歌舞伎ヲタが滝沢歌舞伎2018を観たよ

※私はただの芝居好きなオタクです。
※ブログは個人の感想です。

はい、タイトルのとおりです。
欠けているものを埋めたいという欲が強い&順番にやりたいタイプなので、最近色々あるのですがまずは2018の話をちゃんと書いてからでないと進めない・・・ということで書きます。とはいえこれまでほど量は無いと思います。
滝沢歌舞伎2018は通常版のDVDを見ました。

歌舞伎パートについて

2018の歌舞伎パートは短めで大きく分けて2つでした。正確なタイトルが分からないので前半を例年どおり「男と女の舞」、後半を「虹」としておきますね。間違っていたら教えてください、有識者の方・・・

男と女の舞

冒頭は雅楽の蘭陵王のような長谷川純さんの登場から。
花道から出てきた滝沢さんは藤の絵付けの着物でしたので、一瞬藤娘か?と思いましたが全然違いましたね。舞台で三宅さん登場。

周りでJr.の方々がLEDのパネルを持って星空や赤い糸?を表現するという趣向でしたが、とても面白い使い方だなと思って見ました。なるほど古典舞踊にも現代的な技術を使っていいんだよね、と何だか納得です。

滝沢さんと三宅さんが女雛男雛のように踊っていたのが印象的でした。前場から早替えしたのかしら?だとしたらすごい。衣装は「流星」という演目の織女と牽牛のようでした。

ここでは着物でも組み合わせや照明でとても現代的な色使いに見えるんだなあと思って感心しました。

最後に降りてくる幕が虹のイメージだと思うのですが、配色が上が青・下が赤になっていて、これは怒られるやつだなと思いました。気象予報士の阿部さん、指摘してあげて〜。

なお虹というモチーフに対して私はついLGBTQと結びつけて考えてしまいますが、そのような意図はあったのだろうか(いや無いだろうな)。いやそれでなくても多様性の尊重とかそんなコンセプトがあったのであれば嬉しいなと思います。

歌舞伎パート以外の歌舞伎っぽいところについて

鼠小僧

正しく完璧な意味での見取り狂言(演目の名場面だけを抜き出して上演すること。逆に全ての演目は通し狂言と言う)でしたね。お丸さんと鼠の屋根の上でのやりとりから本水の立ち回りまで。

いやーーーー、観客の皆さんがついていけているのが凄い。初見の人大丈夫だったの?とにかくこういう人がいて、暴れてびしょ濡れになって気づいたら上から小判降ってたみたいな感じじゃなかった?観客側のリテラシーも要求する、本当の歌舞伎同様に予習が必要な演目でした。長い年月をかけなくても、古典歌舞伎のようになるんだなあと思いました(もちろん褒めています)。ひたすらなべ郎かわいかった!

五条大橋

岩本さんの弁慶似合ってる!滝沢さんのフライングも素敵でした。薙刀の上でのあのポーズは相当難しいと思います。

滝沢さんがタキシードみたいな衣装だったので、岩本さんも現代的な服でもいいのではって思いました。筋肉ムキムキのバーサーカーとかどこぞの傭兵みたいな感じでも面白いかもしれない。わざわざ古典ミックスしなくてもいいんじゃないかなって。いや、岩本さんのそういうのを見たいだけです。

歌舞伎パート以外の歌舞伎っぽくないところについて

目黒蓮何者感

めちゃ目立ってないですか。この頃の目黒蓮って何だったんですか。Snow Manじゃないんですよね。Jr.としての紹介じゃなくて林さんと並びで個人名で紹介されていて、すごいなって思いました。宝塚で言うと三番手ぽいところ。あと、しっかり踊れていたのが意外な感じしました。目黒さんのデビュー前後の映像を見ると少しダンス苦手なのかなって思っちゃうところがあるんですよね。心ここにあらずみたいな(この辺長くなるので割愛)。この歌舞伎ではとても自信があるように見えて、素敵でした。

あ、あとブギウギの衣装?みたいなの持ってるんやん!って。9人で作り直そうよ〜。あれでブギウギ歌おうよ〜。

その他(箇条書きで)

・三宅健さんの帝王感、いや覇王感、さすがです
・長谷川純さん、全然存じ上げなかったけどダンス凄い
・なんでバレエなんだろうな。タッキーのバレエに対する思いの根源を聞きたい
・だから顔するのに2時間はかかりませんて
・影山くんのソロ太鼓すごない?
・深澤さんはやっぱり先輩にイジられつつ自分もツッコミ入れてる時が一番輝くように思う

最後に

2018年の滝沢歌舞伎で滝沢さんは引退なんですよね。最後のメッセージでうるっと来てしまいました。

引退表明が2018年9月13日、滝沢歌舞伎ZEROを上演することが分かったのが同11月17日、滝沢歌舞伎2018DVDの発売日が同11月21日なんですね。滝沢歌舞伎2018の興行時には引退の決意をされていたんですかね?何をどこまで決めてやっていたんだろう、と思います。そして最後にしては、歌舞伎パートが大変少ない・・・!見せ場という意味では2016年の方が多かったですし、充実してましたよね。ちょっと残念でした。

さて、滝沢さんがジャニーズ事務所を退所され、滝沢歌舞伎ZEROファイナルの上演決定がオープンになり、私も心中穏やかではないのですが、ここのところ思うことを次のブログで書きたいと思います。



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