「今」を一生懸命に頑張っている人へ

先日、SmartHRの宮田さんの記事が公開されました。

メンタル問題は起業家だけではなく、全ての頑張って生きている人に当てはまると思います。多分ですが、責任感が強く、問題を自責にして自分の中に溜め込みがちな人が追い込まれやすいのかなと思います。なんであの人が、、、と思うくらい誰にでもくる深刻な問題だと思いますし、僕も例外に漏れずメンタル問題に悩まされているので、もしこの記事で少しでも元気を誰かに与えられたら嬉しいです。

ちょっと重たい内容も含むので、読みたくない人は離脱した方が良いと思います。

まず、最初に言いたいことは「大丈夫、メンタル問題に悩んでるのはあなただけではないです。一緒に戦って生きましょう。」ということです。そして、僕は今も最高に楽しく仕事をしています。なんなら、以前よりもパワフルに毎日を過ごしています。

事の発端は、プロダクトマネージャー (PdM) を任された2018年6月ごろです。エンジニアから未経験のPdMにジョブチェンジし、指導者もいないまま、もがいていました。毎日毎日、劣等感に刈られながら、ひたすら考えて、社内の調整に走り、コーディングも行っていました。考えることが多すぎて、帰る頃には頭が飽和状態で痛いと感じる時もありました。基本的に、土日も読書や考えごとをしており、休んでいる暇がありませんでした (もちろん会社は完全週休二日です) 。要は働きすぎていました。僕は学生からベンチャーに飛び混んできて、今まで365日何かしら仕事をしていたし、それが日常となっていました。

そんな中、身体の限界よりも先に精神の限界がきました。ある金曜日、帰宅すると疲れていたのか、ベッドで睡魔に襲われそのまま寝てしまいました。起きたのは、12時前くらいでしょうか、突然原因もわからず、涙が止まらなくなりました。言葉にできない大きな不安に襲われて、居ても立っても居られない状態になりました。脈は早くなり、手足は痺れてきて、もうどうしようもできない状態で、必死に知人に電話をしました。話を聞いてもらい、独りじゃないという安心感からその日は落ち着くことができました。

その日から自分に不具合が起き始めました。多分症状としては、不安障害ですが、集団で行動ができなくなったり、どうにかなったらどうしようと電車も乗れなくなったり、突然脈が早くなって手足が痺れたり、自分で自分を制御できなくなりました。メンタルの問題が身体にも影響を及ぼしていました。幸いなことに、仕事ができないほどではなかったので、会社から帰ったら仕事をせず休むことを心がけていました。

この状態が数ヶ月くらい続きました。その間、僕の状態に気がついてコミュニケーションを積極的に取ってくれる仲間がいたり、僕の今の状態を伝えると定期的に話を親身に聞いてくれる人がいたりしました。本当に助けられたなと、感謝しかありません。その間にジムと契約して、運動を定期にするようにしたりして、頭を空っぽにする時間を強制的に作ることもしたりしました。今では、だいぶ自分をコントロールできるようになりました。

僕の持論ですが、メンタルはバネと同じだと思っています。強く押し込めば、反動も必然的に大きくなります。なので、小さく押し込んで、しっかり休んで反動を小さくすることが大事だと思っています。つまり、根詰めて働き続けて、ふと気が抜けた時に燃え尽きたような気持ちになってしまいます。そうならないためにも、平日ガッと働いた時は土日は休むことで、その衝撃を緩和してあげることが大切だと思っています。

一生懸命頑張ることもとても大事だと思いますが、一番良くない状態は自分が機能不能になってしまうことだと考え、休むときは休むことを心がけるべきだと思います。そして、自分の逃げ道をしっかり見つけておくこと。散歩したら気が紛れる、身体を動かせば気分がスッキリする、なんでもいいと思います。自分のメンタルの限界を知って、それが来る前にちゃんとガス抜きをする。

一生懸命頑張ることはとても素敵なことだと思います。そんなに自分を追い込んで何になるんだと思われるかも知れません。ですが、それでもやり続けたいことがあるんです。

一生懸命に仕事を頑張ると同時に、自分を大切にしてあげることも本当に大事なことだと気がつきました。毎日毎日ひたすら頑張っている人、自分の信念を曲げずに、自分と見つめ合ってる人、その情熱は本当に大事だし、とても良くわかります。僕も同じです。一緒に戦って生きましょう。

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