夢追い人こそ効率のいい副業を
37.自信みなぎる
時給1500円に昇格。
まだ最高時給2000円には達していないものの、この時点での過去最高。
前のテレアポ会社では1100円~1250円だったことを考えると、大幅アップを勝ち取ったと言える。
そしてその後も、引き続き順調に契約数を重ねた僕。
時には社員に妬まれることもでてきた。
それもそのはず。社員達は「アルバイトに負けてるやないか。なにしとんねん!」と社長から度々説教を受けるようになったのだ。
妬む社員が揚げ足をとってくることもあったが、もはや名実ともにNo.1と言ってもいい仕事ぶりをみせていた僕。
「オレの揚げ足をとろうなんて身のほど知らずだねぇ。逆にあなたの仕事ぶりはダメ出しするとこだらけですよ~。」
とは言わないまでも、そう思うぐらいに、本当にどの社員よりも僕の方が営業力があり、尚且つ仕事上のミスも少なかった。
よく調子のいい野球選手が「ボールが止まって見えた」と言う表現がありますが、僕には他の営業マンが止まって見えていた。
テレアポを始めた頃は自信のない、結果も伴わない、全くの能無しだった僕が。
今や社員よりも営業力がつき、発言力も増し。
社員が断られたお客さんからも契約をとれたり。
社員から「私を指導してほしい」と直訴されたり。
僕の一言で、会社の方針が変わることすらでてきたり。。
2,3年の間にここまで急成長する奴もなかなかいないんじゃないか。
苦労した分、一気に報われたということだろうか。
そう思うと感慨深く、バイトの立場でおかしな話だが、僕は競争社会を勝ち抜いてる実感があった。
社員と営業してて、ある時こんなことをきかれたことがある。
「奥山さんはなかなか契約がとれない日とか、焦ったりしないんですか?」
僕はこう答えた。
「契約とれなかったとしても、別に僕が悪いとは思わないんで。やるべきことを全部やってダメだったら、今日は運が悪かったってだけで。僕でとれないなら、違う人がまわってたとしても契約とれてないでしょう。」
我ながら、なんて自信満々な発言でしょうか(笑)
でもよく考えたら、社員も大変なんですよ。
彼らは皆、毎日仕事の最後に"今日の契約数"を社長に報告しないといけないんです。
当然0ならお説教されるんじゃないかと、頭をよぎる。
プレッシャーで焦りまくっとるわけです。
だから僕に、「焦ったりしないんですか?」なんてきいてくるのです。
冷静さを失いながら仕事することで、悪循環になることもきっとあったでしょう。
その点僕は、あくまでバイト。
僕から社長に契約数を報告するルーチンもないし、契約をとれなかった日でも、社員みたいに厳しく説教をうけるなんてこともない。
ノンプレッシャーで、自分のやり方で、スイスイ営業してたのです。
結果が良ければ重宝がられ、結果が悪くても責められることもない。
都合のいい立場でもあったのです。
ここをポチッとすると、ボクをサポートできるんだって。 うっふん。