Googleから新たな画像生成AIツールとなる「ImageFX」を公開しました。
MidjourneyやDALL-E3、Stable Diffusionの強力なライバルになると目されていますが、さっそく使ってみたので使用感の第一印象を。

最初に結論

• 使用ポリシー上の制約からプロンプトが通らないエラーケースが目立ちすぎる

• 画質はプロンプト次第だが、他ツールに今ひとつ届いていない印象（今後急速に発展するはず）

• 1日あたりの生成画像数に上限がある

• 日本での正式公開はまだ先なので、実運用もまだ先で良い

作例

ImageFXのユーザーインターフェース

所感

少々凝った画像を生成しようとすると、すぐに

というポリシー違反を告げるエラーメッセージが表示されて画像生成できないことがかなり多いようです。
（こちらは当然、違反するようなプロンプトを入力している認識は無し）
プロンプトのどの部分がポリシー違反になっているのかも不明で、違反にならないようにプロンプトを調整する時間がかなり無駄に感じます。

今後のブラッシュアップに期待しつつ、現状は使い慣れた画像生成AIを利用する形で問題無さそうです。

ImageFX自体は、プロンプト文字列から画像を生成するためのGoogleの技術である「Imagen」の最新世代「Imagen 2」を採用し、ImageFXで作成されるすべての画像には電子透かしであるDeepMindの「SynthID」が埋め込まれるとのことで、生成画像の権利周りの安全性なども担保されていくであろう点は注目すべき技術でしょう。

日本からImageFXを使う方法はこちらで紹介しています。
もちろん無料で読めますし、無料でImageFX使えます。