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「恋焦がれた梅干し」

私が暮らす小田地区に松山からの玄関口に田渡(たど)エリアがある。

毎週土曜日に産直市「およりんか」を開いているが、ここの梅干しがとびきり美味しい。七折地区の梅を、ふっくら・ちょうど良い塩加減に干している。

数ヶ月前から買っていて、ちょこちょこ食べては「これを作っているかたはどんな人だろう。」と自分の中で思いを馳せる存在となっていた。

そして今週末、産直市に行くと店番にご年配のおばあちゃん。どうやらこのかたが作っているらしい。

お歳は97歳。毎年50kg干すのだという。少し耳が遠いけれど、優しい雰囲気で力強いおもむき。

「今年のぶんは5つに分けていたんだけど、もう残りひとつになってしもうたんよ。」

どうやら人気商品らしい。小田の数多ある魅力は優しくて芯のある丁寧なおばちゃんたちが紡ぎあげているようだ。

また来年も食べたいなと思う。そして来週の土曜市に行って、作りかたを早めに教わっておこうと思う。


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