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Beabadoobee - Fake It Flowers

昨年末から90年代の音楽、主にエモ、シューゲイザー、グランジ、オルタナに魅了されてきましたが、そんな中ぴたりとハマってきたBeabadoobee。
Patched Up→Space Cadet→Lovewormの順番で数ヶ月かけて好きになり、ただ今第4波真っ只中です。

初めて聴いた時の熱量を残しておきたいので、感想を簡単に。

先行シングルの5曲はリリースされる度に聴き込んでいました。もし全曲聴かずに今日まで待っていたら脳内バグってたと思います。

Care - もう飽きるほど聴きました。笑 MVの空気感やbeaのファッションも90年代や2000年代前半のvibesを感じますね。ギターで弾くのも楽しいし、アコースティックverも良かったです。
Worth It - いい意味で気楽に聴ける印象です。サビの歌メロの入りが最高だし、歌詞も好き。
Dye It Red - サビのギターですごく懐かしくなり鳥肌ました。あと歌おうとするとすごく難しいメロディだと思います。
Back To Mars - いいところにちょうど良い短さの曲。
アコギのキュッて音が生な感じがして好きですが、ギターだけじゃないってところで進化を感じます。
Charlie Brown - beaのインスタで一瞬聴いた時から期待していました。かっこ良すぎて体感50秒ぐらいなんですが…。特に最後のシャウトのオクターブ下での"Throw it away"が堪らなくてゾクゾクします。スクリーモで歌うの大変って本人は言っていましたが、絶対ライブで聴きたい…。
Emo Song - 曲名見た時から気になっていました…こういう全貌が把握しにくい曲大好き。LovewormのApple Ciderのようなサウンドもあって、聴けば聴くほど惹きつけられます。このEmoはどういう意味でのEmoなのかすごく気になるので落ち着いたら歌詞を読み解きたいと思っています。
Sorry - 一聴惚れです。これもCareと同じぐらい狂ったように聴いていましたが、ギターに夢中で、アルバム通して聴くまでストリングスをあまり意識していませんでした。ライブではどうなるんでしょう…楽しみ。これもアコースティックverがまた最高です。
Further Away - この曲と次のHoren SarrisonはBeabadoobeeの新しい一面が見える気がします。じわじわ来ます。ずっと流していたい感じ。
Horen Sarrison - Beabadoobeeにしては5分30秒と長めの曲ですが、そう感じさせない。アンビエント感もあり、色んな音があるのにまとまってるのはbeaの素の声の魅力があってこそだと思います。この辺MattyやGeorgeが関与してそうだな…笑
How Was Your Day? -  これこそ原点のbedroom musicですよね。シンプルで声にもどこか切なさがあり、歌詞がスッと入って来ます。会話も入れちゃってるのがまた良い。
Together - 2000年代前後のビーイング系?をちょっと思い起こさせる感じがします。あと初期のAvril Lavigneとか…。ギターはもちろん、2分40秒くらいからのメロディがかっこいいですが、バックサウンドがちょっとゲーム音楽っぽくて面白いです。
Yoshimi, Forest, Magdalene - 素敵な歌詞の筈なのにYoshimi, Forest, Magdaleneの名前にどんどん狂気を感じてきます。BeatlesのA day〜を聴いた時のような高揚感を覚え、鳥肌が立ちました。あと歌い出す前のhe〜のところなんか計算して生まれるものじゃないでしょ天才なの?
今年出たPhoebe BridgersやBright Eyesのアルバムもそうでしたが、最後の曲や終盤で衝撃を受けて茫然としたままアルバムが終わる…ていうのが堪りません。余韻さえも愛おしい。the 1975のnoacfもある意味最後で愛が溢れて決壊しちゃいますね。


一曲ずつ率直な感想を書いてみましたが、好きを詰め込んでるというか、ありのまま好きな音楽をやっているからこそ自然と影響を受けたサウンドが色濃く出ている印象でした。そこにBeabadoobeeならではのbedroom musicの要素が交わって唯一無二のアルバムになってると思います。

余談になりますが、アルバムのブックレットの最後にspecial thanks to〜みたいに載せてるのをよく見ます。中学の時にそれを見て、自分もいつか何か出すことがあったら真似して今まで影響受けた人やバンドの名前を載せようって夢見てたのを思い出しました。笑

最後にCareとSorryのアコースティックverを。

早くLPで聴きたい!あと本人によるギターレッスン動画も地味に期待してます。



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