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代替品の脅威「2年使える人工腎臓」

よく知られている、ポーターの5つの力(5Forces)の一つに代替品の脅威がある。
世の中には透析クリニックがあまた存在し、腎臓を病んだ方々の人工透析を行なって、体の中の毒素を体外に排出している。しかし、体内に埋め込み、2年間継続使用できる人工腎臓が登場したため、透析クリニックは代替品の驚異に晒されようとしている。国内の薬事承認には時間がかかるだろうし、保険収載されるかはまだ不明、手術代と併せた価格もわからないし、患者への侵襲性の度合も不明なので、直ぐにどうこうということはないだろう。しかし、早晩、この技術が普及することは避けられないと考えられる。
ヒトのゲノムの解析から、個々人に合ったオーダーメイド治療が行われようとしたり、従来、血液採取で計測していた、生化学的検査が、血管に流れる血液を体外から様々なセンサーにより、無侵襲で計測する技術も開発されている。
どの業種であれ、経営者は技術革新に無関心であってはならない。

https://thenubiannews.com/2018/03/the-worlds-first-bionic-kidney-is-all-set-to-replace-dialysis-in-just-two-years/

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