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なぜ僕がTXみどりの駅に興味を持つのか

つくばエクスプレスみどりの駅のまちづくりは、とても面白い可能性を持っている。

駅を降りると、そこはどこにでもありそうな、開発途上の駅前だ。他のつくばエクスプレス沿線の駅と変わらない。

しかし、駅から15分も歩くと、そこには全く違う景色が広がってくる。

樹齢600年のケヤキが普通の家の門にある。びっくりだ。

家の庭までついつい入りたくなる。
ちなみにこちらは駅の南側だ。

駅の北側に20分歩くと、

こんなリノベされた古民家も含めた、昔ながらの門構えがたくさんあるストリートがある。

つくば市では、周辺地域としてあまり注目されていないところだが、駅から徒歩圏内でこういうエリアがたくさんあるところで、何より面白いのは、こういう街並みと今風の開発エリアが隣接しているところだ。

いわゆる市街化区域と調整区域の境目。今っぽい住宅街と昔ながらの街並みが一度に楽しめて、ここからこんなに土地の値段も変わるんだとか、でもこっちのが豊かかも?とか色々とにかく面白い。

こんな美しい庭のある家もざらだ。

駅から遠く離れたところであれば、つくば市内にはこういうところはいくらでもあるけど、歩いて15分とか20分くらいにあるところはここしかない。

つくばエクスプレス沿線で言ったら、あとは流山おおたかの森くらいではないか。
駅降りてすぐにおおたかが棲息する森があるのだから、あそこも最高だ。カオスだ。

開発する都市エリア。そして、みどりを保全し更にはみどりを増やすエリア。これらの絶妙なバランスこそが、我が国の国土作りの要諦だ。

東京の開発が素晴らしいのは、明治神宮や御苑や皇居など都心の真ん中に豊かな自然を残したことだ。しかもこれらは150年前に先人達が作った森だ。明治神宮の清涼感と原宿のカオス感。皇居の森と丸の内の冷たいビル群。など。
東京はバランスが取れている。

京都は逆に中心には緑は少ないかもしれないが、すぐ周りが山々に囲まれいて、みどりの中の都だ。それでバランスがとれている。

京都は周囲に山々があり自然にそうなったけど、平らな関東平野ではそうはいかないので、東京では明治神宮などの多様な木々を植えた森を先人達は作ったのだろう。
作られた森でも150年も経てばもう立派な森だ。

みどりを生かす、みどりが無ければ長い時間をかけてみどりを作る。これが先人達の偉大な知恵だ。

都市と自然のバランス。これをこれからも大事にしたい。お金のためにどこもかしこも開発するのはもう終わりにしたい。

つくばエクスプレスみどりの駅という名前はまさに「緑」の駅だ。
駅の周りの小さい開発エリアはまだまだ開発されるところでそこはそこで活性化の可能性がある。

しかし、その価値を支えているのは周りの豊かな緑や歴史ある街並みだと思っている。

開発と保存のバランスを保ったまちづくりができたら、ここはとても面白い場所になるだろう。

ということで、僕はみどりの駅にとても面白い可能性を感じていて、ここのまちづくりを盛りあげていきたいのだ。

その第一弾として、明日4/17の夕方6時から、みどりの駅でもグリーンバードつくばのゴミ拾いを始める。毎月第3水曜日だ。

20170416


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