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新規事業リサーチャーの情報源

朝から久しぶりに新宿をうろうろして迷子になる。暑いうえに大都会はつらい。とはいえ、せっかく街中にいるんだから誰かとご飯でも食べてエネルギーをもらおう、と思ったのだが方々に断られ、一人西口で冷やし天丼を食べる。味はともかく あの量で1,000円とるのか …

最近大きなプロジェクトが動き出して急にあわただしくなってきた。そうなると人と会って刺激をもらえるような機会が少なくなっている。個人的には外の知人友人からの刺激が仕事やるうえでのモチベーションの一つになっているので、なかなにつらい。せめて、直接は人と会えなくても、最近はネットでもおもしろい人のインタビューはあるから、代わりに刺激をもらおうと仕事そっちのけで普段の情報収集先を整理し始める。

いちおう新規事業開発のリサーチを行う仕事をしているので、昔から情報収集はいろいろやっているのだが、あらためて自分の情報収集先を見直してみると、一つ気づいたことがある。ビジネスや起業系の情報収集先がほとんどない。

新規事業のビジネスモデルやらマーケティングやら、仕事ではわーわー言っているくせに、その手の情報はせいぜい現場での知見ぐらいしかなかったのは自分でも少し驚きだ。まあ確かに振り返ってみると、ビジネスマンが読んでいそうな日経オンラインとか、スマートニュースみたいな経済系メディアは全然目を通していない。かろうじて日経新聞と英The Economistは目通ししているが、それは記事ではなく、記事に張り付いている統計グラフを収集するという職業病なだけなので、厳密には読んではいない。

いちおう分野としてはIoTやAIみたいな領域も仕事上避けられないのだが、その界隈の情報も積極的には仕入れていない。むしろ、インターネットのはるか外にこそ新しいものが転がっていると信じている派だ。

おそらく自分は、新規ビジネスというより、単に「まだ見たことのないなにか」にワクワクするのだろう。都会のど真ん中でトレンドのテクノロジーなんかを使ってVCから何億円調達みたいなベンチャーの話はあんまりうーんという感じで、それよりも都会の経済圏から離れた地方で、試行錯誤しながら新しいことをやろうとしている人の話のほうが好きだ。

海外のメディアもいくつかフォローしているのだが、例えばざっくりアメリカみたいなデカい話ではなく、ニューヨークとか、LAとか、ローカルで動いているコミュニティから発信されている情報が多いことに気づいた。そういう意味では東京もTO MAGAZINEみたいにハイパーローカルなメディアにはインスピレーションをもらっている。

まだ見ぬあたらしいものは、ローカルの現場に落ちている。っていうのが今日の話の無理やりまとめでしょうか。

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