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優しさだけじゃ、救えない

度々、自分を振り返っては自分がどうなりたいのかを考えることがあります。

やってみたいこと、挑戦したいことはたくさんあるし、こういう世界を作りたいみたいなビジョンもあります。

ビジョンはぶれることなく、自分の軸として真ん中に据わっているのですが、そのビジョンに到達するために自分がどうあるべきなのかは日々、会社経営をしていく中で、人と対話する中で変わってきます。

過去を振り返る中で、たどり着いたのが「優しくて、強い存在」だなと感じてきました。

ケニアでの出来事

ケニアに行きました。マサイ族がいる国です。

僕は学生時代にケニアに行きました。マサイ族がいる国です。

その時に出会った出来事は濃すぎて、色んな学びがあったけど、その中の1つが「優しさだけじゃ、人は救えない」ということ。

アフリカ最大のスラム街がケニアにあって、滞在中にスラム街を見てきました。

スラム街の中は、今でも思い出すと吐き気がするぐらいの異臭が漂っていて、ゴミと土が混ざって踏み固められて道が出来ています。そこに多くの人が住んでいます(ざっと100万人ぐらい)。

スラム街を歩いていると、おじさんからお金が欲しいと物乞いされた。少しでも彼らの生活に役立てればと思い、持っていた小銭をあげようとしたらボディガードに制止されました。(スラム街を歩く時にはボデイガード必須です)。

ボディガード曰く、

「彼れらにお金を渡しても、何に使うか分からん。最悪の場合、誰かに盗られる。ここは麻薬が横行しているし、毎日のように強盗事件が起きている。」

とのこと。

優しさだけでは足りない

その時に感じたのが、お金を渡したとしても、根本的に彼らを助けることには繋がらないなと。いまの生活環境を変えるには、国全体を、社会の仕組みを変えるぐらい大きいことをしないといけないんじゃないかと。そのためには、優しさだけじゃなく、強くなければならない。

マイクロソフトを創設したビルゲイツの財団が多くの命を救うように、誰かを助けるには強くならないといけない。

ワンピースにもこんなシーンがあります。

チョッパーが病気のDr.ヒルルクを助けるために持ってきたキノコを持ってきました。ただ、チョッパーは間違って毒キノコを持ってきてしまったんですね。その時に、Dr.クレハはこう言いました。

『いいかい、優しいだけじゃ人は救えないんだ!!!!人の命を救いたきゃ、それなりの知識と医術を身につけな!!!!腕がなけりゃ、誰一人救えないんだよ!!!!』

優しさだけでは、救えない。

僕が大切にしていることの1つです。

決して優しくないわけじゃないです。けっこう優しいです。

優しくもあり、強い男になりたい。

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