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保育園システム化でみんな幸せに

マネーライフプランニングの梶原真由美です。


 私には1歳2ヶ月になる娘がおり、この4月から保育園に通わせています。
 そんな中、現在の保育園の非効率な部分を目の当たりにしているこの頃です。

 一方で、今の保育園のICT化事情がなかなか凄い事になっていると気がついたので、今回はそれをみなさんとシェアしたいと思います。


■ICTとは?(コトバンクより)


 ICT(Information and Communication Technology)は「情報通信技術」の略。
 IT(Information Technology)とほぼ同義の意味を持つが、コンピューター関連の技術をIT、コンピューター技術の活用に着目する場合をICTと、区別して用いる場合もある。
 国際的にICTが定着していることなどから、日本でも近年ICTがITに代わる言葉として広まりつつある。


■保育園の3大アナログ問題


1)連絡帳
 家庭と保育園での引き継ぎに使う目的で記入します。

 <家庭で記入する内容>
 ・夕食(何を食べたか?時間)
 ・排便(時間・様子)
 ・入浴(時間)
 ・睡眠(就寝・起床時間)
 ・朝食(何を食べたか?時間)
 ・朝の体温
 ・自由記入欄

 これ、全て手書きで正直もの凄く面倒です。
 当然帰宅してから娘が寝るまでの間は書く暇も無いので、これらを記入するのは娘が寝た後。しかも、朝の内容は登園直前でないと書けません。

 娘1人分だけでもこんなに面倒なのに、保育士さんは園児全員分を手書きしていると考えたら大変なご苦労だろうと思います。


2)配布物
 園からの連絡物があると全てペーパーで配布されます。
 配布方法は園児それぞれの名前がついたクリアファイルに入っており、保護者が抜き取っていきます。

 催し物の出欠連絡や、個人面談の日時調整など全てペーパーで提出です。

 特に個人面談等の日時調整は、希望日を3つくらい提出しても確定連絡が来るのに2週間程かかり、その間3つの予定を空けたままにしておかなければならずとても困ります。


3)欠席連絡・お迎え要請連絡が電話
 乳幼児は熱を出すことも多く保育園の欠席や発熱によるお迎え要請を園から受けることがままあります。
 それらが全て電話連絡となっています。

 特に朝の限られた時間の欠席連絡は、想像するに園の事務所は電話が鳴りっぱなし状態ではないかなと思います。

 また、お迎え要請連絡も仕事中の保護者が電話に必ず出るとは限らず、園側も連絡が取れるまでなかなか大変なのではないかと思います。


■保育園ICT化が凄い


 今までアナログで行われていたものを全てネット上に一元化・デジタル化したサービスが昨年頃から沢山登場していました。

kidsly(キッズリー)
https://kidsly.jp/index.html

 リクルートホールディングスが提供する保育園システムです。

 保育にかかわる様々な業務を支援しながら、保育園と保護者のコミュニケーションを深めるサービスとして紹介されています。
 2016年3月15日にローンチされたこのサービスは、わずか3ヶ月で130を超える園の導入が決定したようです。

 登降園管理・連絡帳・写真共有・個別連絡・園からのお知らせ・カレンダーの6つの機能を搭載しています。

 これが導入されれば、3大問題も一気に解決するのではないかと想像します。
 保育士さんの業務負担軽減や離職率を下げることを目的とされているようですが、私達保護者もとても負担が減って助かります。


 キッズリー以外にも沢山の保育園システムが登場しています。

【参考】

保育園システムの選び方ガイド
http://www.hoikuen-system.com/


■厚生労働省による「保育所等におけるICT化推進等における補助金」に対応


 このように近年ICTサービスが開発・普及された大きな要因は補助金の存在があったのではないかと思います。

 「待機児童解消加速化プラン」において待機児童を解消させる手段として、厚生労働者が「保育の料拡大を支える保育士の確保」のための取組みとして保育所等におけるICT化の推進の補助を14億円の予算からスタートしました。

 園へのICTシステム導入に対して最大100万円の補助がされるようになっている様です。


■保育士不足解消に大きな期待


 保育士の有効求人倍率は東京都で5.39倍(2016年10月)を記録するなど保育士不足は深刻です。
 課題である保育士の賃金上昇と同時に、生産性向上も問題解決の糸口として期待されており、大手保育園のJPホールディングス(2749)やサクセスホールディングス(6065)も中期事業計画で業務のICT化を盛り込んでいます。


 一連の流れを見て改めて感じるのは、国や地方自治体の施策には大きなビジネスを生み出すパワーがあるということです。

 待機児童問題から、保育士不足問題は去年の「保育園落ちた、日本死ね」から大きな話題となり急速に進展してきたと感じますが、国(地方自治体)の施策がどの方向を向いているのか?をいち早く読み取っていくことはビジネスはもちろん、株式投資においても有効ではないかと感じました。


 今後もICT化は広がっていく事でしょう。
 早く娘の園にも導入されてくれないかなと、待ち遠しく思います。


株式会社マネーライフプランニング
パートナーCFP(R) 梶原 真由美


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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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