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東京のラーメン/塩ラーメン5撰/塩生姜らー麺専門店 MANNISH

神田/塩生姜らー麺専門店 MANNISH

神田駅、西口商店街の果てにあるその店。
昨今塩清湯界隈でもかなりの名を馳せている。

地下にその店はある。

地下へ続く階段。
ここを降りていく。
かなり急な階段ではある。

手狭な階段を降りるとすぐに店舗となっている。

並び方の手順だ。
このところ日曜日の営業でも行列が絶えないほどだ。

「食券先買い」

スタッフさんに声をかけられるので買った食券をあらかじめ渡すシステムだ。
券売機の横には限定の札が差し掛かっている。
限定の数もかなり多いのでそのへんも気にしつつ来店すると良いだろう。
普段から階段まで列を成すこの店。
回転はそこまで悪くないので気長に待つとそのうち呼ばれるのでカウンターに腰掛ける。

注意書きなどを読みながらしばし待つ。

これを読むとみんなか幸せになれる。
そんな気がする。

食券先渡しなのでカウンターに通されると手早く調理にかかってくれる。
着席してからはほんの数分だ。

塩生姜らー麺(生姜増し)
¥800

塩清湯である。
鶏系のスープに特殊な加工を施した門外不出の塩ダレ。
この塩ダレの万能性が高いので限定の幅も広い。
素直にデフォルトの塩生姜らー麺をまず味わって欲しい。
新鮮で感じたことのない類の生姜の刺激、そしてどこか懐かしくクセになる味だ。

そして麺はスタンダードともいえる加水率高めの中細のストレート麺。
非常にさっぱりと頂ける。
この麺がまた美味い。

丼を彩る緑のあしらいは「江戸菜」といわれる小松菜に近い野菜で少々辛味がある清涼感たっぷりのモノだ。
その上にスプラウトが乗る。
しっかりと見た目も鮮やかにキメてある。

そしてこの鶏肉がユニークなのだ。
今流行している低温度調理の胸肉とは大きく違う。
別な角度から低温度に調理してある皮付きのもも肉だ。
これが柔らかくて味が染みており絶品なのだ。
この類の肉を乗せたラーメン屋はここ以外ボクは知らない。
この肉がほぐれるほど柔らかくて美味い。
そしてさっぱりとしている。
肉増しにしてみても決してモタれないだろう。

味玉はサービス券のスタンプが貯まるとサービスとしてつけて頂ける有り難い常連向けのサービスだ。

生姜増しもスタンプが貯まっていればコールできるシステムになっている。
寒い冬にはオススメのサービスである。

熊本県産のひね生姜という品種を使っている。
おろしたては鮮烈に辛味も冴えて生姜独特のスパイシーな風味がとても美味い。
ラーメンに生姜。
このところの流行りのようにみえるが生姜の使い方を新しく洗練させたこの店ならではの味は素晴らしいと思う。

独特の雰囲気とアイデアを兼ね添えた店主のセンスがキラリと光る神田の塩屋。
新しい機軸の生姜と塩のカタチを味わいたければ神田へ。
普通のラーメン屋にはない刺激があるだろう。

近々、年内か年明け。
地下から路上に移転するとのことなのであらかじめ注意されたし。

デフォルトの塩ラーメンの他にも豆腐らー麺なんかもすごく美味い。

兎に角考えることが新しいしセンスを感じざるを得ない。

油そばに至っても普通の油そばではない。

デフォルトも毎日食べていて飽きない出来だが限定商品も毎日のように違ったモノが出される。

イカスミに━━━━

ヴォンゴレ。

焦がしチーズトマトラーメンに━━━━

焼肉━━━━……!?

などと限定商品でもあの手この手で飽きさせず楽しませてくれる。
限定情報をチェックして限定狙いで店に行ってみるのもオススメである。

営業時間

11:00~20:00

日・祝 11:00〜16:00

定休日

無休

座席

カウンター7席

備考

昼飯時は並ぶ。
並びの手順の張り紙通りに並ぶ。
回転は早いのでそこまで待つ心配はない。
池袋/塩そば専門店 桑ばら
巣鴨/らーめん 生姜は文化とは姉妹店。