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億の近道note版

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#ドル円

為替市場動向~日&米の同日金融政策決定、どちらも何も出ない?~

為替市場動向~日&米の同日金融政策決定、どちらも何も出ない?~

 米国の利上げ観測は、8月中旬に急浮上し、その後26日で行われたイエレンFRB議長講演を後方支援するようなフィッシャー副議長の利上げへの強いメッセージから盛り上がり期待が高まりました。

 そんな中、昨日発表されたISM非製造業景況指数の数字が予想外の6年半ぶりの低調さを示したことから急速に後退。一時は104円台乗せまであったドル円相場は今朝の東京市場で101円台前半まで戻してきました。

 ドル

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為替市場動向~9月になれば動く?~

為替市場動向~9月になれば動く?~

 世の中的には、オリンピック、高校野球などのイベントも終了し、今年も夏休みが終盤となりました。薄商いが続いていた市場も、そろそろ参加者回帰で活気づくか?と期待したいところですが、いやいや、薄商いは夏休みのせいだけじゃない、のが本当のところかもしれません。

 そんな中、目先の材料は、再び(性懲りもなく?)米国の追加利上げ。そのヒントになる発言が出るかもしれないFRBイエレン議長のジャクソンホールで

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市場潮流

市場潮流

今週(8月15~19日)の国内株式相場は、日経平均株価が週間で374円10銭(2.2%)下落し、1万6545円82銭で取引を終えました。

 米連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げするとの観測がやや後退し、外為市場で一時1ドル=100円を突破して円高が進行。輸出関連企業を中心に業績面の懸念が改めて浮上し、日本株への売りが優勢となりました。

 今週買われた銘柄は、富士通(6702)、SUMCO(

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米雇用統計と労働生産性

米雇用統計と労働生産性

 7月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が25.5万人と予想の18万人を上回る強い数字となった。6月分は29.2万人、5月分は2.4万人に上方修正され2ヶ月で1.8万人の増加となった。

 失業率は4.9%と予想の4.8%を上回ったが、労働参加率は62.8%と前月から0.1%上昇した。パートタイマーを含むU6失業率は9.7%と前月の9.6%から上昇した。

 時間当たり平均賃金は25.69$となり

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為替市場動向~政策へのアツい期待の先は?~

為替市場動向~政策へのアツい期待の先は?~

 Brexitは当初のショック症状がおさまり、今後の動向と影響を見ていくというプロセスに入りました。その後の市場の関心事は、日本の参院選後の景気対策大規模化への期待に移り、株安や円高の修正へと繋がりました。

 参院選で自民党が公約に掲げた「アベノミクスの加速」は、自民党大勝により、大規模な景気対策、日銀追加緩和政策を具現化していくという連想を呼び、市場での憶測は徐々に景気対策規模もエスカレートし

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為替市場動向~政策期待で楽観?~

為替市場動向~政策期待で楽観?~

英国のEU離脱を決定した国民投票直後の混乱は一旦沈静化したかに見えましたが、先週、マーケットは再びリスクオフの動きになりました。きっかけは、英国で不動産ファンド解約が続いていることや企業マインドの悪化が起こっていること、加えて、イタリアの銀行の不良債権問題がクローズアップされたことでした。

 先週末の東京市場は、リスクオフ再びの株安、円高で米雇用統計待ちになりました。

 8日夜発表の6月米国雇

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為替市場動向~Brexitショック、とりあえずは収束?~

為替市場動向~Brexitショック、とりあえずは収束?~

6月23日に行われた英国のEU離脱か残留を問う国民投票の結果は「まさか」のEU離脱派の勝利でした。

 翌日24日金曜日アジア時間に開票が進み、徐々に離脱派が優勢になるにつれ一気にリスクオフの動きで相場がパニック的な動きに。

 投票日直前から開票開始頃までは残留予想が優勢になり、リスクオフの緩和の動きが起こっていたので、離脱優位の報に、為替市場ではポンド・ドルが始値1.50台前半から1.32前半

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今日(2016/6/24)の為替市場

英国はEUからの離脱を決定。市場は朝方のリスクオンからリスクオフに転換。円高、株安の流れとなった。

 ポンドドルは1985年以来の1.4ドル割れ。ポンド円も2012年以来の133.20付近まで下落した。

 ドル円に関しては99円は一旦行きすぎ。ただ最初の安値103円がレジスタンスになっている。99~103でしばらくレンジになるのではないだろうか。

 1990年代に英国がERMを離脱したときは

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為替市場動向~5月のドル円相場、GWの波乱からの戻りは本物?~

為替市場動向~5月のドル円相場、GWの波乱からの戻りは本物?~

5月はゴールデンウィークのドル円波乱相場から始まりました。

 日本の金融追加和期待の肩透かし、その直後には、米国の財務相による為替報告書で「監視リスト」掲載といった材料も追い打ちとなり、一時は1年7か月ぶりの105円台(105.55)安値に急落。大型連休中で薄い東京市場をもて遊ぶように投機筋が暗躍、下げを加速したようです。

 連休明けの麻生財務相の再三の介入発言による相場反発。また、中盤には米

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為替市場動向~日本の正念場?仙台、伊勢志摩。6月正念場の英国~

為替市場動向~日本の正念場?仙台、伊勢志摩。6月正念場の英国~

米国の利上げ予想が再び浮上してきました。

 直近で発表された住宅関連指数、小売売上、物価関連の指数等、経済指標好調だったことに加えて、一部連銀総裁(2名)から6月の利上げも排除しないという話が伝わったことによるものでした。

 利上げ期待を織り込んでくる2年物米債利回りは8bpだけ微妙に上昇反応しただけでしたが、株式市場は嫌気しました。

 直近の、エコノミストによる米利上げ予想では、6月の金利

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為替ひと言コメント

為替ひと言コメント

日銀が金融機関に対する貸出に対してマイナス金利を適用することを検討しているとの報道が日銀の追加緩和期待という形で株高、円安となった。

 来週の27日はFOMC、28日は日銀の政策決定をまえに日銀の追加緩和に対する思惑から円安、株高になり日銀プレーが復活となった。

 4月にはいり外国人投資家の売りがなくなり、外国人はむしろ買いに転じた。またIMMの通貨先物で円ロングのポジションが大きくなっている

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為替市場動向~急激なドル円下げ、反発も上値は限定?~

為替市場動向~急激なドル円下げ、反発も上値は限定?~

4月12日に原油相場の指標WTI原油先物相場が年初来の高値42ドル台をつけてきたことから、リスクオフが続いた相場もやっと『オン』の動きが見られました。

 一時107円台をつけたドル円相場も108円台の後半まで、日経平均株価も本日の前場終値16,300円台に戻しました。多くの年で株式が高値をつけるとされる定説5月への動きなのか、一時的な調整なのか? 

 新年度に入り、日銀短観が示した景気下振れ、

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