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Met Operaデビューや美術館など


最近は、短い間に二度も風邪をひいたりしておりました・・・。
やっぱり乾燥が原因かしら?気をつけないですねー。

David Langを聴きにメトロポリタン美術館へ

まずは新年早々、極寒の雪の降るなかメトロポリタン美術館へ、David Langの "The Little Match Girl Passion" 4声のソロボーカルとパーカッション(歌手自身による演奏)を聴きに行きました。

ホリデーシーズンに、Metのクリスマスツリーの展示の前で「マッチ売りの少女受難曲」を演奏するという特別イベント。美術館の来場者は自由に無料で聴けます。(アメリカやヨーロッパの文化施設はこういうところが素敵ですね。)

さすがNYC
生David Langが前説で登場!

私が彼の音にハマってよく聴いていたのは15年くらい前のことで、しかももっと刺激的な曲ばかり聴いていたので(笑)、この「マッチ売りの少女」が彼の代表曲だとは知らず、今回初めて聴きました。(消極的ファンなもので、すみません。。)

とても静かで透明度の高い曲でした。
祈りの曲だと思うのですが、でもやっぱり哀しい。
高い天井に美しい声が抜けていくのですが、まわりは美術館の雑音のままなので、なにか不思議な感じでずっと聴いていました。
少女がマッチで見る幻影と、まわりの街の雑踏のコントラストはこんな感じだろうか?

まあDavidはかなりの売れっ子作曲家とはいえ、それでもクラシック音楽のリビングコンポーザーがこのように誰でもアクセスしやすい形で作品を披露する場があって、それを広く一般の人々が興味深く観に来るという、ある意味とてもNYCらしいイベントを観ることができて良かったです。

Met Opera 「ラ・ボエーム」鑑賞

そして。
ついにMet Operaデビューしました。

豪華絢爛な場内

La bohèmeを観ました。
映画監督のゼフィレッリがセットデザインと演出をしたバージョンで、豪華絢爛で有名だったので観てみたかったのです。

2幕のセットが特にすごくて、ミュージカルではまずできないアンサンブル人数とセットの緻密さ。さすがのバジェットって感じでした。

ちなみにRush Tickets(当日券)をゲットしまして、なんと$25で1階席!
たぶん普通に買ったら、$250くらいの席です。
そして同じようにRushで来ているであろう周りの人たちは、意外と年齢層高めでさすがNYC!という感じでしたが、あまりドレスアップしていない(笑)
なるほど、Rushは気が楽でいいな!
ということで、オペラは全部Rushで観ようと心に決めました。

ラボエームひっさしぶりに観ましたが、プッチーニってちょっと湿度高めですよね。
ミュージカルとはだいぶアプローチが違うけれど、たまに観るとやはりオペラもなかなかいいもんですね〜。

Morgan Libraryへ

金曜日の夜だけ無料で入れるということで、Morgan Libraryに行ってきました。しかしみんな考えることは同じようで、すごい人でしたが・・・。

J.P. Morgan。
そう、あの有名な金融王です。

映え!!!

ご覧のとおり、まあとにかく「映える」図書室と、膨大なヨーロッパ美術のコレクションがあります。
若い頃にヨーロッパで勉強していたこともあってか、「よっぽどヨーロッパ文化への憧れが強かったのかなあ、JPモルガン…」と思いました。

Giambattista Tiepoloとその息子Domenicoの素描画の膨大なコレクションがあるそうで、今回はちょうどその企画展をやっていました。
素描なので地味だけど、デッサン力の凄さがよくわかります。すごい。

父ちゃんのドローイング
息子のドローイング

新作ストレートプレイ「JONAH」鑑賞

コンプチケットを頂いて、オフブロードウェイの新作ストレートプレイ「JONAH」を観て参りました。

ストレートプレイの新作

「ジョナは、サバイバル、親密さ、想像と現実の衝突についての戯曲である」

とのことで、そもそもミュージカルに比べて情報量が格段に多くて、英語非ネイティブの私は興味はあっても普段は避けがちなのです、ストレート。
しかもシリアスでヘビーそう・・・、大丈夫かなと思いながら参りましたが、

まあなんとも、とても素晴らしい作品でした。

1h40 休憩なし、4人芝居、若者だけ。
最初から最後までずっと釘付けでした。
本がとにかく素晴らしかったですが、芝居もとても良かった、さすが。

個人的には、このくらいのクオリティーでしっかり書ききれていないと、オフブロードウェイで、劇場主催で、新作公演は打たせてもらえないのね、という良い見本になりました。
いや、とつぜん最初から完璧に書ききれている必要はないんだと思います。こちらは劇場や文化団体が何年もかけてしっかり作品のディベロップメントに力を貸すので、だから最終到達点が高いのだと思います。

若者(女1、男3)の4人芝居。
うーんこれはなんか、2、3年後くらいに日本で観られる気がしなくもないですね…。

ついに船便届く!!!

そして、今月一番の大事件。
ついに。ついに。
日本から発送した船便が、ついにニューヨークへ届きました!

待ちに待った荷物たち。

ああ、長かった・・・。4ヶ月。
だから1年しかおらんっつーとるだろーがよ。

運送業界が大混乱しているとのことで、発送してから急に、到着見込みが2.5ヶ月も延期されるというミラクル。
さすがに何度か「困ります」と連絡をしたのですが、無理なものは無理って感じでどうにもならず。
ニューヨーク支社から到着の連絡が来た際には、本当は怒らないといけなかったのですが、あまりに嬉しくて結局ウキウキ対応してしまいました…。

キーボードやマイクなどの機材類、
本や紙などの資料類、
そして、洋服と靴(いつも同じ服を着てる人からの卒業)

わざわざ送ったコート類、まだ着られる時期でよかったです・・・。

ようやく快適な作業場に。



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