別に母校なんて好きじゃなかった

※3000字近いです、時間あるときにでも読んでいただけると幸いです。

こんにちは、だんごむしです。

母校でのキャリア教育をやっているとよく言われるのが、

「母校大好きなんだね」

という言葉。

今でこそ、様々な世代の多くのOBと活動を通して関わる中で、母校は大好きになったし、卒業生である自分に誇りすら感じていますが、
正直に言うと、始めた時はそこまで好きではなかったし、就活前の自分に至っては、何なら嫌いだったくらいです。

何故なら、バカみたいに宿題は多いし、教えるのが上手い先生もいればマニュアルみたいな授業をする先生もいるし、それなのに一律に授業は長いし(65分授業)。
僕自身、高校時代は津高を利用していただけに過ぎず、真面目に受ける授業と受けない授業(寝たり自習する授業)を選別してましたし、当時は津高批判もたくさんしていました。
(良くも悪くも思い入れは強かった)

では、何故母校でキャリア教育を行っているのか??

一番の理由は地元を本気で変えたいから。

そのためには教育から変えることが戦略的に一番近道だと思ったからです。
(母校である理由は、恩返ししたいというエゴと、母校のほうが色々やりやすいから)

何故、教育が重要なのか。

教育とは、未来への投資だと思っています。
これからの未来を創る人は、僕含めた若い人です。
僕はキャリア教育を通して、僕みたいに本気で利他的に行動出来る人材を一人でも多く輩出することを目的の1つとしています。
そして、そんな人材が増えれば、きっと僕と同じように地元のために貢献したい、という人材も結果として増えるだろうと思っています。

もし、本気で地元を変えるのだとしたら、それは長期戦になることは目に見えています。
本気で地元を変えるなら、仲間が必要です。
僕にとっての母校へのキャリア教育は、その仲間創りの一環でもあります。

話は変わって、少し去年のお話をします。

母校にOBOGを60人集めると宣言した後、それはまあ色々な意見をいただきました。

「交通費も謝礼もなしで、そんな人数集まるわけがない」
「皆授業や仕事がある中で、誰がわざわざ平日昼間に母校に行くのか」

正直、僕自身は僕なりの理論に基づき集められる自信はあったのですが、それと同時にめちゃくちゃ不安でもありました。

だって、1年生360人分の100分を既に確保していたから。
貴重な貴重な授業時間を台無しにすることは出来なかったから。

だからこそ、本気で人集めをしました。
こういう活動に興味ありそうな先輩・同期・後輩には直接声かけて、会える人にはなるべく会って直接想いを伝えて、SNSもどんな文章を書けば、忙しいOBOGを振り向かせられるか、めっちゃ考えました。やれることはほぼすべて、一見無駄に思えそうなものまでやりました。

その結果として、60人にはいかなかったのですが、50人ものOBOGが協力してくれました。交通費も謝礼もなしに。

そして、実際に授業は改善点こそ多々あれど、成功したと思っています。
(詳しくは、https://note.mu/okudangomushi/n/n6edf804af120

そして、去年の活動を通して、一番に感じたこと。

それは「自分の無力さ」です。

たまに勘違いしそうになるのですが、
自分はあくまで、はじめにやろうと言い出しただけで、
決してめっちゃ凄い人ではないということ。

自分一人では、これだけ多くの生徒に+の影響を与えることは出来なかった。

OBOGの皆様が時間をとり、生徒達に対し真摯にお話してくださらなければ、この結果は生まれなかった。
そもそもこんなリスクある活動を許可し、協力してくれた先生方がいなければ、
そもそも開催することすら出来なかった。

だからこそ、協力者の皆様には感謝しかないです。
1人1人の皆さんの暖かい協力が、本当に嬉しかったです。

時々忘れて自惚れることもあるのですが、この事は今も強く痛感しています。

さて、今年もそんな交流会開催まで残り1カ月となりました。
僕自身、東京にいることや、他の就活周りのボランティアも始めたこともあって(言い訳)

