夢追い人こそ効率のいい副業を

21.そう甘くはない

テレアポを始めてすぐに時給1100円まで下がり、そこから1250円まではい上がった僕。

メキメキとテクニックを身につけ、そこのテレアポ会社の中でも、僕は中の上ぐらいの実力になっていた。

しかし。
ここからトントン拍子で時給2000円まで駆け上がれるほど、そこまで世の中甘くはない。

ここから思いがけない展開が訪れます。
僕のいたテレアポ会社の状況が大きく変わっていくのです。


22.その前に

"テレアポ会社の状況が変わる"と言っても、元々がどういう体系なのかを説明しておくべきですね。

まず、H通信という大きな会社がある。
泣く子も黙るH通信という感じの、テレアポ業界では知らない人はいないぐらいの会社だ。

H通信はリストを管理してる会社でもあり、その下にH通信傘下の代理店がたくさんある。

代理店はH通信からおりてきたリストに電話をしていく。

ざっくり言うと、そんな感じ。
僕はそんな代理店の一つで、アポインターとして日々数字を追って働いていたのだ。


23.それが重要な出来事であることに気がついていなかった

そんなある日、僕のいたA代理店のトップとして現場を束ねていたマネージャーが、H通信傘下の別のB代理店に人事異動することが決まった。

突然の知らせ。
マネージャーを慕っていたアポインターの中には、思わず泣き出す者もいた。

が、僕はというと至ってドライに捉えていた。

そもそも金欠の末にたどり着いたバイト先。
時給が1250円に上がったとはいえ、まだまだ金欠の生活状況は継続中の身。
正直お金さえ稼げるのなら、他のことは大きな問題には感じなかった。

現場トップが誰になろうが、自分がやるべきことを粛々とやってれば、なんら問題なく好成績は維持できる。
そんなふうに高を括っていた。

しかし今思えば、当時の僕は完全に見通しが甘かった


営業トークのテクニックは身についたとはいえ、そこでバイトを始めてたかが1年程度。
テレアポ業界の仕組み、代理店のあり方についての認識がまだまだだった。

にも関わらず、トークのテクニックさえあれば何とでもなると考えてた僕は、営業マンとしては青二才であった。

マネージャーの人事異動をきっかけに、この後、代理店全体の状況が一変してしまう。
それを予想できなかったのだ。。


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