HDDからカサカサカサカサとおそらく内部でディスクが擦れるような音が聞こえ始めてからしばらくの間、そのまま使用していた。ある日Windows 10にUSBでHDDを接続したまま誤って落としてしまい、宙ぶらり状態になった外付けのHDDが認識されなくなってしまった。

5TBのHDDだったのだが、おおよそ1.5TBほどの必要なデータが既に入っていたため救出する方法を探したときのメモを残しておきます。

結論

結論として、ここのサイトの方法を真似するとどうにかデータを別メディアにコピーして救出できた。

Mac OSとWindows OSが手元にあったため、Mac OSを使った方法を行った。(Win / Mac両方に接続する機会が多いためexFAT形式で外付けHDDはフォーマットしている。※exFATのフォーマットはMacのディスクユーティリティからフォーマットを行っている。)

今回の原因の一つとして考えられるのは、参考元のサイトと同じようなアンマウントの失敗だと思われる。接続中のまま落下させてしまったため、アンマウントの失敗に近いようなシチュエーションになったんだろう。

そもそも異音がなっていたため危ないものだったため他の原因もあり得るが

メモ

Mac標準搭載のアプリケーションにディスクユーティリティが存在する。

ディスクユーティリティ.app

ここでマウントされているものの状態が確認できる。
外部という欄に、グレーになり、「マウントされていない」という旨が表示されたHDDが表示されている。

[引用画像] https://migileft.com/20190111/hdd-not-mounted/

ディスクユーティリティで上部にある、First Aidを実行すると赤いビックリマークのアイコンと共に、失敗の報告が出てくる。ちなみにファイルシステム警告の終了コードは1と表示された。(サイト先の人も終了コード1)

サイトに従って、Mac標準アプリケーションのアクティビティーモニタを起動し、検索欄に「fsck_exfat」と打って、fsck_exfatというプロセス名があるものを左上のバツ印のプロセスの強制終了で落とした。

サイト先では終了させた瞬間にデスクトップにHDDのアイコンが出てきてマウントされたと出ているが、しばらく、5分程でてこないままで突然でてきた。

でてきたと同時に、警告ポップアップで
「読み込み、コピーのみしかできず、すぐにデータはバックアップとれ」というような警告がでてきた。

そのままの状態で、別なHDDにすぐにコピーしてデータを移した。
ただし、ギリギリの状態であったためかコピー速度はかなり遅く2週間ほどかかってしまう速度だった。

他の参考

First Aidの終了コードが8の状態の人たちの解決策

LacieHDDの保証について

Lacie製品は保証があるので、購入から2年以内とかだと返品、交換できる。
データのリカバリー（復旧作業）も行なってくれる。

Lacieの保証および交換ページ

ページ下、シリアル番号を入れる欄があるため、保証がまだ効いている製品かを確認できる。
シリアル番号は製品のどこかにシールとして貼ってある。

実際に保証を受けるには、アカウントを作ってログインする必要がある。
ログイン後
SEAGATEという会社のサイトに飛ばされる、Lacie製品はSEAGATEという会社でサポート管理を行なっているみたい。

Seagate保証および交換

上記のサイトでも先ほどと同じように、シリアル番号から保証機関や、モデル番号を確認できる。
モデル番号は返品の際に必要になる。

サイトに従ってどんどん進んでいくと、SEAGATEの返品交換お手続きページにいける。
ここに行くためには、先ほどのモデル番号などが必要となる。

赤字で書いてある、データリカバリーするためには下記リンクでメールか電話を送らないといけないようなので注意。

メールで送ってみたが、向こうから返信があるまでは待つしかない。

後日、メールは営業日に返信があり、以下の内容の質問に答えて、

◯シリアルナンバー：
◯ご氏名(フリガナ)：
◯E-mailアドレス：
◯お住まいの国：
◯郵便番号：
◯ご住所：
◯電話番号：◯パスワード（HDDが暗号化されている場合）：
◯内容データの総量（何GB程度か）：
◯HDDの利用用途(例:PC、CCTV 等)：
◯PC場合のOS(例:Win10, MacOS 10.15等)：
◯PC場合の環境(例:デスクトップまたはラップトップ)：
◯データリカバリーに至るまでの経緯をお聞かせ下さい：
◯データリカバリーの際に優先して復旧を行いたいデータの種類を以下より第1希望から第3希望まで下記の例からご指定ください。
第1希望：
第2希望：
第3希望：

◆ファイルの種類の例
- Photo
- Video
- Music
- Email
- Office Files (.docx, .xls, .pst, .ppt, etc)
- Others

発送を行なった。
帰ってくるメディアに関してはNTFSまたはHFS+での返送に限られるのでその返信も行なった。
発送の手配や送料等々は向こうで負担してくれるので安心して大丈夫。
ただ、発送に関してはUPSにて行われて、UPSに自分で電話をし集荷日を決めなくてはならない。

UPSの集荷にはInvoiceとShipping Lavelという二つの書類を印刷して集荷人に渡さなくてはいけない。これもSEAGATE側からpdfが送られてくるだけなので印刷するだけで大丈夫。

データリカバリーには約二ヶ月ほど時間がかかるが
メディアの交換は先に行われて新しいHDDが送られてきた。

HDDにはSEAGATEのフォーマットソフトウェアが入っているので、それを使ってフォーマットするように勧められる。
そのソフトウェアではNTFSとexFATの2つのパーティションを区切ってフォーマットをするか
NTFSのみによるフォーマットをするかを選ぶことができる。