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なぜ 僕がもっくんコーヒーを応援するのか

ポケットマネー投資家で中小企業診断士の大久保です。笑

もっくんコーヒーを応援する理由がいくつかありまして。。。

1 つくばでの起業の仕方として個人的に好き。

もっくんは夫婦ふたりで何年も筑波西武前とかで移動カフェをしていて、今回いよいよ実店舗を持つことになった。

僕は、かつて市役所で、ベンチャー起業の支援をしていて、当時つくば発ベンチャー200社とか言われていたときがあった。
補助金制度作ったり、マッチングしたり、減税したりと。(2005年頃とかだからもう10年以上前のこと)

けれども、僕がこの会社いいな、伸びるなと思ったITやバイオなどのベンチャーは大抵つくばを離れていった。短期的な成長だけを考えた場合にマーケットに近いところに行く、多くの交流が生まれる場所に行く、これは経営戦略として仕方ないことだ。

なかにはサイバーダインやソフトイーサのように本社を残し、大きくなっていったところもある(当時の話)。一方で彼らほど実力のあるベンチャーには最初から市の支援など別に必要がない。

かくして、僕は市役所で自分たちのしてることに無力を感じた。

そんななか、筑波西武前で移動カフェをしてるもっくんカフェを見て、あぁいいなと思ったのであった。

家族で子供をおぶって、のんびりとコーヒーやサンドイッチを売っていた。のほほんとした感じが良かった。仕事してるのか子供と遊んでいるのか境い目が分からない。

一度だけもっくんの作ったバケットのサンドイッチを食べたことがあって、それがまた抜群に美味しかった。

彼らの中では、仕事をすることとつくばで暮らすということが一体化してて、どこまでが仕事でどこまでが暮らしなのかの区別がなかった。僕の中ではこれがワークライフバランスだとその当時思った。

もっくん夫婦は他県から筑波大学に入り、たぶんつくばを気に入り、そのままここで暮らすことを決めて、起業という道を選んだ。起業というか、ここでカフェを生業としていくことを決めたのだ。

これだと思った。こういうスタイルでの起業ってつくばらしいかもと。
そんなに大きくはならない。けれども家族が食べていけるだけはきちんと稼いで、自営業だからある程度自分で時間も決められる。休みも自分で決められて自由だ。

短期的に会社の成長だけを追い求めるなら都心に近いところがいいかもしれない。
けれども豊かに暮らすためにスモールビジネスするならつくばはとてもいいところだ。ともっくんカフェを見て思ったのだ。
(もちろんほんとは大変なことも多い)

筑波大学に来てつくばが気に入ってここで暮らしたい。けれども就職したいところがない。やりたいことがIT起業とか上場を目指す、とかでもない。
そんな人達にこういう起業もあるよね〜と伝えるべきだと思った。

こんなことを考えていたのは2010年ごろだ。

あれから約10年、移動カフェのもっくんカフェが実店舗のもっくんコーヒーを出すことになった。

しかも、つくばの大曽根地区という、筑波台地の高台の最北の地に。

何と何とそこは、筑波山や小田山がとても良く見渡せる地点だ。
もっくんコーヒーの二階の窓を空けてみんなに見てほしい風景である。
古くは平安の時代からきっと人々はそこからの眺めを楽しんで農業をして暮らしていたに違いない。

そこは今ではつくばの「周辺」と形容される地域だが、実はとても豊かな場所なのである。1,200年以上もそこに人々が住み続けることができたのだから。
(実際はもっと昔からかもしれない。つくば市の中心部なんて人が住めるようになったのは最近だ。人が住みつかず農業にも適さない広大な台地があったから研究学園都市が作られたのだ。)

そんな場所でチャレンジをする。これまたもっくんらしい選択だ。

本日10時、もっくんコーヒーのクラウドファンディングが始まる。

もはや、もっくんコーヒーを応援しない理由が見当たらない。

しかも、今回のクラウドファンディング。ボーナス前の1ヶ月短期決戦で All or nothing というのが、潔くて、素晴らしい。

https://readyfor.jp/projects/mokkuncoffee
↑クラウドファンディングページ!

2 もっくん先生はいまや僕の信頼できるメンターのひとりである

(続く)

20190528
筑波台地の南端で筑波山を眺めながら

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