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試行錯誤の過程。

こんにちは。
日常キロク製作所です。

いつもお世話になっているカフェの
オーナー&店長のご厚意で、
カフェ店頭にて「家のお守りBOOK」の試作品を
手に取っていただけることになりました!

西荻窪で、朝5時からオープンしているカフェです。

今できる精いっぱいを詰め込んで、送り出しましたが、
ここに来るまでにも、たくさんの試行錯誤が…ありました。

今日は、そんなお守りブックの試行錯誤(迷走)の過程(途上)を
記録しておきたいと思います。



1.綴じファイルのサイズ

どれも一長一短。

まずはサイズ。
一番最初の作品は、手のひら+αのサイズで作りました。
「お守り」感を出したくて、持ち運びができるサイズにしたけど、
小さくて文字が読みづらいのではとの意見を多々いただき。

メインで手に取ってくださる方をイメージしたとき
年配の方も多くなってくるかなと、
次に作ったのがA4横版。

たしかに読みやすいのだけど
大きすぎて、なんかかさばるし…ときめかない。
これだと大事にしたい「振り返りやすさ」からも
遠のいてしまう気が…と、いったん保留。

こうなったらもっと入れる内容を厳選して、
超手のひらサイズにしてみては?と、写真L版横ファイルも検討しましたが
本当に写真程度の情報しか入らなくなり
フォトブックとの違いがわからないな…と。

初代(おばあちゃんち解体時に作ったもの)
試作2号(文字を大きくするため作ったもの)
A4横より一回り大きいから、嵩張る。
試作3号(L版フォトブック)
現在採用のもの(A5横)

今のところはA5横ファイルに落ち着きました。
ぎりぎり持ち運べるサイズ。
手に取ってもギリ重たくない。
文字も、フォントを大きくすればなんとか見れるか?と。
(ここはまだ要改善)

だけど、
サイズは敢えてカチッと決めなくても良いかなと思えてきました。
その人にとって見やすいサイズ、手に取りやすいデザインがあるなと。
だから今のところ、A5をメインにしますが、
オプションでサイズを選べる余地は残したい。

2.ファイル形式

バインダー式?ビス式?

次は仕上げの形式。
仕上げは製本せず、
継ぎ足し可能なファイル式にしよう!
ということだけは、最初に決めており。

当初はリング金具のバインダー式を探していました。
バインダー式の方が、入れ替えしやすくて、ボリュームも入るし、
テーブルクロスや壁紙などのホンモノを綴じた時も、
ポケットリフィルがしっかり保護してくれる。

でも、A5サイズのリング式、なかなかない。
あっても、THE事務用の可愛くないやつ。
出かける先々の文具屋さんや
ファイル探すためだけに、東急ハンズにも
伊東屋にも鳩居堂にも、世界堂にも行きました。
あちこち探しましたが、店員さんにも
「あぁ、うちではおいてないですね~」と言われ続ける。
(もちろんネットでも探したけど見つからない)

2穴リング式はある。けど安定感と安心感ないから却下。

仕方なく、「可愛くないやつ」で作ってみました。
ページはめくりやすい。紙も保護しやすい。
けどファイルを立てると、中身が垂れて収まりが悪い!

頭を悩ませて初心に帰り
試作1号を眺めていたところ、
あ、最初の試作品はビス式フォトアルバムで、
のりつき台紙に貼ってつくったな…と。

初代の中身。
写真も小さく印刷して切って貼って、コメントも手書きメモを切って貼って…だった。

それなら、印刷用紙のサイズを少し縮小して、
この台紙に貼って収めていけば…
台紙がしっかりしているから立てかけてもダレない(←表現力)し、
よし、これでいこう!と。
アルバムになると、デザイン性高いものがあります。
可愛いのが。スタイリッシュなのが。
採用!
最終的には、発注してくださった方の
思い出の布などで、オリジナルのものをつくりたい。
表紙に写真の小窓も欲しいし、箔押しで文字も入れたい。。

3.デジタルとアナログのバランス

最初の作品は、自分のおばあちゃんの家の解体時に
キオクをキロクしたものだったので、
そりゃもう、全部が手作りでした。
当時はプリンターすら持っていなかったから、
昔の写真はiphoneカメラでなるべくきれいに撮って、
写真データをネットでアップロードして、
サイズ調整後に、セブン印刷機でプリントして…

子どもにも度々お付きあい願いました。
(りんごジュースのお礼付き)

ハサミで切って、台紙に貼りつけて
キャプションも全部、紙に手書きで切って貼って。
本当に手作り感満載だったけど、
それがすごく、周りには評判がよく、
手作り感、温もりを大切にした制作にしたいと
思うようになりました。

ただ、初代作成に費やした時間。
…約30時間!
勝手知ったる自分の家族の記録すら、こんなにかかっていたら、
他の家の人の思い出を、整理してまとめて…なんて
いったい何十時間かかるのか。。

途方に暮れて、気になっていた
「TOKYO創業ステーション」の無料起業相談に行ってみました。
初代作品を見てもらい、想いも伝えたところ、
アドバイザーさんから
「デジタルとアナログのバランスを考えた方がいい」との助言が。

なるほど、どっちかに全振りじゃなくて、
どっちも取り入れたらいいのか!と目から鱗。

そこから、全部をいったんデータで作成。
イラレができないので全部パワポで…(小声)
できることから、とりあえずやる、をモットーに…(大声)

寄せ書きや、ホンモノを綴じることろ、
印刷したものを、あえて台紙に入れていく、など
手作り感を残した方が良いと思ったところは、
アナログに戻していきました。

4.現段階では

こんな感じで落ち着いています。

背表紙作りにも苦戦しましたが、
(簡単に箔押し風で文字が入れられると思ってたけど
箔押しって簡単じゃないのですね…😭)
自分も利用している某写真サービス(○LBUS)の
背表紙タグをヒントに
デザインしたものを印刷して、ラミネートして
ビス用切り込み入れて…
見よう見まねで何とか!


まだまだ課題も改良点もありますが、
ひとつずつ丁寧に向き合って
育てていきたいと思います。

今回は長くなりましだが、
最後までお読みいただき大感謝です。
有難うございました!
また来週、お会いできたら嬉しいです。


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