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「愛と勇気で踊りましょ5 -ENJOY!盆踊り-」カバーイラストのコンセプトについて。~90年代りぼんと90年代団地の盆踊り~
「愛と勇気で踊りましょ5 -ENJOY!盆踊り-」のカバーイラストは、愛知県蒲郡在住のロミ・ニシザワさん(@romi_nszw)に手掛けてもらいました。 ロミさんとは昨年11月の愛知県豊橋市での「プロジェクトFUKUSHIMA!」のイベントでお会いしました。Romiさんは運営チームのメンバーで参加されていて、ロミさんはイベントゲストの「このよのはる(@konoyonoharu_)」のライブを聴きながら、タブレットで彼女たちを似顔絵に描いてました。 私はイラストを見て一目で
2023/12/10 踊月夜「踊り助平の忘年会 〜BONEN PARTY for CRAZY BON DANCERS〜」の感想
踊月夜さん(以下敬称略)は岐阜県美濃加茂市を拠点とする、郡上おどり/白鳥おどりを生演奏/生歌で演奏するお囃子サークルだ。愛知県や岐阜県には郡上おどりのお囃子サークルがいくつもあり、踊月夜はお囃子のクオリティに大変評判が高い。 コロナ禍が明けた今年、踊月夜はたくさんの演奏会を実施した。岐阜県内のみならず、岸野雄一さんがプロデュースした東京墨田区での民謡/盆踊りの複合イベント「すみゆめ踊行列」にも招聘され、踊月夜の存在を未だ知らなかった関東の多くの盆踊り愛好家たちを熱狂させ
「ケルベロス・セオリー」の展示を反芻するほどに、私自身が家父長制的価値観に気持ちよく浸ってきた奥底の悪が引っ張り出された。
「ケルベロス・セオリー」の展示を反芻するほどに、私自身が家父長制的価値観に気持ちよく浸ってきた奥底の悪が引っ張り出された。 「ケルベロス・セオリー」というアーティストコレクティヴによる展示会&イベントが名古屋の「See Saw gallery + hibit」にて催された。彼女たちの展示&イベントはこれまで名古屋にて、「spazio rita」「Minatomachi Art Table」で開催され、今回で三度目だと思われる。 「See Saw gallery + hib
ドラマ「エルピス」を、日本国憲法制定時における地方自治政策と、逆コース後の再中央集権化の、重ね合わせの日本統治の実態を軸に「テレビ局」「検察」「警察」の関係で論じても面白いのでは
日本のテレビ放送は、戦前戦中に警察幹部で戦後にA級戦犯となった読売新聞の正力松太郎らが推し進めた事業で、50年代初頭に新聞ラジオに変わる戦後体制の世論統制装置として目論まれた部分は強い。街頭テレビの力道山のプロレス放送はその嚆矢だった。 50年代後半に郵政大臣だった田中角栄らがテレビ局を「全国紙新聞社 - 在京キー局 - 地方局」と統制する。ここでテレビが中央政府の情報統制システムが完遂して、政府のプロバカンダ化となるかと思いきや、そう単純にことは運ばない。 地方局は名古屋