正直に言うと、今どれだけのOBOGが協力してくれるのか、可視化できていないのが現状です。(先週土曜に正式にフォームを発信したため。)

さて、もしこの文章をここまで読んでくださったOBOGの方がいれば、是非とも下記フォームの登録していただけると幸いです。(過去に協力してくださった方は、登録なしで僕への個別連絡をいただければ、それでOKです!)

https://forms.gle/xXxqDyVw76ebVE3c6

もし、協力を検討していただいている方がいらっしゃるならば、僕から伝えたいことは一つ。

本当にささいなことでもいいので、ほんの少しでも協力していただけるだけで嬉しいです。

それは、この文章をいいね!することもそう、津高の同期との会話にこの話題を勇気を持って出してみるのもそう、決して交流会に参加することだけが協力ではないと思っています。

更に言うと、OBOGネットワークという、OBOG名簿も同時で作成しています。そちらは情報提供だけなので、皆さんの好きなタイミングで協力することも出来ます。
ご検討していただけるだけでも幸いです。。。

さて、世間は3連休だったらしいです。
おそらくこの文章を僕が書いている間も、
多くの人は旅行など、休日を謳歌しているかと思われます。

そういう人を見て、一言。

「旅行行きてえええええええ」

では、何故旅行にもいかず、カフェに籠って、時には感情的になり涙も流しながらこんな文章を書いているのでしょうか?

それは、誰かがやらないと、世の中は変わらないからです。

皆どこかで、もっと「高校教育はこうなったほうがいい」、「地元が元気になってほしい」等の思いはあると思います。
でも、自分の人生と天秤にかけた時に、自分の人生を優先してしまう。
それが普通だと思います。自分の人生、楽しんでなんぼです。

でも、誰かが本気で動かないと、高校教育なんて変わらないんです。
地元だって、元気にならないんです。
そして世の中、よくならないんです。

僕みたいなバカは少なくていい。
別にそんな人間、多くなくたっていい。

それでも、本気で世の中を変えるためには一人でもいいので、こんなバカは必要だと思っています。
僕は遺伝的に社会貢献をすることに楽しさを見いだせるバカなんです。

(ちなみにお父さんは今年定年退職しましたが、
 ボランティアで町内会長の仕事をやっていて、
 去年までより楽しいと言っちゃうような人です。)

こんなバカは一人か数名いればいいのですが、
それだけでは世の中は変わりません。

皆さんの協力がないと、何も変えることなんてできません。

さて、ほんの少しでも、本当にちょっとの気持ちでもいいので、

皆さんの中に

「教育をよくしたい」「地元をよくしたい」

という思いがあるのなら、本当にほんの少しでいいです。
365日分の1時間でも10分でもいいんです。
その、ほんの少しの時間でも協力してくだされば、
それが積もり積もることで少しずつ世の中を変えられると、僕は本気で思っています。

さて、キャリア教育の団体を復活させてから1年が経ちました。

学校側には、校長先生をはじめ、進路担当や多くの先生にも認められ、生徒の中にも協力者が出てくるようになりました。

また、ウェブメディアや新聞にも取り上げられるようになり、少しずつ社会的にも認められるようになってきました。

それもこれも、全ての協力してくださった皆さんのおかげだと本気で思っています。

僕は、この活動をゆくゆくは津市単位で行う予定です。
地元の大人による、地元の生徒のためのキャリア教育を市町村レベルで本気で行う予定です。
それは、津高校で成功させることが出来れば、そのノウハウを脱属人化させ横展開させることで可能だと思っています。

僕はこの活動を通して、津高を、そして津市すらも本気で変えられると思っています。

今一度お願いです。

この文章を読んで、ほんの少しでも何か思うことがあれば、どんな些細なことでもいいので、行動に移していただけると幸いです、、、!!

僕からの文章は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは皆さん、良い秋を。

PS. スガシカオのProgressが身に沁みます。

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