

セミファイナルのみんなが、1分ピッチをするので、私たちの後ろの席で見ていてくれたのですが、私が舞台でイジられている時など、手を叩いて大爆笑してくれて、その瞬間本当に嬉しくて愛おしくて、不思議な瞬間でした。

とくにやっぱりエンタメ班には思い入れ大!

登壇前に手を振りあってくれた藤巻ちゃんがCOMEDYSのお笑い小屋を始められる報告も聞けて、個人的に一番仲良くさせてもらったから、本当に嬉しかった。

そして私が辱めを受けながらも大爆笑をもらえたピッチ後、1分間ピッチで控え場所に並んでいた「笑える美術館」オーナー荒木くんが目で合図してくれて「ウケたね!」的な感じでThumbs up!してくれて本当に嬉しかった。

2015年夏から毎週末のように皆で相互メンターし合ってきて、誰一人欠けても成り立たないくらい、一人ひとりの言葉に救われました。TSG2期メンバーありがとー。

そしてETICのスタッフ(石野さん内野さん本間さん小原くん小谷中くん)の支えが無ければ最後まで来られなかった。毎回送られてくるメール一つにも、石野さんや小谷中くんの熱い想いが伝わって、毎回ETICからのメールに胸が熱くなっていました。

エンジニア探しで、TSG2期同期の田中くんと都内でミーティングさせてもらったんだけれど、私が何を準備してどう伝えたら良いか分からなくて、良いお返事までたどり着けずに苦戦したり、自分の無力さを感じる日々でした。

決勝まで1か月頃、同じくエンジニアの深山くんに、若手起業家がエンジニアにYESをもらうためにはどうしたら良いかSkypeミーティングで教えてもらったり、「エンジニアの口説き方講座」をしてもらうまでに。


そしてこの半年、TSGに集中する為、バイトを減らして食べるのもやっとで、7年背負ってるカナダで買ったDAKINEのバックパックは、外側のファスナーが壊れちゃうし

4年くらい履いている2代目Timberlandウォータープルーフの登山靴もかなり劣化してきて、革の部分は専用ワックスで手入れしているから大丈夫なのですが、かかとが折れかけて中の布がそろそろ厳しく、足首周りの部分も劣化。

それでも自分にお金なんて掛けていられないので、なんとかしていたらパソコンまで悲鳴を上げてしまい…

ノートPCが夏に画面が真っ青になり壊れかけて、全部基盤を外して掃除機をかけて、小さなネジを全部締め直して、文庫本サイズの堅い保冷材2個を敷きつつなんとか持たせたのですが、全部データが消えたら怖くてWindows10にアプデ出来なかったり…

色んな方に出会えて、そして色んな方に「それだったら○○さんを紹介してあげるよ!」などとたくさん言ってもらえたのですが、電車賃も余裕が無く、全然会いに行けなかったり、せっかくのチャンスを無駄にしてしまって、心苦しい毎日でした。

とにかくかなり厳しかった半年ですが、これからは事業化させて、ご紹介いただける方々にも合わせていただき、成長を加速化させていきたいと思います。

出会えたみなさまに感謝です。

そしてこれからもよろしくお願いします!

TOKYO STARTUP GATEWAY2015

http://tokyo-startup.jp/

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