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制度を利用する側から見た景色とお客様が見る景色

今年は医療や介護関連事業所の仕事が次々来ており、医業経営コンサルタントとして、認めていただけるようになって来たのかなぁっと感じている。
医療、介護の事業所の課題は、国が進める「施設から居宅へ」の方向性すなわち、地域包括ケアシステムにいかに適合するかをしっかり見据えることから始まる。その上で地域から求められる自施設のポジションを明確にした戦略を立てる。また、医療、介護の世界は様々な法規制や診療報酬を知らないと経営は成り立たない。
がしかし、国の作る制度は往々にして制度間に隙間があり、例えば脳梗塞で麻痺が残りリハビリを受け、良くなって退院しても、その後もリハビリを受けないとまた元に戻ってしまうのに、退院後のリハビリに診療報酬が手当てされず、そういう方々が置き去りにされるという問題がかつてあった。今は様々な医療、介護に関わる方々の意見が集中し、改善はされたが。何が言いたいかと言うと、制度から患者、利用者を見るのではなく、具体的患者像、利用者像から制度を利用するお客様視点が大事だということである。隙間があれば物申す姿勢が求められるということ。
一般論だが、そのようなお客様視点の医療機関や介護施設の経営は様々な工夫で経営もいい、制度に振り回される施設はお客様の評判は良くない。

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