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応援するということ

先日、6/13にお笑いライブに出演しました。
お世話になってる先輩芸人・なっきーさんにお声掛け頂いての出演でした。

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その1週間ぐらい前の、6/7の事務所ライブに来てくれたお客さん(推定60代女性)が、ありがたいことに、このライブにも来てくれまして。

で、そのお客さんのことで驚いたことがありましたので。
今回そのことを綴らせて頂きたい。
あ、いい意味の驚きですよ。


まずですね。
実は僕、6/7の事務所ライブでスベりたおしてしまい、残念なことに、次回の事務所ライブに出れなくなったんですね。

そのお客さんからも「全然おもしろくなかった!」と酷評されたんですが、でもなぜか僕を応援しようとはしてくれてて。

「あなたの予約にすると得になるんだったら行く」と言って、6/13のライブにも来てくれたんです。

で、6/13のライブ終わりに顔あわせたときに、お客さんとこんな会話になりました。

お客さん:事務所ライブは、次ほんとに出れないの?

僕:出れないです。僕の力不足なんで、しょうがないですね。

お客さん:まあ私もアンケートにいい点数つけなかったしね…。
今日のこのライブは、来月出るの?

僕:MCやってたなっきーさんから声掛かったら出るっていう感じです。

お客さん:そうなの?じゃあ私言ってくるわ!

そう言うやいなや、お客さんは先輩芸人であるなっきーさんのところへ行き、こんなことを言いました。

「来月も奥山ツンヂ君を絶対出してあげて!!」


この展開には、さすがに僕も驚きました。
正直、なっきーさんに直訴してるお客さんの後ろ姿を見て、僕は思わず笑ってしまいました。

つい1週間ぐらい前に「全然おもしろくなかった」と言ってた人が、いつの間にか僕をめちゃめちゃ応援してるのです。

なっきーさん主催のこのライブ、僕に出演依頼のお声が掛かるのは、今までは年に1回ぐらいのペースなんですね。
それなのに、「来月も出してあげて!」とあまりの熱量でこられて、なっきーさんも思わず「わかりました」と答えてました(笑)

人の心理って、おもしろいもんですね。


でも僕は思いましたよ。これはいいことなんだと。
芸人は「おもしろい」と思われることが大事なのは勿論ですが、「応援したい」と思われることは、実はもっと大事なんですね。

例えば。
「おもしろい」と思われていても、いざ単独ライブをやったときにお客さんが数人しか来なかったでは、残念ながら商品としては成立しません。

逆に、必ずしも「おもしろい」と思われてなくても、「応援したい」と思う人が単独ライブにたくさん足を運んでくれたら。
商品価値としては、後者の方が上なのです。

お笑いは文化でもありますが、やはりビジネス。
お金をたくさん動かせた方が勝者なのです。

そういう観点で考えたときに。
今回熱いお客さんが現れたことは、「応援したい」を獲得したということであり、素直にいいことだと解釈しようと思いました。

スベったら、その分すごい熱量で酷評されてしまうのもセットなんでしょうが。
ま、ひとまずは良しとしましょう。

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